The Nobel Prize
in Chemistry 2019

吉野 彰

特別栄誉教授・理工学研究科教授

1948年大阪府生まれ。エイ・ティーバッテリー技術開発担当部長、旭化成 イオン二次電池事業推進室・室長、同 吉野研究室・室長、リチウムイオン電池材料評価研究センター・理事長などを歴任し、2019年現在名城大学大学院理工学研究科・教授、九州大学エネルギー基盤技術国際教育研究センター客員教授。2004年紫綬褒章受章者。

Lithium
ion
Battery

研究成果 - リチウムイオン電池

Reason for
winning the
Nobel- 受賞理由 -

リチウムイオン二次電池の発明

この軽量かつ充電可能な電池は、携帯電話からパソコン、電気自動車に至るまで幅広く用いられている。また、太陽光発電と風力発電から大量のエネルギーを充電できるため、クリーンエネルギーの普及に寄与した。

Research
summary- 研究概要 -

ジョン・B・グッドイナフ氏の研究成果を基盤に、リチウムイオン二次電池の実用化に成功した。
吉野氏は、発火・爆発の危険性があり実用化に至らなかったそのリチウムイオン電池の原型の難点を解決するため、正極にコバルト酸リチウム、負極に炭素材料を用いることに着目。
結果、安全・軽量で何百回も充電できる耐摩耗性の電池が誕生した。