6月1日、外国語学部の授業「歴史と文化」および「日本の伝統文化」では、フィンランド・ヘルシンキ大学人文学部講師の布施倫英先生をゲストスピーカーにお迎えし、特別なワークショップを開催しました。
普段の授業では、日本の食文化の歴史(歴史と文化)や、日本酒の歴史と文化(日本の伝統文化)について、それぞれ日本国内の視点から学んでいます。今回は「海外における日本文化」をテーマに、現地で日本語・日本文化教育に携わる布施先生の講義を通して、海外での実際の例から自国の文化を客観的に見つめ直しました。
現地のWebサイトやSNSを分析!ツールを活用したリアルタイムな意見交換
前半は、布施先生からフィンランドの国情についてご講義をいただきました。そして、学生たちは「フィンランドに対するイメージ」について意見交換を行うグループワークを実施し、自分たちが持っている「他の国に対するイメージ」がどのようなもので、それがどのように形成されているか、理解を共有しました。
さらに、布施先生から海外における日本食・日本酒の広まりについて、フィンランドを事例に解説していただいた後、実践的なワークとして、現地のレストランのウェブサイトやSNSを分析するグループワークへと移りました。「歴史と文化」では日本食レストランを、「日本の伝統文化」では日本酒を提供するバー・レストランを対象に、それらの店舗が現地の人々にどのような印象(日本らしさ、高級感、親しみやすさなど)を与えようとしているのかを分析しました。
分析結果は、Webツールを使ってリアルタイムに共有されました。ここでは、レストランやバーの分析結果のほか、フィンランドで日本食レストラン、日本酒を提供するバー・レストランをオープンするならどのような店にしたいか、生成AIも使用しながら提案してもらいました。
画面上には各グループのユニークな視点や鋭い考察が次々と投稿され、それらに対して布施先生から丁寧な講評をいただきました。学生たちは、自分たちが普段当たり前に接している日本食や日本酒が、海外でどのようにブランディングされ、受け入れられているのかを知り、新鮮な驚きを感じていたようです。
海外の生活やキャリアにも刺激!授業後に広がる対話の輪
ワークショップ終了後には、学生から布施先生へ、フィンランドでの実際の生活の様子や、海外の大学で教鞭を執るに至った先生ご自身のキャリアパスなどについての問いかけがあり、布施先生には一つひとつ丁寧にお答えいただきました。
普段の「日本国内」という枠組みから離れ、「国際的な視点」から自国の文化や歴史を捉え直した今回の授業。参加した学生たちにとって、日本文化への理解を深めるだけでなく、今後の学生生活や将来の視野を広げる上でも、有意義な時間となりました。
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