大学概要シナモンの力を借りてむし歯をやっつけよう(2018年度)

A-girls (Antibacterial girls)

No.10

昨年度はシナモンの香り成分『シンナムアルデヒド』がむし歯の原因菌に対して抗菌活性と歯垢形成を防ぐ効果をもつことを明らかにしました。今年度はこの活性の機構を明らかにするとともに歯垢形成を抑制する機構について明らかにする。

日本食品加工科学会中部支部大会への参加

2019/03/05

■今回の取り組み内容(目的)
今回我々A-girlsは、我々の研究を発表するために市民フォーラムおよび日本食品加工科学会中部支部大会に参加した。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
本年度は名城大学の天白キャンパスにおいて中部支部大会が行われ、A-girlsも発表を行った。本大会で発表するのは2度目であったが、緊張が途切れることはなかった。また、他の研究者の発表を聞くという経験もでき、改めて自身の研究に対する気持ちが前向きに変化した。今回は発表の内容だけにとどまらず発表方法(スライドのレイアウトや話し方)などにも意識を向けて聞くように心がけた。これから先もこのような発表機会があるため、今回の反省点を生かしていきたいと思った。

名城大学で行われた日本食品加工科学会中部支部大会に参加した様子(大会終了後)。 名城大学で行われた日本食品加工科学会中部支部大会に参加した様子(大会終了後)。

ACTIVITY

シンナムアルデヒドの殺菌メカニズムの調査

2018/10/01

■今回の取り組み内容(目的)
LDHキットを用いたシンナムアルデヒドの殺菌メカニズムの調査

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
LDH法では、菌の生育培地と試薬を反応・呈色させて、シンナムアルデヒドがミュータンス菌に及ぼす殺菌メカニズムが細胞膜破壊によるものかどうかを調べることができる。この方法を用いて殺菌メカニズムについて調べている。
現在は細胞構造が破壊されている可能性があると考えているが、さらに実験を行い正確なデータを得たいと考えている。
殺菌メカニズムの他の要因としては、ラジカルによる糖質・タンパク質・脂質などの分解、金属イオンとタンパク質のSH基の結合による呼吸阻害、核酸の紫外線吸収による構造変化と増殖阻害、核酸合成阻害、細胞壁合成阻害、タンパク質合成阻害、アポトーシス誘導などが挙げられる。これらの要因についても可能な限り調べたいと思う。

  • LDHキットを用いて、マイクロチューブに濃度調整したS.mutans液、シンナムアルデヒド、LDHを呈色・検出する試薬を添加している様子 LDHキットを用いて、マイクロチューブに濃度調整したS.mutans液、シンナムアルデヒド、LDHを呈色・検出する試薬を添加している様子

HPLCによる細胞外乳酸濃度測定

2018/10/01

■今回の取り組み内容(目的)
HPLCによる細胞外乳酸濃度測定

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
LDHキットでの検出が不十分である可能性もあるため、乳酸の細胞外濃度をHPLCで測定することにより、細胞壁破壊による殺菌メカニズムの再確認を目的に実験を行いたいと考えている。そのための準備期間として、現在は機械の使用法などについて学んでいる。
HPLCはカラムクロマトグラフィーという分離法の一種で、それぞれの物質の固定相と移動相の吸着の違いにより分離する方法である。これによりシンナムアルデヒド添加後の培地の上清から乳酸の分離・定量を行いたい。

LDHキットを用いたシンナムアルデヒドの抗菌メカニズムの調査(2)

2018/12/11

■今回の取り組み内容(目的)
LDHキットを用いたシンナムアルデヒドの抗菌メカニズムの調査(2)

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
私たちは引き続きLDH法を用いて抗菌メカニズムの調査を行っている(LDH法では、菌の生育培地と試薬を反応・呈色させて、シンナムアルデヒドがミュータンス菌に及ぼす殺菌メカニズムが細胞膜破壊によるものかどうかを調べることができる)。
以前は予備実験として菌液のみの培地を使い呈色反応をさせていたが、現在はシンナムアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒドを添加した培地で呈色反応を行い、試薬添加によるLDHの検出量の違いについて調べた。
キットを使った実験は初の試みのため戸惑うことも多かった。正確なデータが取れるように努力していきたいと考えている。

  • LDHキットを用いてLDHの検出をしている様子 LDHキットを用いてLDHの検出をしている様子

シンナムアルデヒドの構造に類似した物質から抗菌作用に相関のある部位を探る

2018/12/11

■今回の取り組み内容(目的)
シンナムアルデヒドの構造に類似した物質から抗菌作用に相関のある部位を探る

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
試薬12種類(ケイヒ酸エチル、3‐フェニルプロピオンアルデヒド、シンナムアミドなど)を用いてシンナムアルデヒドの構造に類似した物質から抗菌作用に相関のある部位を探っている。
現在はシンナムアルデヒドのMIC、MICの半分の濃度、MICの2倍の濃度の試薬をそれぞれ添加し、抗菌作用を示すか調べている。
今回の実験では試薬の数が多くなったため、操作数も増えたがひとつひとつの操作を確実に行いたいと考えている。

  • 使用する試薬の一例(右から3-フェニルプロピオンアルデヒド、t-ケイ皮酸、p-ヒドロキシケイ皮酸、シンナムアミド) 使用する試薬の一例(右から3-フェニルプロピオンアルデヒド、t-ケイ皮酸、p-ヒドロキシケイ皮酸、シンナムアミド)

マイクロプレートリーダーを用いたLDH活性の評価

2019/03/05

■今回の取り組み内容(目的)
マイクロプレートリーダーを用いたLDH活性の評価

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
学会に向けて分析機器の一つであるマイクロプレートリーダーを用いてLDH活性について調べた。シンナムアルデヒドは高濃度(MICの2倍の濃度)を添加すると細胞の障害性が見られたが、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒドでの細胞障害性は見られなかった。MICにおける抗菌作用のメカニズムは細胞障害の他のメカニズムが関係していると考えられた。このため、他の方法を用いて抗菌作用のメカニズムを調べる必要がある。

マイクロプレートリーダーの様子 マイクロプレートリーダーの様子

日本食品加工科学会中部支部大会への参加

2019/03/05

■今回の取り組み内容(目的)
今回我々A-girlsは、我々の研究を発表するために市民フォーラムおよび日本食品加工科学会中部支部大会に参加した。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
本年度は名城大学の天白キャンパスにおいて中部支部大会が行われ、A-girlsも発表を行った。本大会で発表するのは2度目であったが、緊張が途切れることはなかった。また、他の研究者の発表を聞くという経験もでき、改めて自身の研究に対する気持ちが前向きに変化した。今回は発表の内容だけにとどまらず発表方法(スライドのレイアウトや話し方)などにも意識を向けて聞くように心がけた。これから先もこのような発表機会があるため、今回の反省点を生かしていきたいと思った。

名城大学で行われた日本食品加工科学会中部支部大会に参加した様子(大会終了後)。 名城大学で行われた日本食品加工科学会中部支部大会に参加した様子(大会終了後)。

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