2026.09.15

国際フィールドワーク(I) 開催報告(1)

  • #国際フィールドワーク

外国語学部

2026年度の国際フィールドワークI(英語圏)(担当:鈴村裕輔教授)は、2026年9月1日(火)から11日(金)までの日程で行われました。

中部国際空港に集合した参加者

マレーシアでの新たな経験

第1日目(9月1日[火])に中部国際空港からシンガポールのチャンギ国際空港に到着した一行は、陸路でマレーシアのジョホールバルに移動しました。

第2日目(9月2日[水])から第6日(9月6日[日])までは、マレーシアが国際フィールドワークIの舞台でした。

マレーシアでの課題解決型学習(PBL)は、イオンモール・テブラウシティから課題が提示されました。

今回のPBLの課題は、マレーシアの伝統的なろうつけ染めの技法でありユネスコの無形文化遺産にも登録されているバティック(batik)を用い、「イオンモール・テブラウシティの利用客の注目を集め、モールの魅力向上につながるような製品を作り、新たな商機を生み出す」というものです。

参加者は、PBLで協働するマレーシア工科大学(Universiti Teknologi Malaysia: UTM)の学生の皆さんとイオンモール・テブラウシティで施設の説明を受けたり、スルタン・アブ・バカール・ヘリテージ・コンプレックス(Kompleks Warisan Sultan Abu Bakar)を訪問してマレーシアの伝統文化や文化遺産についての知見を深めたりしました。

その後、UTMの学生とのグループワークを重ね、第6日目の9月6日(日)には、イオンモール・テブラウシティのTSUTAYA BOOKSTOREに設けられているイベントスペースで最終報告会を行いました。

イオンモール・テブラウシティでモールの副責任者から施設の概要などの説明を受ける参加者たち

マレーシア工科大学で行われたグループワークの様子

最終報告会で披露された柔軟な発想と大胆な戦略

最終報告会では、3つのグループがそれぞれ15分の持ち時間でそれぞれの案を発表しました。

各チームの案は以下の通りでした。

チームA…バティックで日本の着物を織り、日本風の可愛らしいキャラクターに着用させたうえで開封するまで中身が分からないブラインドボックスとして販売する
チームB…バティックを利用した弁当包みやカップ・スリーブを入手できるガシャポンを設置する
チームC…ネコ、タヌキ、招き猫、ダルマで日本風の可愛いらしいキャラクターを作り、バティックの衣装を着用させ、'Kawaii Batik'のストラップとして販売する

これらの発表を受けて、イオンモール・テブラウシティの責任者ナスルーラ・ビン・アブド・ムタリーブ(Nasrullah Bin Abd Mutalib)氏やUTMのプログラム実施責任者であるズライダ・スレイマン(Zuraidah Sulaiman)准教授などによる講評がありました。

講評では、柔軟な発想と大胆な戦略により、文化遺産であるバティックを現代の人々の嗜好に合わせて商品化し、モールの活性化にも寄与する方向性が示されたと高く評価されました。

閉会式を終えると名城大学の参加者はマレーシアを後にし、陸路でシンガポールに入国しました。

スルタン・アブ・バカール・ヘリテージ・コンプレックスでの伝統舞踊の実演後に行われた出演者との記念撮影

参加学生の声

【第2日目】

研修2日目です。午前はマレーシアのイオンモール・テブラウシティにて現地大学の学生と合流し、企業説明を受け、実際にモール内を見学しました。

モール内には桜やだるま、招き猫のような、日本を感じることのできるものを多く見つけることができました。

午後はグループごとに昼食を取り、課題についての戦略会議を行いました。言語の壁を感じながらも、身振り手振りや写真を用いながら、互いの国の文化について紹介し合ったり、課題についての意見交換を行ったりすることができました。
R.Iさん

【第3日目】

マレーシア工科大学へ行き、先生方の授業を聞いた。私が印象に残ったのは、遺産はただ古いだけではなく、価値のある貴重なものであるということである。

日本の世界遺産はどうなのかと考えてみると、確かに貴重な素材や建築方法、そして残す価値があるものがたくさんある。

また、たくさんのマレーシアの文化が展示されている博物館を何ヶ所か周り、マレーシアの多くの文化に触れることができた。

普段は自国の文化に関わることや考えることは無かったが、今日のアクティビティで改めて日本の文化の素晴らしさや在り方を見直すことができたち1日であった。
Y.Tさん

【第4日目】

今日は各グループで、発表プレゼンの作成をした。私たちの班は、分からないことがあったらお互い質問し合いながら意見をまとめることができたと思う。

また、昼ごはんや夜ごはんを一緒に食べている時に、文化の違いについて話す日常会話がとても楽しかった。また、自分が少しずつ会話を聞き取れるようになったり、言っていることが伝わったりしてきて成長を感じた。

プロジェクトは難しくて厳しいと感じることが多々あるが、初めての海外で同じ大学生と協力して学び合いができるのはとても良い経験だと思う。
S.Oさん

【第5日目】

本日は朝からファシリテーターの堀部さんたちと朝活に参加しました。

周辺の喫茶店でカヤトーストやコピなどマレーシアを感じる料理を存分に堪能しました。カヤジャムは非常に甘く、少し苦めのコピとの相性が抜群でした。

日中は各グループでプレゼンテーションの準備を進め、夕方にはサンセットを見にUTMの学生さんたちとダンガパークへ行きました。現地の子たちとTikTokを撮影したりと自由行動の時間ではお互いのことをよく知ることができました。
N.Kさん

【第6日目】

今日はプレゼンテーション報告会当日、そしてマレーシア滞在の最終日でした。

今日までチームメンバーと何度も話し合いを重ねて沢山準備して挑みました。私たちのチームは、マレーシアの伝統的な繊維製品であるバティックと、日本の伝統衣装の着物を組み合わせた商品を考えました。いつもとは異なる環境下で、発表は少し緊張しましたが、チームメンバーが''Calm down''と言ってくれて落ち着いて発表ができました。大変達成感のある報告会となりました。

私は初めての海外で不安や緊張を持ってマレーシアに来ましたが、現地のUTMの学生たちが優しく歓迎してくれて、マレーシアが大好きになり、ずっとマレーシアに居たいと思うことができました。

素敵な経験を提供してくれたファシリテーターの堀部さん、鈴村先生、UTMの学生、先生方全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
R.Sさん

最終報告会の様子

最終報告会終了後の記念撮影