If you have curiosity, you’ll be fine! A challenge from a science master’s student with zero overseas experience.

本学理工学部から大学院理工学研究科へ進学。ロボットの運動学習制御に関する研究をしている横山さん。修士2年生の春休みに、フィリピン・セブ島でのインターンシッププログラムに参加しました。横山さんにとって、これが初めての海外経験。たくさんの刺激を受けたと話してくれました。

地政学の本に感化され、初めて興味をもった海外渡航

大学院では学部生の頃から取り組んでいるロボット制御の研究をしています。簡単に言うと、手長ザルが木の枝を掴みながら移動していくような枝渡り運動をロボットで再現しようという研究です。卒業後は自動車部品メーカーへの就職が決まっていて、部品の開発や設計に携わる予定です。


これまで国際交流や留学の経験はありません。大学院に入ってからさまざまなジャンルの本を読むようになり、興味のあった地政学に関する本を読んだことが海外インターンシップに参加するきっかけとなりました。その本には、社会情勢が複雑化する中で、メディアの情報を鵜呑みにせず、実際に自分の目で見て、正しい情報を掴むことが重要だと書かれていて。確かに、若いうちに自分自身でいろいろなことを経験しておくのは必要だと感じ、海外にいってみようと思い立ちました。

名城大学にはさまざまな国際交流プログラムがあり、私が参加したのはフィリピン・セブ島でインターンシップを体験するプログラムです。語学力不問と明記されていたので、英語に自信がない自分でも挑戦できるのではないかと思いました。渡航前は、名城生向けに無料で提供されている英会話レッスン「さくっとONLINE英会話」を活用。スピーキング力が弱いと感じたので、参考書を買ってきて勉強したりもしました。

心優しい同僚と、豊かな自然に囲まれて過ごした2週間

現地では、日本の旅行会社の支店でインターンシップをさせてもらいました。担当した業務は主に3つです。まずはパソコンが得意だったことから、パンフレットに掲載するマップの制作を任されました。2つ目は現地ツアーに申し込んだお客様の空港へのお迎えです。空港でお客様をアテンドし、ツアー内容の説明をしました。3つ目はお客様のアクティビティガイドに同行するというもの。アクティビティガイドでは、インターン生もアクティビティを経験させてもらえます。ジンベイザメと一緒に泳いだり、観光名所できれいな景色を見たり、セブ島の観光資源を学びながら満喫しました。


同じインターンシッププログラムに参加していた名城大学の学部生2人と一緒に働いていて、2人は私より英語ができるので、いつも助けてもらっていました。ある日、2人が別の業務にかかっていて、私だけオフィスで作業する日がありました。英語には相変わらず自信がなかったので、ちゃんとコミュニケーションが取れるか正直不安だったのですが、現地従業員の皆さんが分かりやすいようにゆっくりと話してくれて、言葉がなかなか出てこなくても気長に待ってくれました。


オフィスの雰囲気もとてもフレンドリーで、毎日みんなでテーブルを囲んでランチをし、休憩時間には誕生日の方のお祝いもしました。周りの人の親切な対応に助けられて、充実した時間を過ごすことができました。

コミュニケーションで重要なのは、語学力より積極性や好奇心

2週間という滞在期間が決まっていたので、短い期間に少しでも多くのことを吸収しようと思い、毎日反省の時間を設けていました。夕方になると今日一日を振り返って、反省点があれば、次はこう工夫してみよう、こんなふうにコミュニケーションをとってみようと、翌日に向けて目標を立てます。特に英語の拙さからコミュニケーションに課題があったので、盛り上がる話題や質問を考えて、自分から積極的にコミュニケーションをとるように心がけました。


そうやって過ごしていく中で、語学力が足らないことは痛感しましたが、語学力以上に、現地の文化に興味をもって積極的に知ろうとしたり、歩み寄ったり、チャレンジする姿勢が重要だと感じました。日本での人間関係と同じだと思います。相手に関心をもって自分からコミュニケーションをとることで、人間関係は深まっていく。それは海外にいても、言語が違っても、変わらないのだと気づきました。

英語力を伸ばして、いろいろな可能性を見出したい

渡航前は初めての海外ということで不安がありました。プログラムの事前説明会に行ったときは、学部生ばかりで修士生がいなかったので大丈夫だろうかと…。授業や就職活動、研究が忙しかったので、スケジュール面でもうまくこなせるか心配でした。でも実際は、研究室に理解があって自分次第でスケジュールを調整することができましたし、一緒に参加した仲間や現地の人たちの優しさに助けられて有意義な時間を過ごし、自分が今まで見たことのない世界を知ることができました。学部生の頃は海外に興味をもつこともなく過ごしましたが、今回フィリピンに行ってみて、他の国にももっと足を運んでみたいと興味が広がりました。


そのためにも、引き続き「さくっとONLINE英会話」を活用したり、英語を学べるプログラムに参加したりして、英語力を伸ばしていきたいです。そして、将来的にはグローバルに活躍できるようになりたいという気持ちも湧いてきました。

  • オフィスワークの日はパソコン作業が中心。自分の得意分野を活かした仕事が割り振られました

  • セブ島の観光マップを制作しました。パンフレットに掲載される予定です

  • 毎日スナックタイム(休憩時間)があり、 この日はピザを食べながら誕生日の方のお祝いをしました

  • インターンシップ最終日。私たちのために、従業員の皆さんがケーキとセブ島名物の鶏料理を用意してくれました

  • セブ島で有名な「TOPS」という展望台。夜景が特にきれいで、観光スポットになっています

  • 街中はいつも車やバイクで渋滞しています。トヨタや日産、マツダ、三菱など日本車がたくさん走っていました

MESSAGE

英語力に自信がなくても、語学力不問で参加できるプログラムは多数あるので、少しでも行ってみたいと思ったらぜひ挑戦してみてください。私は大学院生という立場でしたが、参加してみると立場や年齢は関係なく、遅すぎることもありません。自分の行動力や好奇心があれば、周囲の人と仲良くなって、充実した時間が過ごせると思います。

留学DATA

プログラム 令和7年度 春期 海外ボランティア・インターンシップ inセブ
派遣期間 2026年2月1日〜2026年2月14日
研修地 フィリピン・セブ島