実業家・ウォルト・ディズニー
若者の活字離れが進んでいる…。学生のみなさんも一度は耳にしたことがあるフレーズでは。
「ちゃんと教科書を読んでいるから、文句言われることないし」と反論したくなる気持ちも分かります。でも実はこのフレーズ、40年も昔から言われていることで、何も今に始まった話ではありません。当時は、テレビが普及したことによって「活字離れ」と叫ばれるようになりました。今はパソコンやスマホの普及で、情報や知識を得ることがさらに簡単で便利になっています。
では、それの何がいけないのでしょう?
同じ情報や知識を得るならインターネットだって本だって一緒のはず。それなのに、なぜ大人は「本を読みなさい」とやたらと口うるさく言うのでしょう?
ミッキーマウスの生みの親のウォルト・ディズニーが言う通り、まさしく本は宝の山。
読書には、
①国語力や語彙力が上がる
②知識や教養が身に付く
③他人が経験したことを追体験できる
——などのさまざまな効果が期待できます。
でも「そんなのテレビやインターネットでもできるじゃん」と言われてしまえば、確かにその通りで、反論できません。果たして、読書のメリットとはいったいどこにあるのでしょうか?
それは他のメディアと違って音や映像がないことにあると私は考えます。
ある意味とても不自由なメディアだと言えますが、実はその不自由さこそが最大のメリット。想像力を養うには、これほど適したメディアは本以外にはないと思うからです。あなたも小説を読む時、頭に情景を浮かべながら読んでいますよね。文字情報をインプットしつつ、映像化するという2つの作業を頭の中で同時に進めることで、脳が活性化され、感性が磨かれて行くのです。
想像力が身に付けば、他人を思いやる気持ちも育まれ、コミュニケーション力も上がることでしょう。最近の学生のみなさんはことさら「リアル」を求める傾向にありますが、だからこそ「非リアル」の世界を体感しておくことも大切なのではないでしょうか。
シンガーソングライター・マイケル・ジャクソン
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小説家・チェーホフ
本は私たちにありとあらゆる情報や知識を教えてくれるだけではありません。
知らず知らずのうちに、私たちが暮らしていくために必要な想像する力や他人を思いやる気持ちの大切さをも、教えてくれているのです。しかも、1冊数百円〜千円程度で購入できるなんて…。自己投資としてはこれ以上コストパフォーマンスがいいものはないのではないでしょうか。
読破した1冊1冊があなたの血となり肉となるはず。まずは、「これは!」というタイトルの1冊を手に取ってみることから始めてみませんか。
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