2021.09.08

「英語科指導法 I」ゲスト講師青山諒先生による特別講義開催!

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(写真提供:外国語学部)

2021年7月、「英語科指導法 I」(担当:藤原)の授業に、愛知教育大学附属名古屋中学校の青山諒先生をゲスト講師としてお招きしました。昨年度はオンラインで実施でしたが(下記リンク参照)、今回は対面で行いました。

ともに成長できる仕事

青山先生にはまず1)教員の仕事、2)近年の教育事情、そして3)教育実習についてお話しいただきました。先生は教員の仕事を「子どもたちの成長を支えるサポーター」、忙しいながらも、大変やりがいがあり自身も成長させる魅力ある仕事であると述べられました。次に近年の教育事情について、学習指導要領の改訂のポイントをおさえ、とくに評価について学校現場の視点で分かりやすくおしえてくれました。最後に、これから教育実習に向かう学生たちに、一番大切なことは「子どもたちと関わり合うこと」とアドバイスをされました。

講義のようす

模擬授業を受講

そして対面でいよいよ模擬授業の時間になりました。まずゲーム性の高いウォームアップ、教科書内容(野生動物の保護)の導入と学習、キーフレーズの練習、そしてただ英語を機械的に使用するのではなく、自分の立場や視点を明確にして主張するために英語を使用させる活動へと導きます。ICT、白板などをうまく活用しながら、とてもスムーズな授業を受けることができ、大変勉強になりました。

模擬授業のようす①

模擬授業のようす②

受講者の感想

現役教員のリアルな声を聞くことができ、大変有意義な時間でした。昨年の夏にもオンラインで先生の特別授業を受けましたが、今年は対面で、よりダイレクトに授業の雰囲気を感じられました。前期で私たちも模擬授業を作り、各々の課題を見つけてきたので、授業の見方が変わり、この授業で課題解決のためのヒントも得られました。
質疑応答で、私は「限られた時間での授業づくりで何に力を入れるべきか」に関してお聞きしたところ、青山先生は「アクティビティのネタづくり」に重点を置き、重要表現を使う、かつ本文の内容に絡んだネタを考えることがポイントだというアドバイスをくれました。やはり、新学習指導要領で主体的・対話的で深い学びが求められているため、生徒同士が協働して、いかに英語を使うかに配慮されていると感じました。どうすれば生徒のレベルに合った効果的なコンテンツを提供できるのかをよく考え、適切なアクティビティを作り、生徒の英語力の成長を見守ることが大切であることを学びました。
(加子華 外国語学部 3年)

青山諒先生と一緒に記念撮影

名城大学ではこれからの英語教員を輩出します。
(文責:藤原)