この3月に外国語学部を卒業した2022年度卒業生のうち、8人もの学生が副専攻(経営学)を見事に修了し、「副専攻単位修得証明書」と「副専攻修了証書」を手にしました。副専攻受講者へのアンケートでは「大変満足している」「満足している」を併せ満足度100%!彼らがなぜ副専攻を目指したのか、どんな学びがあったのか、就職活動にはどう活かされたかなど、修了者の声をまとめてお伝えします。
副専攻を目指そうと思った動機
■動機は2つあります。1つ目はアルバイト先が商品企画から販売までを一貫して行っている企業だったため、経営の学びと関わりが深そうだと思ったためです。2つ目はコロナ禍できることが限られていた中で何か挑戦したいと考えたためです。
■将来の選択肢を広げるため。
■コロナで留学に行けなくなりそうだったので、その代わりに今できる学びをしようと思ったから。
■経営に関して、将来的に有効活用できると考え、また留学も中止になったので有り余った時間で取ることにした。
■受講動機は二つあり、一つは他分野を学んでみたかったからと、もう一つは社会情勢を理解できる教養を身につけるためでした。就職はあまり意識していませんでした。
■高校が商業科だったので、延長線上で勉強しようと思った。
■社会に出て企業に就職したら外国語学部で学ぶ知識だけでなく経営の知識も重要だと考えたからです。
大変だったこと
■4年生の後期まで外国語学部の授業と+αで履修していたため、試験前や卒論執筆との両立が大変でした。副専攻の履修を考えている方は早いうちから履修することをおすすめします…
■キャンパスが、違うこと。
■学びたい講義があっても、外国語学部の講義との兼ね合いで受講できないものばかりだった。また、移動に時間を取られるので、外国語学部の時間割で全休を2日作って、そこに経営学部の講義を入れていた。
■ちょうどオンラインの期間でパソコンで受ける科目も多かったが、キャンパス移動となると大曽根から塩釜口まで移動するのは大変だった。
■講義についていくことです。特に3年次向けの講義は基礎知識が身についている前提で進むので、常にGoogle片手に講義を受けていました。
■2限までドーム前キャンパスで授業を受け、3限までに天白キャンパスに行ったこと。講義中に弁当を食べたりしていました。
■外国語学部の授業もあったため、ドームから天白へのキャンパスの移動時間や外国語学部でとっている授業と経営で履修したい授業との時間割の兼ね合いなどを考えながら履修することが大変でした。
印象に残っている経営学部の科目とその理由
■「マーケティング入門」ケーススタディを使って、実際に企業が行った企業戦略から「なぜ、企業がそのような取り組みをしたのか」を自ら考えることで、実際に社会に出た際に役立つような深い学びを得ることができました。
■「人的資源管理論」社会人になって役に立つ知識が多かったと思う。
■「ファイナンス入門」投資や保険など、これから社会に出る上で知っておくべきことを学べた。
■「簿記」最も実践的な科目で、難しいと同時に楽しいと感じた。飲食店のアルバイトと繋がる部分も多く、様々な場所で役に立ちそうと感じた。
■「金融論」理由は日常生活に直結して知識が役立っていると実感したからと、単純にこれまでに受けた科目の中で一番内容理解に苦労したからです。
■「人的資源管理論」と「基本簿記」人的資源管理論では会社の制度などを学び、基本簿記では簿記の基礎となる知識を丁寧に学習した。
■「マーケティング入門」実際に企業が行った様々なマーケティング戦略についてを取り上げながら生徒の意見を重視した授業でとても学びになったからです。
学びになったこと
■実生活の中で経営で学んだことを意識するようになりました。例えば、あるスーパーマーケットに行った際に、このお店は授業で学んだ「EDLP(エブリデイロープライス)のお店だ!」など、経営学部の授業で学ばなければ分からないことが実生活にも活きているなと思います。
■知識量が多くなった。
■経営学部の講義を受講したことを機に、簿記2級を取得しました。そのおかげで、講義内容の理解が深まっただけでなく、幅広いことに興味を持って取り組めることを強みとして面接でアピールできた。
■外国語学部でありながら、経営の知識を多少なりとも身に付けられたのは、ダブルで学べたと言う意味で強みだと感じる。
■(特に)「中国企業論」や「マーケティング・リサーチ論」を受講していた時に、自分の関心のあるクィア論や社会のジェンダー観を別の角度から考えながら聴けたのはとても面白かったです。視野が広がりました。
■高校で学んだ簿記の知識を4年間のうちに忘れることなく、復習できたこと。
■マーケティングのことから貿易のことなど経営というなかで多くの分野について学ぶことができ、就活のグループワークなどで強みになりました。また外国語学部の授業内容と似たような部分もあり、どちらの授業でも一方の学部で習ったことを活かしながら学習できたことは学びを深めることができました。
就職活動への影響
■副専攻という制度を知らない方ばかりなので、興味深く話を広げてくださることが多かったです。
■多くのことに知的好奇心があると評価していただきました。
■高校の延長ということを話したら納得して頂けた。また資格も保有していたので、とても良い反応だったと思う。
■幅広いことに興味を持って取り組めることを強みとして面接でアピールできた。
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