2022.06.13

萩藤ゼミ、フィールドワークで防衛省守山駐屯地へ!

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(写真提供:外国語学部)

 2022年6月9日(木)に、ゼミナールI(担当:萩藤)の学生9名が防衛省陸上自衛隊守山駐屯地でのフィールドワークに参加しました。

防衛省守山駐屯地での学び!

①事前に大学で概要説明(講話)を受けました。

②守山駐屯地でのフィールドワーク開始!

③人道復興支援活動、国際協力からみる語学の重要性について体験談を伺いました。

④化学部隊の装備品を見学しました。

⑤実際に装備品を着用してみました。

⑥軽装甲機動車の上に乗ってみました!

⑦高機動車の試乗体験もしました!

⑧撮影時のみマスクを外して記念撮影しました。

参加学生の感想

柳生恭佑(3年生)
最初に驚いたのは駐屯地のサイズで、自分の近所にこんなに大きな基地があることでした。しかし、自衛隊の方の話では守山駐屯地は最小レベルらしく、内部をバスや自転車を使って移動する駐屯地も存在すると伺い、移動だけでも大変だなと感じました。駐屯地内部で私達に話していただいた方々は気さくに対応していただき、学びに集中することが出来ました。
災害用パックの説明を受けた際ですが、これら装備が阪神淡路大震災前までは配備されていなかったことに驚きました。9月1日は防災の日ですが、災害対策を見直したのは国民や自治体だけではなく、自衛隊もそうだったというのを知りました。 化学科の装備を見学している際に、夏はどのくらい暑いのかを隊員の方に伺うと、長靴の中に汗が貯まるほどだと聞きました。「出てくる汗の量が多いと、やりがいを感じる」とも仰っていて、どれほどの量が長靴に貯まるのか気になりました。

木下瑠菜(3年生)
実際に駐屯地の中に入ってみて広いと感じましたが、駐屯地の中ではかなり小さい方と聞き驚きました。災害派遣時に使われる破壊構築物探査機は、胃カメラと似たような使い方であり、工夫がなされている道具だと思いました。また、災害派遣時に使われる車に乗った際は自分が思っているよりも何倍も暑く、有事の際にはその車内を防護服着用で移動すると伺い、体力勝負の仕事だと感じました。自衛隊についてはなんとなくしか知識がなく自分とはかけ離れている職業だと思っていましたが、自衛隊の中にも語学を必要としている職種があることを知り、今の社会において語学能力の必要性を改めて実感しました。

伊東茉紀(3年生)
今回の自衛隊駐屯地見学で沢山の貴重な経験をさせていただきました。装甲車に乗ったり、防護服を身につけたり、普段体験できないこともさせていただいて充実した時間でした。実際に第五次イラク人道復興支援に参加された方の話を聞きました。そこでは、通訳者が活躍をしていて、伝えたいことをしっかり言語化してくれる存在はとても大きいとわかりました。自衛隊は、自分には縁がないと決めつけてしまっていましたが、英語を活かせる場は多くあると知ることができました。

柴田菜々子(3年生)
今回初めて駐屯地の中に入ったのですが、思ったよりも広くてびっくりしました。実際に内部は寮があるなど、生活空間があることに驚きました。さらに今回は、実際に派遣に使われている車の内部だけでなく、車の上にも乗らせていただけて、とても貴重な体験ができたと思います。自衛隊の派遣の中でも言語の壁が想像以上にあるということに驚きました。自衛隊の方々もすごく気さくな感じで話してくださったので、とても充実した2時間だったのではないかと思います。

原田結衣(3年生)
駐屯所が全国に163箇所あると知り、このような広大な敷地を持つ場所が多くあることに驚きました。敷地内では、生活できるようにコンビニやお風呂場なども設置されていると伺い、近くで不測の事態があってもすぐに動けるのがいいと思いました。自衛隊の方々は国内だけでなく国外でも活躍しており、その際に語学力がとても必要とされる機会が多いのは意外でした。語学の使い道は色んな分野があると学びました。また実際に体験させていただけることが多く、自衛隊の方々が使っている装備や機械、更には災害派遣時に使われた車にも乗せていただき、とても貴重な経験になりました。フィールドワークは初めてでしたが、学校外で得る経験や知識を大事にしたいと思いました。

岩田幸音(3年生)
実際にお話を深く伺い、装備品を見せて貰ういただくことは初めてだったのでとても新鮮でした。フィールドワークの冒頭の説明では、私のように言語を習っている人がどれくらい自衛隊で活躍できるのか詳しく話してくださいました。実際、自衛隊×英語のイメージが全くなかったので、さまざまな形で活かせることを知り驚きました。今回紹介してもらった装備品は全体のほんの一部であることに驚きました。また、今までの地震の経験から学び新たな機材を開発してきたこと、自分が想定していたよりも多くの種類があることに驚きました。最後に、自衛隊で使っている車の上に乗る機会がありましたが、その頑丈さに実際に行く現場の過酷さを感じました。とても学びの多かった2時間でした。

小野松諭志(3年生)
本日は非常に貴重な体験をすることができたと感じました。不測の事態に対応するために訓練をされていたり、さまざまな道具を工面しながら取り揃えていたりすることに驚きました。また、自衛隊には化学部隊や通訳の仕事など様々な分野があることから非常に魅力的な面があると感じました。特に自衛隊の通訳で我々の英語力を生かせる可能性があると知った時は驚きました。今回は非常に有意義な2時間であったと思います。

磯村雅子(3年生)
今回の守山駐屯地見学では、非常に貴重な体験やお話を聞かせていただきました。普段乗ることのできない装甲車に乗らせていただいたり、第五次イラク人道復興支援に参加された方から直接お話を聞いたりなど、とても良い経験を得ることが出来ました。自衛隊には語学が堪能な方も数多くおられ、通訳として派遣される方がいらっしゃることを初めて知りました。また自衛隊には毒ガスマスクの有効性を知るために、毒ガスが充満している場所でマスクを取って歌を歌う訓練があると聞いたときは、非常に驚きました。これまで、自衛隊の方々の訓練や取り組みはメディアで報道される程度しか知らなかったのですが、今回のフィールドワークを通して、自衛隊の方々の仕事の過酷さや偉大さを実感することができました。

丹俊人(3年生)
守山駐屯地では、実際に使われている装備品や、実際に海外の現場に派遣された方々からの貴重な話を聞くことができました。外国語の能力が生かせるという側面は私にとって新鮮であり、また、外国語を学べる施設があることも初めて聞きました。また、自衛隊に対しては、規律を重んじる堅苦しい雰囲気が有ると思っていましたが、そうでもなかったのがすごく心に残りました。ただ、山での訓練、または災害現場から帰ってきたあとにすぐテントなどの清掃をすると聞き、それがキツそうだなと思っていました。他にも、今回の化学部隊の話から派生して、何人かの方にオウム真理教の地下鉄サリン事件について、個人的にインタビューをさせて頂き、なぜあそこまで被害が広がった理由について話を伺え、そこからオウム真理教の団体について少しですが知ることができました。

フィールドワークを終えて

 愛知地方協力本部長の下本様をはじめ、湯浅様、横山様などたいへん多くの方々にお世話になりました。ありがとうございました。
 ゼミ生からは、「仕事の過酷さとともに偉大さを知った」というコメントや、「さまざまな職種があり、そのなかでも語学が非常に重要な役割を果たしている」など、フィールドワークを通じて国際関係と関わる自衛隊の現状を知る様子がうかがえました。
 このフィールドワークを通じて、安全保障の現場を知り、政治外交・国際関係を研究テーマとするゼミ生の学びや研究がさらに深まることを願っています。(文責:萩藤)