2025.06.30

多文化共生の現場で学ぶ----日本語交流活動をDiVE CAFEで実施

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(写真提供:外国語学部)

2025年5月30日(金)、名城大学外国語学部・藤原ゼミの学生たちが、名古屋市中村区にある DiVE CAFE を訪れ、日本語学習支援と交流活動を行いました。日本語を母語としない子どもや保護者とのふれあいを通して、学生たちは貴重な学びの機会を得ました。

DiVE.tvとDiVE CAFEの取り組み

藤原ゼミでは、日本語教育の実践活動を重要な柱としています。今回の活動場所である DiVE CAFE は、一般社団法人 DiVE.tv が運営する多文化共生の拠点です。映像制作、イベント開催、日本語学習支援、カフェスペースの運営など、多彩な活動を展開しています。

CAFÉでは日本語教室も定期的に行われており、楽しく生活するための実践的な日本語を学べる場として親しまれています。そこに今回、藤原ゼミの学生たちが参画しました。

当日の活動内容

当日は小学生3名、中学生2名、保護者1名が対象でした。活動はペア形式で行われ、学生たちは一人ひとりの学習者に寄り添った支援を心がけました。

小学生との活動ではあやとりや折り紙、ことばの辞典などを活用して単語学習を進めました。 中学生とは英語検定2級の学習や互いの言語についての会話を通じた交流が行われました。 保護者にはマンツーマンで日本語会話のサポートが提供されました。

活動にはボランティアの高校生も加わり、よりにぎやかで和やかな雰囲気の中で交流が進みました。

学生たちの声

参加した学生たちは、現場での学びや気づきを次のように語っています。

「私は中国人の大人の方の日本語の勉強をサポートしました。まだ意思疎通は難しかったですが、中国語を学習していたので助けになる部分もあり良い時間になりました。...教える度に『ありがとうございます』と感謝を伝えてくれることが嬉しかったです。」

「今回は年がかなり下の子たちとの交流だったので、よりやさしく話しかけるように意識しました。...相手がより話しやすい雰囲気を作るノリのようなものもとても大事であると学べた活動でした。」

「英語を母語としない外国人と交流する機会はあまりないため、言語を含めてどうコミュニケーションをとったらよいか不安はあった。しかし、小学生の子たちと一緒に折り紙を折っている中で、思っていたより言語の壁を感じずに遊ぶことができた。」

共に育つ学びの場を

今回のDiVE CAFEでの活動は、日本語教育の枠を超えて、多文化共生社会における実践的な学びの場となりました。学生たちは、異文化の中で相手を理解し寄り添う姿勢の大切さや、言葉だけでなく雰囲気づくりの重要性を実感しました。

藤原ゼミは今後も、こうした地域との協働活動を継続しながら、学生たちの成長とともに地域社会への貢献を目指していきます。