2021/12/09

現実になったレーサーの夢、攻めの姿勢が世界に繋がる

夢はフォーミュラピラミッド頂点!!

外国語学部 国際英語学科3年 外狩将さん

レース好きが高じて、プロのレーシングドライバーを目指すようになった外狩さん。筑波サーキットに通って練習を重ねながら、大学では国際英語やスポーツ科学について学んでいます。外狩さんにレーシングドライバーを目指すことになった経緯や現在の活動内容、今後の目標について話を聞きました。

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Qレーシングドライバーを目指すようになったのはなぜですか?

A

父親の影響で幼い頃からモータースポーツが好きでした。テレビだとあまり伝わらないかもしれませんが、サーキットで実際にレース観戦をすると、スピード感、高いエンジン音、タイヤの焼ける匂いなどがダイレクトに伝わってきて、すごい迫力なんです。高校まではレースを観ることが一番で、レーサーになりたいとは思っていませんでしたが、大学に入って少し時間ができたときに、たまたま見ていたSNSでレーシングチームのオーディションの告知を目にして、直感的に受けてみたいと思いました。

オーディションには実技と面接があって、これまでまったくフォーミュラカーの運転経験がなかった僕が正直合格するとは思ってもいませんでした。実技オーディションが始まっても最初は走り出すことすらままならず・・。しかし走りの攻めの姿勢を評価していただき、チームのドライバーテストに合格し、正式にフォーミュラカーデビューすることになりました。やっとレーサーとしてのスタートラインに立つことが出来ます。

Q今はどんな活動をしていますか?

A

所属しているのは、「ZAP SPEED(ザップスピード)」というレーシングチームです。第一線で活躍する多くの有名ドライバーを輩出するチームで筑波サーキットを拠点にしています。月に1,2度、筑波サーキットでの走行練習を重ねており、実走以外ではレーシングスクールでシミュレーターを使い練習をしたり、ジムに通って体幹を鍛えたり出来ることをしています。

現在は「フォーミュラエンジョイ」というフォーミュラカーで練習を重ねており、今後「スーパーFJ」というフォーミュラレースの入門カテゴリーで戦うことになります。レースに出るためにはまず基準タイムをクリアしないといけないので、そのタイムをクリアし、来年にはレースに出場することを目標としています。

Q名城大学の外国語学部に入ったのはなぜですか?

A

中学生の頃にイギリスのBBC放送で放送されていた「トップ・ギア」というクルマ番組が大好きだったんです。出演者がなにを言っているのか知りたくて、英語を勉強するようになりました。

高校1年生のときには2週間ほどアメリカに留学しました。現地の学生やホストファミリーと交流するのが楽しくて、帰国後は英語の勉強にさらに熱が入りました。英語の成績はよかったので、得意な英語を将来に生かせたらと思って、外国語学部を志望しました。



外国語学部サイト


Q学業とレーサーになるための練習は両立できていますか?

A

チームの監督にも勉強はちゃんとしなさいと言われていますし、学業を疎かにするのはレース活動を応援してくれている親にも申し訳ないので、そこは頑張ります。名城大学の外国語学部は、少人数で英語を使いコミュニケーションする講義が多いので、授業は楽しいです。将来は海外のレースにも出たいので、英語を学ぶことは自分の武器になると思っています。

ゼミでは富岡徹先生のスポーツ科学を専攻していますが、先生は体の使い方やトレ−ニングなどに詳しいんです。レーシングドライバーになるためにはフィジカルを鍛えることは重要ですが、僕はこれまであまりスポーツをやってこなかったので、先生から様々なことを教えていただいています。

Q外狩さんにとって名城大学はどんなところ?

A

学生の夢を後押ししてくれる場所だと感じています。特に外国語学部は先生との距離が近くて何でも相談できます。チームのオーディションを受けるときに志望理由書を英語で書こうと思って、ネイティブの先生に添削していただきました。英語で書いたのはきっと僕だけだったと思うので、オーディションに合格したのはそのおかげかもしれません。

名城大学は女子駅伝部が強かったり、野球部からプロ野球選手を輩出したりしていて、活躍するとキャンパスに横断幕がかけられるんです。そうやって活躍している名城生からも刺激をもらっています。僕も学生のうちにレースで結果を出して、横断幕をかけてもらいたいと思っています。

Q将来の夢や目標を教えてください。

A

卒業後はトヨタやホンダなど自動車メーカーの育成ドライバーになって、F4からF1へと続くフォーミュラピラミッドを駆け上がっていくのが夢です。とは言えとても狭き門なので、レース活動に理解のある会社に入って、レーサーを続けることも考えています。また、レーシングドライバーになるには莫大な資金が必要で、支援していただけるスポンサーを探すこともかなり重要で、今からスポンサー獲得のための活動もしたいと思っています。

残りの学生生活では、英語力を磨きたいし、プロのレーサーとして通用するように体を鍛えたいし、スポンサー探しもしていきたい。レーシングドライバーになるためにやりたいことはたくさんあります。

外国語学部 国際英語学科3年 外狩将さん

愛知県名古屋市出身。趣味はレース観戦。モータースポーツが好きな父親の影響で、幼い頃からサーキットに通っていた。レース観戦のほかに、お笑い、音楽、サイクリング、筋トレと趣味は多彩。将来はプロのレーシングドライバーになるだけでなく、日本でのレース人気や知名度をあげるための活動もしていきたいのだとか。