先輩の声を通して、自分の夢や将来を想像してみよう!
薬剤師をめざす中で見つけた、
もう一つの道。
薬学部 薬学科6年
A.Nさん
幼い頃からアトピーで悩んでいた私。日常生活の注意点を親身に教えてくれた薬剤師さんのように、患者さんに寄り添える薬剤師を志して薬学部を選びました。ところが、学びを進めるにつれて研究のとりこになったんです。正しい結果を得るための実験条件を多面的に検討し、コツコツとデータを収集して考察を重ね、成果を発表するという、研究のすべてのプロセスにやりがいを感じています。大学院に進んで研究者になり、成果を通じて人々の役に立つのが目標です。
危険な水災害から人々を守れる技術者に。
理工学部 社会基盤デザイン工学科4年
A.Hさん
防災に関心を持つきっかけとなったのが2018年の豪雨災害でした。感じたことがないほどの恐怖を味わい、水災害から人々を守る仕事に就きたいと考えるように。「地盤防災工学」の授業では、豪雨や地震に伴う地盤災害とその発生メカニズム、対策、減災技術などを興味深く学び、その思いがより強くなりました。技術力を高めようと技術士第一次試験(建設部門)に合格し、就職先では堤防や護岸、水門といった河川構造物の設計や維持管理を担当する予定です。自分の設計した設備で水災害を防ぎ、地域に貢献できるよう、技術士の資格取得をめざします。
学びとボランティアが進路の決め手に。
経済学部 経済学科4年
K.Kさん
子どもの頃から興味があった環境や防災と、得意な数学が使えると考えて選んだ経済学。それらが結びついたのが「環境経済論」の講義でした。「温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロ化」といった国の政策に「排出量取引」や「環境税」などの経済学的手法で貢献できると知って関心が深まり、卒業研究でも考察を続けています。3年秋には、台風被害を受けた長野市でボランティア活動に参加。人々の声を聞く中で防災・減災に行政が果たす役割の大きさを実感し、公務員をめざす気持ちが高まりました。中部最大の都市であり、他の市町村にも影響力を持つ名古屋市で防災の仕事に取り組むのが目標です。
健康に役立つ食品づくりを追求。
農学部 応用生物化学科4年
R.Sさん
「おいしさと健康」という身近なテーマに惹かれて学びを深めていきました。研究室では、おいしくて健康に役立つ食の創成に取り組んでいます。肉や乳製品などを中心に大豆やショウガといった農作物も活用し、発酵・加熱など伝統的な加工技術で食品機能を高めるのが研究の柱。血圧の上昇抑制や骨粗しょう症の予防、うつ病の予防といった精神面の健康に役立つ食品づくりなど、一人ひとりが自由なテーマで研究しています。私は、酒かすに漬けた豚肉が血圧の上昇を抑える機能を動物実験で検証中。日本酒づくりの副産物である酒かすの有効活用にもつながる、価値ある研究だと自負しています。
地元の課題に、知識とスキルで応えたい。
都市情報学部 都市情報学科4年
R.Kさん
歴史的な観光名所である伊勢・志摩地域で育ちました。「観光と政策」の講義では全国の先進的事例に触れ、三重県の観光振興にも応用できる知識を学びました。世界遺産・白川郷で観光客の動向に関する調査に携わるなどフィールドワークも数多く経験し、卒業研究では『リニア中央新幹線の開通』が観光をはじめとする三重県の経済・産業に与える影響を調べています。三重県は若者の県外流出など観光以外の課題も多く、その解決に貢献したいと県庁を志望しました。「スマート自治体」をめざす県の仕事に、学科で学んだICTのスキルも役立てたいです。
すばらしい“日本品質”を世界へ!
経営学部 国際経営学科4年
S.Yさん
「将来は海外で働きたい!」そんな思いから国際経営学科に進学し、外国語を重点的に学びました。2年次には国際的企業の組織や戦略について理解を深めるとともに、専門ゼミの海外合宿でカナダに1週間、国際フィールドワークで台湾に2週間の滞在をしました。台湾で中国語の重要性を実感し、3年次には北京第二外国語大学へ交換留学。恵まれた環境で語学力を養う一方で、住関連機器における日本製品の品質の高さを痛感しました。就職先は、世界中のものづくり品質を支える工作機器メーカーです。名城大学での4年間が、夢に近づけてくれました。
30年後の“理想の自分”をイメージして。
外国語学部 国際英語学科4年
R.Tさん
大学生活の目標のひとつに「留学」を掲げ、2年次に半年間のアメリカ留学を実現しました。3週間の就業体験では来場者の案内や電話問い合わせに英語で対応し、ホストファミリーから「発音が綺麗になったよ」と褒めてもらうことができました。帰国後はCAをめざして学外のスクールに通い、そこで「30年後になりたい自分を想像すれば、自ずと10年後、1年後の目標が決まる」という言葉をいただきました。私の現在の目標は、手話や中国語をマスターしてより多くの方とストレスフリーな会話を実現すること。CAとしてさまざまなことにチャレンジしていきたいです。
実用的で思いやりを伴った英語力を。
人間学部 人間学科 2019年3月卒業
M.Nさん
留学制度の充実と英語学習の環境を重視して人間学部を選びました。そして、日本人が少ない南カリフォルニア大学での半年間の学びで実用的な英語力を養いました。留学時に訪れ、楽しい時間を過ごした「レゴランド」が名古屋にできると聞いて運命を感じ、現在はレゴランド・ジャパン・ホテルでフロント業務をしています。職場は磨いてきた英語力を存分に活かせる環境です。また、人間学部で築いた“人物の背景”を考える柔軟な想像力を活かして「お客さまが何を求めているか?」を考察し、一人ひとりの気持ちに寄り添った接客ができるよう心がけています。
グローバルに活躍できるエンジニアに。
情報工学部 情報工学科※ 2年
S.Hさん
「情報テクノロジーが急激に進化する中で、専門性の高いエンジニアが求められている」という話を聞き、エンジニアの仕事に興味を抱きました。入学当初はプログラミングに苦手意識を持っていましたが、実際に学び始めてからは面白さを感じています。新しいことに挑戦しようとチャレンジ支援プログラムに参加し、シリコンバレーでの海外研修も経験しました。将来は介護ロボットなど人々の役に立つ製品を開発して社会に貢献したいと考えています。AIや画像処理、VRなどの新しい技術をしっかり勉強するとともに、グローバルに活躍できるエンジニアをめざして語学力の向上にもチャレンジしています。
※理工学部情報工学科含む
警察官の夢を叶え、さらなる高みへ。
法学部 法学科 2018年3月卒業
M.Yさん
大学では自分の時間が多く取れるため、興味があることにどんどん挑戦していきたいと考えていました。高校時代に空手をしていたので発展としてキックボクシングにチャレンジ。試合にも出場しました。また、友人と一緒にフットサルサークルを設立し、大学や年齢の枠を超えてプレーを楽しみました。サークル活動を通じてあらゆる職業の社会人と交流することができました。現在は警察官として一宮市内の交番に勤務しながら、中国語の学習を続けています。日本で暮らす外国人も増えているため、警察通訳人として活躍する未来を思い描いています。