2021.09.02

授業「国際フィールドワークII」で海外の大学生と協働学習

  • #CLAB (Collaborative Learning Across Borders)
  • #ICT X 学び
  • #アジア
  • #国際フィールドワーク
  • #国際交流
  • #学んだ!
  • #挑戦!

 2021年8月23日から9月1日にかけて、授業「国際フィールドワークII」をオンラインにて実施しました。この授業は、もともと香港やシンガポール、もしくはタイに実際に行って、現地の大学生とともに調査・研究活動を行うというものでした。しかしコロナ禍にあり、海外渡航が制限されるなかで、今年度はオンラインで実施することになりました。

 研修には名城大学の3年生と4年生の13名が、海外からは、タイのマヒドン大学、アジア工科大学院、香港の香港中文大学、ベトナムのハノイFPT大学の合わせて32名が参加し、合わせて45名で5つのチームに分かれて活動を行いました。
 香港大学の教員より、ビジネスモデルと効果的なビジネスプレゼンテーションのやり方についてのレクチャーを受けたのち、二つの団体・企業から今回の課題を受け取りました。シンガポールの住宅支援のNGO・Habitat for Humanityからは「ソーシャルメディアの効果的な活用法」や「効果的なデジタルキャンペーン」をめぐる課題、タイの音楽会社・TERO Entertainmentからは「アーティストSlot Machineのアジア・国際展開」をめぐる課題をいただき、10日間をかけて取り組みました。

 日本・タイ・ベトナム・香港・ネパール・インドネシアなど多国籍な構成の8〜9人ずつのチームで、ディスカッションはすべて英語で行われます。それぞれの国や大学ごとに、使用するツールやモデルが大きく異なりましたが、議論のなかでゴールに向けて意見を集約させていきます。最初は英語でのグループディスカッションに戸惑いを見せていた学生も、終盤には積極的に意見を出して、結論の構築に大きく貢献していました。

 最後のプレゼンテーションでは、課題を出してくださった企業の方にポジティブなコメントをいただき、不安そうだった学生たちも充実した表情を見せていました。最終日には、それぞれの大学のキャンパスを紹介するアクティビティを実施しました。タイの大学では池に巨大なミズオオトカゲが歩いていたり、またギターとドラムでセッションを始める学生がいたり、あたかも皆で一つの場を共有するかのような雰囲気を感じました。