2024.02.14

カンボジア海外研修:7日目!

  • #アジア
  • #海外研修

外国語学部

2024.02.13
 5泊7日のカンボジア海外研修が終了し、中部国際空港に到着しました。移動日を除く5日間で数多くの訪問を行いました。非常にタイトなスケジュールで、最終日は学生たちの疲労がピークに達していましたが、15名全員が元気に帰国しました。英語でのプレゼンテーションや子どもたちとの交流の企画は本当に大変だったと思いますが、学生たちは念入りに準備し、また状況に合わせて臨機応変に取り組んでくれました。そのおかげで、私が想定していた以上に素晴らしい研修になりました。以下は、本研修の主な訪問先のリストです。

本研修の主な訪問先リスト

<2月8日>
・元駐日カンボジア大使や若手研究者とのラウンドテーブル
・JICAカンボジア事務所

<2月9日>
・キリングフィールド
・トゥールスレン虐殺博物館
・中央市場(プサートメイ)
・愛センター

<2月10日>
・Friends International
・アキラ地雷博物館

<2月11日>
・アンコール遺跡群
・アプサラダンス

<2月12日>
・教育省のネイさんからのお話し
・シェムリアップの村の小学校


シェムリアップ・アンコール国際空港にて

研修を終えて

 学生達にどの訪問先が一番印象に残っているか尋ねると、村の小学校や愛センターという回答が大半を占めました。子どもたちとの交流が最も心に響いたようです。本研修に参加した名城生は、カンボジアの虐殺や内戦の凄惨な過去に自らの目で向き合い、「紛争と平和」についての理解を深めました。そして、様々な人々との実際の交流を通じて、カンボジアが抱える「貧困と開発」の課題について考えました。国際協力、平和構築、SDGsについての理解を深める機会になったと思います。
 私は5年ぶりのカンボジアでしたが、驚異的なスピードで開発が進むプノンペンの姿に圧倒されました。カンボジアの人々は虐殺と内戦の暗い過去から立ち上がり、大きく発展しようとしています。しかし、煌びやかな高層ビルの影にはスラム街が点在し、貧困や格差といった様々な問題が存在し続けています。学生たちは現地を訪問し、実際に自分の目で見て、直接人々から話しを聞くことで、開発途上国が抱える課題の一端を垣間見ることができたと思います。学生たちにとって、本研修がさらなる学びの機会につながることを願っています。(外国語学部准教授 宮下大夢)

中部国際空港にて