大学概要理事長挨拶・学長挨拶

学校法人名城大学 理事長 立花 貞司(たちばな ていじ)

 本法人は、1926 年開設の名古屋高等理工科講習所を源流とし、歴史と伝統に輝く中部地区屈指の教育機関として、これまでに 20 万人を超える卒業生を輩出してまいりました。
 また本法人の立学の精神である「穏健中正で実行力に富み、国家、社会の信頼に値する人材を育成する」のもと、「実学」を重視した教育・研究を展開しています。その結果、本学の卒業生について産業界の皆様から、「実務処理能力に秀れており、困難に直面しても屈しない」と高い評価をいただいております。

 今日の社会は、グローバル化、少子高齢化、ロボットや AI(人工知能)の台頭、産業・就業構造の変容、更には新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、人々の暮らしや働き方に大きな変化が生じ、これまでの常識が通用しない、将来予測が困難な時代を迎えています。このような時代には、どのような困難に直面してもくじけず、「先見性、多様性、専門性を身に着けた実行力・実現力」のある人材が必要不可欠であります。

 名城大学および名城大学附属高等学校は、社会からの期待に応え、新たな時代を担う人材を育成するために、創設以来の歴史と伝統を受け継ぎ、さらなる成長を目指してまいります。今後とも皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

学校法人 名城大学理事長 立花 貞司

略歴

大阪府出身。京都大学法学部卒業。トヨタ自動車工業株式会社(現 トヨタ自動車株式会社)入社、取締役などを歴任後、トヨタホーム株式会社取締役社長に就任(兼任)。その後、トヨタ自動車株式会社専務取締役、トヨタホーム株式会社取締役会長、ミサワホーム株式会社取締役会長、名古屋商工会議所副会頭、愛知県公安委員会委員などを歴任。2017年7月から本学理事を務め、18年7月に理事長就任。
13年国土交通大臣表彰、15年藍綬褒章。愛知県私立大学協会会長、名古屋市経営アドバイザーを現任。

名城大学 学長 小原 章裕

 昨今、大学を取り巻く環境は、情報通信をはじめとした先端技術の高度化、グローバル化や国際関係の変容、少子高齢化など、様々な要因が複雑に絡み合い、これまで経験したことがないほど不透明さを増しています。加えて 2020 年から世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症拡大を契機に、教育の在り方に関する社会的関心は一層高まり、教育機関には、学生・生徒・社会に対してより魅力ある教育研究機会を提供することが求められています。

 こうした状況下において本学では、開学 100 周年にあたる 2026 年を目標年とする戦略プランである MS-26(Meijo Strategy-2026)を 2015 年度から推進しています。このプランでは、本学に関わる全ての人達と「生涯学びを楽しむ」という価値観を共有するものとなっており、学生が在学中に「学び」を通じて満足感を体感できる多種多様な機会を創出し、学生の「学び」に対する主体性を引き出す取り組みを推し進めています。

 私は、名城大学を、名実ともに中部地区で最も活力ある大学にすることを目指しています。具体的には、学生諸君が卒業後に幅広い分野で中心的な役割を担う人材として活躍し、社会から高い評価を受け充実した人生を送ることができるよう、専門知識や教養、国際性を身につける学び、友人との出会いの機会に溢れた大学に進化させることを考えています。そのために、教職員の力を結集し、名城大学をワンランク上の大学に押し上げるべく邁進してまいります。

 皆様におかれましては、本学の教育・研究活動にご理解とご協力賜りますよう、よろしくお願いいたします。

名城大学学長 小原 章裕

略歴

名城大学農学部農芸化学科卒業後、神戸大学大学院に進学。農学研究科農芸化学専攻修士課程、自然科学研究科資源生物科学専攻博士課程を修了し、学術博士の学位を取得。日本栄養・食糧学会中部支部などの国民栄養の向上をめざす学会にも幅広く参与。1998年から本学農学部で教鞭をとり、2019年に学長就任。

研究業績

researchmap
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ