画家・ジョルジュ・ブラック
大学生になってから、あなたは美術館に行ったことがありますか?
おそらくほとんどの学生が「行ったことがない」と答えるのでは。その理由は「なんだか難しそう…」とか「私なんかには敷居が高くて…」といったところでしょうか。なぜ想像がつくかというと、実は私も皆さんと同じだから。若い頃は「芸術なんてまったく縁のないもの」だと思っていました。
ところがある日、ふと立ち寄った街のギャラリーである絵画を見た時、全身に震えが走るような感動を覚えたのです。それは、名も知らぬ画家が描いた抽象画でした。もちろん絵画のことなど何も知りませんでしたが、「とにかくこの絵が好きだ」と思ったのです。
それ以来、暇を見つけては美術館やギャラリーに足を運ぶようになりました。
絵画、彫刻、書、写真…。あちこちの美術館や博物館へ行き、素晴らしい芸術作品をいくつも見ていると、知らないうちに審美眼が磨かれ、物事の良し悪しを見分ける目が養われます。また、心の琴線に触れる「これだ!」という作品に出合えた時の感動は、何事にも代え難い体験です。
幸いにも多くの美術館や博物館で学割を利用して安価で入場することが可能。人出の少ない平日の昼間に足を運べるという学生ならではの特権もあります。
この特権を活かさない手はありません。誰にも邪魔されずに、ゆったり作品と向き合ってみてはいかがでしょうか。
画家・パブロ・ピカソ
とんでもない近さで作品を鑑賞できる美術館。館内では、オリジナルの作品と同じ大きさに複製されたコピーが展示されています。
なんだコピーか…と思うなかれ。壁画などは空間ごと再現され、特殊技術を使った陶板画は本物と見間違わんばかりの再現度です。
以下の美術館は、名城大学生なら無料で入館することができます。学生証を忘れずに足を運んでみましょう。
国内屈指の陶磁専門美術館で、日本やアジアを始めとする世界各地のやきものの魅力を伝えてくれます。
※陶芸館と県民茶室の利用には別途料金が必要
文芸評論家、作家・小林秀雄
芸術作品との出合いは、かけがえない親友と出会うようなもの。
その存在はあなたの心を豊かにし、人生に喜びと潤いを与えてくれることでしょう。敷居が高いからといって足を運ばないのは、もったいない話です。
人生の友を探しに美術館や博物館へ出掛けてみてはいかがでしょうか?
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