2026.11.03

入学前英語学習:無料で使えるおすすめウェブサイト

  • #入学前学習

 外国語学部を目指すみなさんへ

 入学までの期間は、大学での学びをより深め、スムーズなスタートを切るための大切な準備期間です。本記事では、大学での学習に向けたおすすめの英語学習法や、役立つリソース(リンク集)をご紹介します。

 外国語学部では、1年次前期からオールイングリッシュの授業がほぼ毎日あります。授業の説明も、クラスメートとの話し合いも英語です。最初の授業で「聞き取れない」「言いたいことが出てこない」と焦らないために、今のうちから英語を聞く・読む・話す・書く習慣をつけておきましょう。

 この記事では、無料で使える英語学習サイトを分野別に紹介しています。全部やる必要はありません。気になるものを2〜3個選び、毎日少しずつ続けてみてください。

続けるための3つのコツ

1. 毎日少しずつ。 週末にまとめて3時間よりも、毎日15〜30分のほうが力がつきます。通学時間や寝る前など、時間を決めておきましょう。
2. 「聞く・読む」と「話す・書く」の両方を。 入学後の授業では、英語で発言したり書いたりする場面がたくさんあります。インプットだけでなく、声に出す・書いてみるというアウトプットの練習も入れましょう。
3. 記録をつける。 手帳やスマホのメモに「何を・何分やったか」を書くだけで、続けやすくなります。入学後に振り返ると、自分の成長が見えてきます。

英語を「聞く・読む」サイト

授業では、先生やクラスメートの英語をその場で聞き取る力が欠かせません。まずは毎日、英語の音と文章にたくさん触れましょう。

● NHKゴガク/らじる★らじる(NHKの英語講座)
「ラジオ英会話」「基礎英語」などのNHK英語講座を、放送後1週間、無料で聞けます。1回15分前後なので、毎日の習慣づくりにぴったり。テキスト(有料)がなくても、音声だけで始められます。

NHKゴガク/らじる★らじる (https://www.nhk.or.jp/gogaku/)

● BBC Learning English
イギリスの放送局BBCによる学習者向けサイトです。人気の「6 Minute English」は、6分間の会話で身近な話題と新しい単語を学べます。スクリプト(英文)も読めるので、聞き取れなかった部分を確認しましょう。

BBC Learning English (https://www.bbc.co.uk/learningenglish/)

● ELLLO
100以上の国・地域の人たちが、自分のことを英語で話す短い音声・動画が3,000本以上あります。世界ではいろいろな英語が話されています。いわゆるネイティブ・スピーカー以外の英語にも、今のうちから慣れておきましょう。

ELLLO (https://elllo.org/)

● TED
世界中の専門家や活動家による短いプレゼンテーション動画です。英語字幕・日本語字幕を切り替えられます。興味のあるテーマを選んで、まずは日本語字幕で内容をつかみ、次に英語字幕で見直すのがおすすめです。

TED (https://www.ted.com/)

● Breaking News English
最新のニュースを、7段階のレベルに書き直した英文と音声で学べます。同じニュースを易しいレベルから順に読むと、英語の言い換え方も見えてきます。

Breaking News English (https://breakingnewsenglish.com/)

● ER Central
自分のレベルに合った易しい英文をたくさん読む「多読」のためのサイトです。日本語の画面にも対応しています。最初にレベルチェックをして、「辞書なしでスラスラ読める」レベルから始めましょう。

ER Central (https://www.er-central.com/)

● LearnEnglish Teens
イギリスの公的な国際文化交流機関による、10代向けの学習サイトです。動画・音声・記事に練習問題がついていて、文法や語彙の復習にも使えます。18歳以上の人向けには、同じ団体の LearnEnglish があります。

LearnEnglish Teens (https://learnenglishteens.britishcouncil.org/)

● NHK WORLD-JAPAN
NHKの国際放送で、日本のニュースや文化を英語で発信しています。大学の授業では「日本のことを英語で説明する」場面がよくあります。知っているニュースを英語で読むと、内容を推測しながら読む練習になります。

NHK WORLD-JAPAN (https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/)

英語で「話す・書く」練習ができるサイト

入学後は、授業中に英語で意見を言ったり、英語でレポートを書いたりします。一人でも練習できる無料ツールを使って、「英語を自分で使う」経験を積んでおきましょう。

● Speak & Improve
ケンブリッジ大学が開発した、無料のスピーキング練習ツールです。画面の質問に英語で答えて録音すると、AIがレベルの目安とフィードバックを返してくれます。最初は短くてもいいので、とにかく声に出して答えてみましょう。

Speak & Improve ( https://speakandimprove.com/)

● Write & Improve
同じくケンブリッジ大学による、無料の英作文練習ツールです。英文を書いて送ると、直したほうがよい箇所をすぐに示してくれます。登録しなくても使えますが、無料のアカウントを作ると書いた作品を保存できます。何度も書き直して、自分の英文が良くなっていく様子を確かめましょう。

Write & Improve (https://writeandimprove.com/)

● 生成AIチャット(ChatGPT、Gemini、Microsoft Copilot など)
無料版でも、英語でおしゃべりする相手になってもらったり、自分で書いた英文の間違いを説明してもらったりできます。「My English level is like a high school student. Please talk with me slowly in simple English.」のように頼むと、レベルに合わせてくれます。

使うときの注意: 名前や住所などの個人情報は入力しないこと、各サービスの利用規約(年齢条件など)を守ることも大切です。入学後は、授業や課題でのAIの使い方について外国語学部のルールがあるので、それに従ってください。

このほか、「聞く・読む」で紹介したサイトの英文を声に出して読む(音読する)のも、手軽で効果的な話す練習になります。

単語・文法・辞書・力試しのサイト

大学では、英語を英語で理解する場面が増えます。英英辞典にも少しずつ慣れておきましょう。

● Cambridge Dictionary
英英辞典と英和辞典の両方が使えます。イギリス英語とアメリカ英語の発音を聞き比べられ、例文も豊富です。わからない単語は、まずここで調べる習慣をつけましょう。

Cambridge Dictionary (https://dictionary.cambridge.org/ja/)

● Oxford Learner's Dictionaries
英語学習者向けのわかりやすい英英辞典です。「Oxford 3000」という、最初に覚えたい重要語3,000語のリストも公開されています。自分が知らない単語をチェックして、単語学習の目標にしましょう。

Oxford Learner's Dictionaries (https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/)

● YouGlish
単語やフレーズを入力すると、その表現が実際に話されているYouTube動画の場面を次々に再生してくれます。いろいろな地域の話し手の発音を確かめられます。辞書の発音記号だけではわかりにくいときに便利です。

YouGlish (https://youglish.com/)

● Quizlet
自分だけの単語カードを作って、スマホで覚えられるアプリです。単語カードを作って復習する機能は無料で使えます(テスト形式などの一部機能は、無料版では回数制限があります)。

Quizlet (https://quizlet.com/ja)

● 英検 過去問題(日本英語検定協会 公式)
英検の各級の過去問題(直近3回分)が、問題・リスニング音声・解答つきで無料公開されています。今の自分より1つ上の級に挑戦して、力試しや目標づくりに使いましょう。

英検 過去問題 (https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/)

1日30分の組み合わせ例

何から始めればよいか迷ったら、この組み合わせを参考にしてください。

おわりに

 4月から始まるオールイングリッシュの授業は、最初は誰でも緊張するものです。それでも、入学前に毎日少しずつ英語に触れてきた人は、授業の英語に慣れるのが早くなります。
 大切なのは、完璧を目指すことではなく、毎日続けることです。4月に教室で皆さんに会えるのを、教員一同楽しみにしています。