2020/03/16

自身のアイデアと企画で社会に挑戦!

企画コンテストで1200人中No.1に

経済学部 経済学科3年 奥出龍史さん

社会における課題を抽出し、その解決方法をあらゆる角度から考えていくことに深く興味を覚えた奥出さん。企業が主催する様々なスタートアップイベントに参加し、評価されることで企画力や実装力を磨き続けています。どのようなイベントに参加し、それがどのように自己成長につながっているのかを、話してもらいました。

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Q名城大学を選んだ理由は?

A

商業高校に通っていた時から、経済の仕組みについての動画を見ており、大学では経済を専門的に学びたいと思っていました。名城大学を志望したのは、フィールドワークや1年生からのゼミを通して専門性を深めることができ、さらに在学中から企業などと関わり合いながら、実践的に学ぶ機会がある点に魅力を感じたからです。現在、外国人労働者に関するゼミに所属しています。外国人労働者の問題は、とても身近なので、ゼミの仲間とできるだけ時間をかけて討論しています。その中から具体的な課題を見出し、解決方法を導いていく過程におもしろさを感じています。

Qスタートアップイベントに参加したそうですね。

A

はい。机上のアイデア提案で終わるのではなく、実際に企画したことがどのように社会に反映される可能性があるのか、試してみたいと思ったからです。このイベントは、複数の企業から出された課題に対して、解決に導くビジネスモデルを考えるというものです。東海エリアの様々な学生が集まり、主催者が決めたメンバー4人で1チームを結成。1時間半の制限時間内でまとめてプレゼンテーションを行い、企業が審査します。私たちのチームは「子育て」をテーマに、待機児童に関するビジネスモデルを考えました。具体的には、オフィス内に保育所を作り、運営費は企業が負担。不足する保育士の代わりに大学生にアルバイトをしてもらうというプランで、惜しくも2位になりました。

Q再チャレンジをしたそうですが、結果は?

A

2度目のチャレンジで優勝しました。2回目は、1回目の時に評価してもらえたことで、全国で1200人の中から160人しか選ばれない選抜メンバーとして参加しました。この時は「一人暮らしの大学生」について問題提起と解決法を提案。その内容は、不規則な食生活を解決するための月額制の食堂を作り、コミュニティスペースとしても利用できる多目的スペースにすることで利用料を徴収して運営するというものでした。審査を担当したベンチャー企業から高く評価されたことがとても嬉しかったです。

Q他に何か特別な活動経験はありますか?

A

名城大学が企業とタイアップして行う「IMPACT!」というプログラムに参加しました。これは、提案したことを実装できるというのが大きな特徴で、名城大学の仲間5人で参加。日本フットサル連盟、企業とタイアップして、大学フットサル全国大会の決勝会場の集客からイベントまでの企画立案、実装する取り組みを行っています。広報担当のリーダーとしてSNSを使って選手の紹介をしたり、フォロワーを増やす方法を考えるなど、活動の真っ最中です。

Qこうした活動を通じて何を学びましたか?

A

一度やると決めたことは、最後までやり抜くことが、組織の目的達成のためには大切だと学びました。また、みんなの意見を聞いていかにまとめるか、自分の考えを他の人にいかに伝えるか、ゴールから逆算して考えられるようになったと思います。さらに、何でもやってみて、ダメだったら次に向かおう!という前向きな気持ちを持てるようになりました。
今は、「IMPACT!」の活動を通じて、企画の具体的なプラン作成から実装まで行うことで、よりお客様の満足度が高くなるような会場作りを追究していきたいと思っています。

Q名城大学の魅力は?

A

自分がスキルアップできる環境が整っていると思います。何かやりたいと思えば、手を差しのべてくれます。留学や資格に関しても多面的に協力してくれますし、企業と連携できる機会を数多く提供してくれるところも魅力だと思います。あとは自分がやるかやらないかだけです。充実した学生生活になるかどうかは自分次第ですね。

Q将来はどのような道に進みたいと考えていますか?

A

IT系のベンチャー企業が気になっています。ベンチャーだと、これまで私がチャレンジしてきたような企画なども若いうちから任せてもらえそうですし、スキルも身に付けられると思っているからです。そのためにも、今チャレンジしたいのはプログラミングです。まったく未経験なのですが、少しでも自分の可能性を広げるためにもスキルを身に付けたいと思っています。

経済学部 経済学科3年 奥出龍史さん

三重県出身。幼稚園から中学までサッカー一筋のサッカー少年だった。現在も友人らとサッカーを楽しんでいる。もともと目立つことは好きではなく、三重県から出たくないと思っていたが、大学進学をきっかけに世界が広がり、性格も変わったと自己分析する。