2023.01.25

英語スピーチコンテスト(愛知日米協会主催)で準優勝!

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外国語学部

2022年12月10日に愛知日米協会が主催する英語スピーチコンテストで、中村美月さん(外国語学部4年生)が準優勝!

2年間コンテストに挑戦し続けた体験や、4年間の外国語学部での学び、後輩のみなさんへのアドバイスについてお話を聴きました!

前列左から2人目(中村美月さん)

挑戦のきっかけを教えて下さい

自分自身の英語を使ったコミュニケーション力を試してみたいと思ったからです。スピーチコンテストのポスターを見たときに、これまでTOEICやIELTSなどの技能試験で英語力を測ったことはあったけれど、人に伝える手段としての英語については授業外の評価を受けたことがなかったな、と、ふと気づき、挑戦してみようと決心しました。

2年目の挑戦に向けての意気込みはどうでしたか?

初挑戦(2021年12月4日開催同コンテスト)では入賞を果たせず、悔しい思いをしました。初めて公式の場で英語のスピーチをするということでとても緊張していましたし、どのような準備をすればいいのか分かっていませんでした。先生や友人を含め、たくさんの方々に原稿を添削していただき、内容は良かったと自負していましたが、話し方やジェスチャーは不十分だったと感じています。昨年度は両親が来て、ビデオ撮影してくれていたため、自分なりに分析し、反省をすることができました。

スピーチの準備はどのように進めましたか?

今回は2度目の挑戦ということで、自分にとっての理想像がハッキリしたため、昨年度の入賞者のように原稿を完璧に覚えたり、大きなジェスチャーも用いて、相手に伝わるスピーチを意識していました。また、4年間で培った自分の力を最後に試したいとも思ったため、自分ひとりで原稿を書き、練習して、スピーチコンテストへ臨みました。

今年は最終学年だったため卒業論文執筆や、イベントの企画・運営、学会発表の準備など、様々なことが重なり、思うように準備を進めることはできませんでした。しかし、多数の応募の中から書類選考が通ったとの連絡を頂いたので、後悔がないように自分なりのベストを尽くしました。メラビアンの法則を参考に、スピーチで重要なのは言語情報より視覚、聴覚などの非言語情報であると気づき、今年度は原稿作成にはあまり時間をかけませんでした。

テーマが「The Person Who I Respect the Most~最も尊敬する人物~」で、アイデアをまとめやすかったこともあり、2日ほどで原稿を書き、英会話の先生に確認してもらい原稿を提出しました。そして昨年度の反省から、当日までの準備では、まず原稿を覚えること、ジェスチャーを取り入れること、質疑応答での質問の予測と回答案について考えることなどを準備しました。

コンテスト当日の様子は?

実は、原稿を完璧に覚えたつもりでしたが、当日は緊張からか思い出せず、時間制限もあるため2回ほど原稿を見てしまいました。昨年度の入賞者は誰も原稿を見ていなかったので、入賞は厳しいなとそのときは思っていました。一方で、昨年度に比べて、アイコンタクトやジェスチャー、話の抑揚など、相手に伝わるスピーチを意識できたと思います。質疑応答についても、予測した質問ではありませんでしたが、スムーズに受け答えをすることができ、自分の伝えたいことも話すことができました。

受賞した時の感想は?

純粋にとても嬉しかったです。しかも、ロールモデルである「私の父」の尊敬する点についてスピーチをして入賞することができ、本当に最高の思い出になりました。母がコンテストを見に来てくれたのですが、今年度こそ父にも聞いていてもらいたかったなと思いました(笑)

原稿を見てしまった時にもうだめだと思っていたので、まさか自分が準優勝させていただけるなんて思っておらず、最初は驚きました。スピーチを終えたあと、他の発表者の方々とも話し、「すごく想いが伝わった」「質疑応答がすごかったね」と言っていただけて外国語学部で4年間頑張ってきて良かったと思いました。

外国語学部の学びについて

学部の名前のとおり外国語を学ぶことはもちろん、自分の興味のある分野についても知識を深めることができました。2019年入学時に初代・学部長だったスリランカ出身のアーナンダ・クマーラ現・名誉教授の講義を受けて、途上国について関心を持つようになりました。貧困とは、単にお金がない状況を指すだけでなく、教育が受けられなかったり、綺麗な水が手に入らなかったり、問題が複雑に絡み合っていることを知り、彼らが持続的に生活できるような支援をしていくことの重要性を学びました。JICAの方をお招きしてイベントを開催したり、スリランカから茶葉を取り寄せて、大学祭で紅茶を提供したり、支援や途上国に関わる様々な経験をさせていだたきました。

また、外国語に関しては、私は4年間で、英語、スペイン語、タイ語、インドネシア語を学びました。私たちはコロナウイルスの影響から留学は断念せざるを得ませんでしたが、オンラインで海外と繋がることは容易になりました。海外の大学と授業内でオンライン交流をしたり、集中講義では多国籍なチームメンバーと英語でプレゼンをしたり、また、海外の大学生を紹介していただき、学生のみでオンライン異文化交流会の企画運営も経験しました。これらの活動を通して、私は海外に14ヵ国、300人ほど友達ができました。

外国語学部の教員や職員の方との距離は近く、何でも気軽に相談でき、挑戦を後押ししてくれる環境です。物事を悲観的に捉えるのではなく、どうしたら実現できるだろうかと考えて行動してみることが大事であると学生生活を通して学びました。

自分の英語力を試そうとする後輩に一言!

私自身、もともと外国語学部志望ではなかったため、入学時の英語力はそれほど高くなかったと思います。しかし、英語の必修授業やグローバルプラザに毎日通うなどの日々の積み重ねに加え、国際交流など様々な経験をしてきたことで、英語が好きになり、ここまで英語力を伸ばせたと思っています。

挑戦してみたいと思ったら、迷わずやってみてください。応援しています!