准教授 鈴村 裕輔 Yusuke SUZUMURA

Classes
日本の先端文化、現代の日本社会、国際フィールドワークI(英語圏)、国際日本学入門、国際日本学1-4, 6-8、国際日本学フィールドワーク1&2
Area of Study
比較思想、政治史、比較文化
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    授業紹介

    国際日本学4(Modern and Contemporary History of Japan)は交換留学生向けの講義です。18世紀後半から現代に至るまでの歴史を概観し、日本の近代化の過程と諸問題を検討します。その際、日本の歴史を一国の出来事として捉えるのではなく世界史の中に位置付けることで、「日本の中の世界」と「世界の中の日本」のあり方をよりよく理解してゆきます。

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    研究紹介

    西洋哲学の研究から出発し、日本の明治時代の思想の研究を経て、現在は石橋湛山(1884-1973)の思想と活動の検討を行っています。特に1934年に創刊された経済専門誌The Oriental Economist(TOE)は研究が進んでいない分野であるため、戦前・戦中の日本における自由主義や国際協調主義のあり方を明らかにするためにTOEの研究に集中的に取り組んでいます。

ワタシとコトバ

大学院修士課程に在籍していた2年間、音楽批評の専門誌に演奏会評を寄稿していました。初めて原稿を出した時に編集長から受けた「この表現はこれ以外に言えないのか」「この出来事を逆の視点から表現するとどのように言えるのか」という指摘は、今も対象と表現、モノとコトバを考えるための重要な手掛かりとなっています。

ワタシとセカイ

28歳の時に初めて外国を訪問した時、目の前の風景や街の空気が日本と変わらないことに驚きを覚えるとともに、「国や人種が違っても、われわれは同じ人間なのだ」という気持ちを新たにしました。この時のささやかな驚きが、それまで欧米の文化も研究対象としながら国内に留まっていた私が「国際派」となる大きな契機でした。

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