Studying abroad is the chance to broaden your perspective and gain confidence!

ニュージーランドとオーストラリア、2回の留学を経験した佐藤さん。特に2回目のオーストラリア・ブリスベンへの留学は「特別留学」という人間学部人間学科 独自の制度で、大学のサポートは一切なしという環境でした。果たしてその成果は?

TOEICの点数に不安を持ちながらも、勇気を出して留学!

最初の留学時はTOEICが450点ほどで、こんな実力で海外に行っていいのかなと不安に思うほどでした。英語を勉強するのは趣味という感じで、TOEICの点数よりも身に付けられたらいいなと思っていたので、点数をあまり気にしていなかったのも事実です。でも、実際に留学してみたら、案の定ダメージを受けました(笑)。
こんな私が留学を決心したのは、小学生からの夢を叶えるためです。アメリカに住んでいる友人や外国にルーツを持つ子が周りにいたので、海外に対する憧れが強かったのだと思います。

1回目のニュージーランドへの短期留学ではとても悔しい思いをしました。ホストファミリーはとても良くしてくれたのですが、全然会話が追いついて行けなくて…。この悔しさを晴らしたいという思いで2回目のオーストラリア留学を決めたのです。

人とのコミュニケーションが重要!授業で習う英語よりも大切な英語がある

はじめての留学であるニュージーランドでは、到着して3時間で日本に帰りたいと思いました(笑)。海外へ行ったことはありましたが、一人で渡航するのは初めてで、緊張していたんでしょうね。

大学での講義は、午前中の2時間はレベル別に分けられたクラスでの文法の授業を、1時間はレベルに関係なく希望のものが受けられる授業でした。私はスピーキングを選択したのですが、レベルが低かったため全然ついていけませんでした。でも、分からないなりに参加していたら、自然にコミュニケ―ションが取れるようになってきて、最後の一週間は帰りたくないと思えたほどです。
ホストファミリーも、私が理解できるように何回も根気よく同じことを聞いてくれて、こう聞かれた時はこう返せばいいのだと分かるようになっていきました。とても温かいファミリーでしたので、最後、帰国する際は号泣でした。

大学帰りには、街でのウィンドウショッピングを楽しみました。中でもスーパーがとても楽しくて、ペットボトル一つとっても、形やパッケージが可愛いんです。肉もすごい大きな塊で売っていたりして、とても新鮮でしたね。異文化での生活は、日々、刺激を与えてくれたように思います。

1回目の留学での気づきは、授業で習う英語よりも大切な英語があるということです。文法も大事なのですが、人とのコミュニケーションとの取り方のほうがバリエーションも多く、難しいのだと実感しました。

語学力以外にも得るものが多く、感謝の気持ちや思いやり、人間力があがったオーストラリア留学

ニュージーランドから帰国して約半年後にオーストラリアに留学しました。日本での半年間は、学内にあるグローバルプラザを活用しました。スピーキングアドバイザーやネイティブの方が常駐していて、会話をしたり英語学習のアドバイスをもらえるので、頻繁に顔を出して外国人学生とも交流しました。またヒアリングの必要性も感じていたため、洋楽を聴くなど日々の小さなことでも、英語を意識して過ごしました。

オーストラリアでは、ブリスベンにあるクイーンズランド工科大学の語学学校に通いました。8時頃から15時までみっちり授業があり、ほぼ英語漬けの毎日です。
オーストラリア留学は、名城生が誰もいない単身での渡航だったので、とにかく国籍の違う友達を作ろうと意気込んで向かいました。一番仲が良くなったのは台湾人の子で、一緒に勉強や買い物を楽しんだり、旅行にも行きました。今でも交流が続いており、今度日本に遊びに来てくれる予定です。

オーストラリアでは、学生寮に住んでいたのですが、ホームステイとはまた違った良さがありましたね。普段、実家暮らしなので、親に頼ってしまうことが多いのですが、家事もひと通り経験し、学校へは節約も兼ねてお弁当を持参して通っていました。そうするうちに、親への感謝の気持ちや、人への思いやりの気持ちが芽生えたように感じます。語学力以外にも得るものが多く、自分力や人間力があがった気がします。

自分の語学力の低さを突き付けられた1回目の留学。そこで生まれたリベンジ心と順応性が、充実した2回目の留学になったと実感しています。

4年で卒業ができる「特別留学」制度は、多くの人におすすめしたい!

オーストラリア留学で私が利用したのは「特別留学」という、人間学部人間学科独自のプログラムです。大学側は、留学候補地や大学リストを提示してくれますが、基本は自分が行きたい大学や場所を自由に決めることができます。大学がしてくれることは留学許可を出すぐらいで、期間から行先、滞在先、ビザの取得など、なんでも自分でやらなくてはいけないので負担は多いのですが、思い描く留学がある人にとっては、とても有意義な制度だと思います。しかも、留学期間中は休学扱いにはならず、私は2年生の後期の期間オーストラリアにいましたが、名城大の講義と交換で24単位が取得でき、4年間で卒業できるのも魅力だと思います。ぜひ、多くの人に利用してもらいたいプログラムですね。

将来は、世界とつながりたいので、旅行会社や航空会社への就職を視野に入れていますが、まだ漠然としています。先日も旅行業務取扱管理者の試験を受けてみたのですが、途中から試験勉強が趣味になってきて(笑)。当日はこの知識で旅行がもっと楽しくなればいいぐらいの感覚で受けたので、今は結果はどうなっているか楽しみです。

  • ニュージーランドのホストファミリーと。小学生と幼稚園のお子さんがいて、本当に可愛かった!男の子は将来会ってみたいほどイケメン(笑)

  • エアーズロック(ウルル)は、想像とは違ってすごく過酷な道のりでした。洋服とか化粧とか気にしてられないほどサバイバルな体験でした

  • 仲良くなった台湾人の友人と行ったモートンアイランドでは、シュノーケリングを楽しみました

  • クイーンズランド工科大学内にあった、海の中を表現したプロジェクションマッピング。さすが工科大学といった様子でした

  • オーストラリア留学では、お弁当持参で通学していました。定番のサンドイッチは、BLTやハンバーグ、ツナなどのバリエーション

  • 色とりどりの野菜がずらりと並ぶマーケットは、海外らしさもあって、見ているだけでも楽しかったです。ふらりとよく出掛けました

MESSAGE

ためらうのはもったいないです。勇気、意思、時間があれば何とかなります!もし、費用面で不安があれば、大学の助成金もありますし、バイトして貯めるなど、意思で実現できますよ。

留学DATA

プログラム 海外英語研修
渡航期間 2018年2月3日~3月3日(1年次春期)
研修先 ニュージーランド オークランド工科大学
研修都市紹介 【オークランド】
ニュージーランド最大の都市であるオークランドは、海に面した美しい港町。2つの湾に囲まれ、多くのヨットが行き交う「シティ・オブ・セイルズ(帆の街)」とも呼ばれています。高層ビルと豊かな事前が共生する魅力あふれる街です。
大学情報 【オークランド工科大学】
オークランド工科大学は、ニュージーランド北島の最大都市・オークランド に所在する国立大学。1895年設立。学生数2万9,000人。各施設も充実していて、ジム、図書館、カフェにいたるまでさまざまな施設が高品質で提供されています。大学から徒歩圏内に留学生のための学生寮が設置されています。
利用補助制度 海外英語研修派遣支援B奨学生
給付額 5万円(対象者全員)
選考方法 TOEICスコアと面接・志望動機により総合的に判定します
プログラム 特別留学
渡航期間 2018年8月~2019年2月(2年次夏・秋・冬期)
研修先 オーストラリア クイーンズランド工科大学
研修都市紹介 【ブリスベン】
オーストラリア第3の都市で、冬も比較的暖かく1年を通じて温暖で過ごしやすい気候。人口は約250万人。世界有数の住みやすい都市として、留学先、移住先、観光地として人気があり、高層ビルの立ち並ぶ都会と、山や川などの自然が両方楽しめます。
大学情報 【クイーンズランド工科大学】
ブリスベン市内中心部に位置し、オーストラリアで最も大きな大学の一つ。約45,000人の学生が在籍しており、その約15%は留学生です。キャンパスには食堂や書店の他、コンピュータールームやスポーツ施設、医療センターまで豊富な施設が揃っています。
利用補助制度 海外英語研修派遣支援A奨学生
給付額 20万円 または研修費用総額の2分の1
選考方法 TOEICスコアと面接・志望動機により総合的に判定します
特徴 ・満足度の高い研修先を厳選!
・渡航前、渡航後にTOEIC IPを受験
・現地デスク・営業所によるサポート(日本人スタッフ)
・毎年180名に最高20万円!充実した奨学金制度
・初めての海外渡航でも安心できるオリエンテーション
・研修参加後の単位認定有
・参加にあたって語学力は原則不問
・全員、大学が契約する海外旅行保険に加入