2023.05.09

日本語学習サポートをとおしたグローバル化の理解:ベトナムのARISTEEL社とコラボレーション

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2023年度の前期、藤原ゼミでは日本語教育実践を行います。今回は、ベトナムのホーチミンにあるARISTEEL社とコラボレーションして、「グローバル」な社会を体験します。

日本語授業を取り入れる目的

 この実践の主たる目的は、「日本語教育実践の取り組みをとおして、日本社会がこれから迎えるであろう「外国人」との共生について理解を深めること」です。日本の人口減少といわゆる「グローバル化」を背景に、日本とアジア諸国、とりわけベトナムとの結びつきは強くなっています。愛知県の在留外国人数は全国2位、また日本語指導が必要な児童生徒数は全国1位です。中でもベトナム出身の方の増加は著しいです。
 また「いわゆる「ネイティブ」として日本語を教えることにより、言語知識、教育実践の技能、そして異文化について理解を深めること」も目的としています。「ネイティブであれば、誰でも言葉を教えられる」とよく言われます。しかし、この言説がどれほど安易なものであるか、実際に体験してみるとよく分かります。

ARI STEEL社と初交流!

4月19日(水)は、ベトナムのARISTEEL社と初交流を行いました。当日はNPO法人学び舎つばさの日本語教師、ゴックさんにも来ていただきました。

タムさんに会社についてお話しいただきました。ARISTEEL社は、2019年に設立された若い会社です。建築鉄骨施工図作成や製作管理、そのコンサルティングを行っています。日本の企業と多く仕事をされており、日本語学習や使用の需要があります。日本に留学、仕事をされていたタムさんのお話しをお聞きし、ベトナムと日本のつながりを感じることができました。
 今後の日本語の教育実践や文化交流を楽しみにしています。