Semester study abroad program allowed me to get to know myself and gain confidence.

大学入学当初より留学を希望し、2年生の前期にセメスター留学を果たした荒野優奈さん。留学に行ったことで、元々もっている自分の強みを再確認することができたと話してくれました。留学先ではどんな経験をしてきたのでしょうか。

早い時期に留学をして、自分の視野を広げたかった

私の父はアメリカの大学を卒業していて、幼い頃から外国の方と交流する機会が多くありました。その影響で中高生のときから英語が好きで、大学に入学したら英語圏に語学留学をしたいと考えていました。外国語学部は希望者全員が参加できるセメスター留学という制度があって、2年生の後期に行く学生が多いのですが、私は留学に行き、いろいろな価値観に触れて自分の視野を広げたい、それを学生生活に生かしていきたいと思っていたので、なるべく早めに行こうと思って、2年生の前期に行くことを決めました。

楽しみではありましたが、留学も海外暮らしも初めての経験。「学校はどんなところだろう」「ホストファミリーはどんな人たちだろう」と考えるととにかく不安で、行きの飛行機では泣いてしまうくらいホームシックになっていました。

でもその不安は杞憂に終わり、学校がはじまって、ホストファミリーの人柄に触れるうちに不安はすぐに安心感に変わって、それからは3ヶ月間の留学生活はあっという間でした。

学校生活もプライベートも充実! あっという間の3ヶ月

不安を解消できた一番の理由はホストファミリーだと思います。お世話になったのはカナダ人のホストファザーと韓国人のホストマザーのご夫婦で、私が留学中にいろいろな経験ができるようにと、名所に連れて行ってくれたり、ご近所の皆さんとキャンプファイヤーをしたりと積極的に交流をもってくれました。ホストマザーは学生時代にイギリスでホームステイをしていた経験があるそうで、とても気を使ってくれて、私が英語を聞き取りやすいようにゆっくり話してくれたり、おいしい料理を作ってくれたり、本当の家族のように温かく接してもらいました。

現地では、カルガリー大学の語学学校で学びました。名城大学だけでなく、日本各地、世界各国から学生が集まっていて、プレゼンテーション中心の授業だったので語学力は鍛えられたと思います。別の大学から来た日本人の学生や、ヨーローッパや南米から来た学生とチームを組んでプレゼンテーションをするので、課題に取り組む姿勢が違ったりして大変な部分もありましたが、最後にはみんなと仲良くなることができました。

名城大学の外国語学部は、少人数制でネイティブの先生によるオールイングリッシュの授業が多いので、普段から英語を使う環境にいますが、留学をしてみて普段の授業のおかげで語学力が身についているということも実感できました。

3ヶ月の間には、SIMカードを借りていた携帯会社のサーバーがダウンして携帯電話が使えなくなったり、体調を崩してしまったり、終電を逃して帰れなくなり、友人と公園で夜を明かしたり(笑)、予期しないこともありましたが、トラブルに対処できたことが自信になったので、今となってはいい思い出です。

自分の長所が明確になり、それが自信につながった

私は大学1年生のときから、オンラインで海外の学生に日本語を教えるJaponect(ジャポネクト)という団体を立ち上げて活動しています。コロナ禍で海外に出ていけない中で、世界中の学生とオンライン上でつながり、コネクションをつくりたいという思いでスタートした活動です。

今回の留学では、Japonectで活動するメンバー2人もカルガリー大学にきていたので、現地でJaponectに参加をしてくれる学生を見つける試みもしました。カルガリー大学の中に広いカフェテリアがあって学生が集まっているので、そこで現地の学生に声をかけてみたんです。仲良くなって、Japonectの活動について話したら興味をもってもらえました。私たちはカルガリー大学の語学学校に通っていたので、自分から機会を作らないと現地の学生と交流する機会はなかったので、勇気を出してよかったと思います。

留学で一緒になった他大学の学生にもJaponectを立ち上げて活動しているという話をすると、「すごいね」と言ってもらえることが多くて、行動力があることは私の長所だと気付かされました。

目の前のこと、学生のうちにできることを精一杯頑張りたい

留学から戻ってきて、次は何に挑戦しようかと模索中ですが、まずはJaponectの活動が年度末で区切りになるので、活動の集大成としてこれまでに交流してきた世界中の学生を100人くらい集めて、みんなでオンライン交流会をしたいと思っています。

そして3年生になったら、インターンをするなどして、将来に向けた活動もしていきたいです。留学先で「将来は何をやりたいの?」と聞かれることが多くて、将来の道がまだ定まっていないことに引け目を感じることもありましたが、ホストマザーが「今はまだ学生なのだから、今やれることを思いっきり楽しめばいいと思う」と言ってくれて、その通りだなって。

これからも自分の強みを生かして行動を起こして、目の前のやりたいことを成し遂げていけば、その先に自分に合った将来の道が見えてくると思っています。

  • カルガリーで毎年7月に開催されるカウボーイの祭典「スタンピードフェスティバル」にも参加しました。街中がお祭り騒ぎで、ゴンドラに乗っていたら花火が上がりました♪

  • ロッキー山脈の麓にある小さな町「キャンモア」にホストファミリーが連れて行ってくれました。大自然に囲まれて食べたハンバーガーはおいしかった!

  • 語学学校のクラスメイトと。関東や関西の大学から来ている学生とも仲良くなり、いろいろな刺激をもらいました

  • ホストマザーはお料理上手で、カナダの郷土料理から韓国料理まで、いろいろ振る舞ってくれました。おかげで、胃が大きくなった気がします(笑)

MESSAGE

長い期間を外国で生活するのは勇気がいることだと思います。でも、一歩踏み出せば必ず得られるものがあると思うので、ぜひ思い切って行ってみてください! 現地では苦労したり、困ったりする出来事もあると思いますが、経験をすることで成長できると思います。

留学DATA

プログラム セメスター留学
渡航期間 2022年4月中旬〜7月中旬
研修先 カナダ・カルガリー大学