大学概要BLS(Basic Life Support:一次救命処置)普及・啓発プロジェクト

make

ワークショップの開催などを行い、薬学部だけでなく、他学部や一般市民を含んだ地域に対してBLS(一次救命処置)の普及啓発を行う。

今年度の最初の活動

2019/09/13

■今回の取り組み内容(目的)
今年度の最初の活動として5月18日(土)に名古屋市内のAEDを探し、AED MAPに登録した。また、大学内にAEDの普及啓発ポスターを掲示した。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
今年度から新たに加入したメンバーと共にチームに分かれて街中に設置されているAED(自動体外式除細動器)を探し、設置場所の特徴や改善点について議論を行った。AEDは心室細動を起こし全身に血液を正常に送ることが出来なくなった際、電気ショックを与え、正常なリズムに戻す医療機器である。AEDの設置場所を登録することができるAED N@VIを活用し、現在の正確なAED設置情報を登録した。参加者でAED設置場所について話し合いを行った結果、設置場所が地図に明記されていない場合があることや目立たないこと等が問題点として挙がり、24時間利用可能な場所に設置されている必要性に気づくことができた。今後緊急時にMAP等を利用して迅速にAEDを取りに行き、正確に使用できるよう練習していきたいと思った。

AED設置場所について話し合っている場面

まるっと!防災への参加

2019/09/13

■今回の取り組み内容(目的)
6月9日(日)に三井ショッピングパーク ららぽーと名古屋みなとアクルスで開催されたまるっと!防災にスタッフとして参加し、AEDの使い方、心臓マッサージの仕方など一次救急の流れを来場者の方にお伝えした。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
来場者の方から「難しかった」、「次からはできそう」といったお声を頂いた。僅かでもAEDや一次救命を知っていただけて良かったと思う。今まで同級生に教えたことはあったものの、小さなお子さんや年上の方にお伝えしたことがなかったので、頂いたことがない質問に戸惑うこともあった。しかし、自分の知識を確認することができる非常に良い経験であった。特に小さなお子さんにはどのような言葉で伝えればわかりやすいのか、興味を持ってもらえるのか、考えながらの活動だったので難しかった。今後もこのようなイベントがあれば積極的に参加し、多くの方に一次救命の重要さを知っていただきたいと思う。

一般市民の方々に胸骨圧迫やAEDの使い方を伝えている場面

「いなべ市防災まつり」に参加した。

2019/12/05

■今回の取り組み内容(目的):
10/17(土)に三重県いなべ市で開催された「いなべ市防災まつり」にて、市民に向けたPUSH講習が行われた。makeからは3名が参加し、アシスタントとして活動した。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
小学生から高齢の方まで幅広く参加されたため、専門用語を避けながら年齢や理解度に合わせていかに分かりやすく伝えるかがポイントとなった。言葉選びやジェスチャーといった工夫を考える点では服薬指導に通じるものを感じた。「以前に聞いたことはあるが忘れた」という声も多く、気軽に短時間で参加できる機会は理解や技術の定着において重要であると気づいた。特に地方では救急隊到着までに時間を要することやAED設置台数の少なさから、傷病者発見後の対応が救命率を大きく左右するため、今後もBLSの重要性や認知度を高めるために活動を継続していきたい。また地域での活動は、周囲にどのようなお年寄りがいるのか把握することだけでなく子供の見守りにも繋がり、緊急時に協力できるような意識付けに繋がる。このような観点からも今回のような講習は防災・減災の一助になると改めて学ぶことができた。

胸骨圧迫を実践する市民の方をmakeのメンバーがサポートしている様子。

学生にBLSを広めた。

2019/12/05

■今回の取り組み内容(目的):
9/22(日)にメンバーではない学生にBLSを知っていただく機会を設けた。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
PUSHコースの教材を用いて実話で重要性を伝えた後、基礎を指導した。周囲安全と傷病者の反応確認、応援要請、呼吸確認、胸骨圧迫といった心肺蘇生の流れを、リトルアンを用いて実践した。人工呼吸においても肺に空気が届くように息を吹き込む練習をして頂いた。
AEDを用意する間ですら事態が急変する現場において最も重要なポイントは応援要請だと伝えた。これは協力者がいれば救急隊要請・傷病者のプライバシー管理も含めた救急処置を分担できるからだ。更に交代しながら処置を続ければ蘇生確率も上昇する。参加者には交代時間をいかに短くし、絶え間無く処置できるかを意識しながら実践するよう指導した。今回もBLSの最も基本的で重要なポイントを広めることが出来たと思われる。

リトルアンを用いて救命救急の流れを指導している様子。

活動の振り返りを行いました。

2020/03/05

メンバーの意見を総括している様子。

■今回の取り組み内容(目的):
 今年度の活動について振り返りを行いました。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
 メンバーと今年度の活動を顧みる機会を設けました。
発足1年目に開催したメディカルラリーは社会人の方々や他大学の学生が対象でした。これを踏まえ、今年度はより多くの人に一次救命処置を伝えたいと考え、現役の医療従事者の方々にご協力頂き、地域に対して啓発活動を行いました。その様な勉強会やイベントを開催し、スタッフとして参加した上でメンバーが共通して学んだことは「情報の質」の重要性でした。
来年度以降も責任を持って「命に直結する情報」を発信するために、makeはメンバー各々がBLSを学び続けていきます。

来年度の活動計画の原案を立てました。

2020/03/05

■今回の取り組み内容(目的):
 来年度の活動について計画の原案を立てました。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
 次期幹部メンバーと来年度以降の活動について話し合いました。
メディカルラリーのような、参加者はもちろん開催側も楽しみながら救急医療を学べるイベントを開催し、様々な方を対象に学生という立場から情報を発信していく予定です。加えて、今年度までに繋がった医療従事者の方々との活動も継続し、更に長期的に地域へ貢献できる仕組みづくりを行います。
そのために来年度は新入生や低学年の学生にも私たちの活動を知ってもらう機会を増やしていきます。

2019年度成果報告

2020/03/23

ポスター全体

ポスター上段

ポスター下段

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ