大学概要参加型「くすり教室」~上手なセルフメディケーションのすゝめ~

おくすり110番

地域での「くすり教室」を通じて地域に貢献できる医療人の役割を学び、コミュニティを形成する。

くすり教室の開催

2019/09/17

■今回の取り組み内容(目的)
令和元年7月14日(日)尾西生涯学習センターにて一宮市薬剤師会や一宮市教育委員会との共同企画として、「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」「くすり教室:実験講座」を開催した。当日は、123名の小学生3~6年生が参加し、Q&A形式での参加型の講義及び理解を深めるための体験実験を行った。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
今年度第1回目のEプロの活動は、一宮市薬剤師会と一宮市教育委員会との共同企画であり、123名の小学校3~6年生を対象とする大規模なくすり教室でした。参加した小学生たちは問いかけに対して積極的に手を挙げて講義に参加してくれました。「カプセルが指にくっつくのが面白い!」「くすりの色が消えちゃった!」と興味津々に体験実験を行い、薬について理解を深める良い機会になったと大盛況でした。今回の活動が薬の適正使用に対する関心を高め、セルフメディケーションを推進する一助となったと思います。今回、実験で用いたポビドンヨードの濃度が薄く、緑茶と取り間違え間違えたため、色の変化が見られなかったという反省点がありました。次回以降はポビドンヨードの希釈濃度を見直し、取り間違えないように目で見て分かりやすい実験が出来るようにします。
今後は、新たに活動に参加する薬学部4年生が本取組の戦力になるように教育し、講義・実験の質を向上させ、参加者の理解や関心をより促すことが出来るようにしていきたいです。

一宮市教育委員会教育長の問いかけに元気よく挙手する小学生の様子

おくすり110番メンバーが補助し、小学生が体験実験を行っている様子

くすり教室講習会の開催

2019/09/17

■今回の取り組み内容(目的)
令和元年7月31日(水)、新たに活動に参加する薬学部4年生が本取組の戦力になるようにくすり教室の講習会を開催した。くすり教室の流れや、実験の内容を実演しながら説明した。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
今後は、新たに活動に参加する薬学部4年生が本取組の戦力になるように実践型の講習会を行いました。当日の講義の流れや実験内容の注意事項や要点を確認しながら説明していきました。4年生がグループに分かれ、説明者役や参加者役を分担し、シミュレーションしながら理解を深めました。これから活動を共にする力強い仲間となってくれると感じました。

4年生に「くすり教室」での講義・実験内容を教える5年生

グループ内で説明のシミュレーションをする4年生

おくすり教室を開催しました。

2019/12/06

■今回の取り組み内容(目的):
令和元年10月27日(日)、パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)にて「くすりとの上手な付き合い方:薬の正しい飲み方・使い方」、「くすりの正しい服用方法:体験実験」を開催した。株式会社FUJIグループの社員とその家族33名が参加し、おくすり110番メンバーが講義内容や実験手順の説明と実演を行った。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
今年度Eプロ第3回目の活動は、パティオ池鯉鮒(知立市文化会館) にて開催された「くすりとの上手な付き合い方:薬の正しい飲み方・使い方」、「くすりの正しい服用方法:体験実験」でした。当日は株式会社FUJIグループの社員とその家族33名(大人23名・子供10名)が薬について学び、『これから「くすり」を飲むときはちゃんとコップ1杯の水で飲むようにするね』、『はがれにくい湿布の貼り方を知ることが出来てよかった』と大好評に終わりました。おくすり110番4年生メンバーにとっては今回が初めてのおくすり教室でしたが、先日行った講習会での経験を活かし、参加者に堂々と実験手順の説明や実演を行うことが出来ていました。当日の講義中ではスライド内の動画の再生に時間がかかってしまったため、次回からは当日の準備時間に再度確認する必要があると感じました。教室終了後は質疑応答の時間として参加者からの疑問に薬剤師・薬学生が答え、地域住民との交流の場を設けました。アンケートを通じて地域住民が「くすり」についてどのように考えているのか、知りたいことは何なのかを把握することが出来ました。今後もおくすり教室を通して地域住民と交流し、地域のニーズに沿ったおくすり教室を開催していきたいです。

おくすり110番メンバーが補助し、参加者が体験実験を行っている様子。

講義の様子

名城大学大学祭・名城大学公開講座との共同企画のおくすり教室を開催しました。

2019/12/06

名城大学公開講座リーフレットにて掲載されたもの

■今回の取り組み内容(目的):
令和元年11月2日(土)、名城大学祭にて名城大学公開講座との共同で企画したくすり教室として、「家族と学ぼう!薬の正しい飲み方教室」、「薬剤師体験:散剤・軟膏剤の調製」、「おくすり手帳とは?」を名城大学八事キャンパスで開催した。児童から大人までの幅広い年齢層の地域住民約60名が参加し、おくすり110番メンバーが実験や調剤手順の説明と実演を行った。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
今年度Eプロ第4回目の活動は、名城大学大学祭・名城大学公開講座との共同企画として開催した「家族と学ぼう!薬の正しい飲み方教室」、「薬剤師体験:散剤・軟膏剤の調製」、「おくすり手帳とは?」でした。今回のおくすり教室では「薬剤師の調剤技術や仕事内容」や「おくすり手帳の役割や携帯することの重要性」を知って頂くことを目的として、「薬剤師体験」や「おくすり手帳の記入体験」の2項目を従来の「くすり教室:実験講座」に加えました。参加者はおくすり110番メンバーの補助のもと実際に散剤の手分包や軟膏剤の充填、おくすり手帳の記入体験を行いました。参加者からは「実際に薬剤師が薬局で何をしているのかを知ることが出来た」、「病院や薬局へ行くとき以外はおくすり手帳を家に置いていたけど、これからは持ち歩くようにするね」などといった感想をいただきました。昨年度は広報活動が不十分であり参加者が約40名と少なかったため、本年度は公開講座との共同企画として事前の広報・宣伝を行いました。その結果、参加者は約60名に増加しました。一方、参加者が昨年度以上であったため、少々待たせてしまうこともありましたが、空いているテーブルから順次体験して頂けるよう臨機応変に対応することが出来ました。次回は今回の課題や調剤体験内容を精査して、おくすり教室がより良いものになるようにしていきたいと思います。

調剤体験の様子

体験実験の様子

名古屋市立栄小学校にておくすり教室を開催しました。

2020/03/10

■今回の取り組み内容(目的):
令和2年1月27日(月)、名古屋市立栄小学校にて「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」を開催した。6年生の児童29名、保護者5名が参加し、おくすり110番メンバーが講義内容や実験手順の説明と実演を行った。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
今年度Eプロ第5回目の活動は、名古屋市立栄小学校にて開催された「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」でした。当日は6年生の児童29名、保護者5名がくすりについて学び、「(OD錠が)すぐに溶けてびっくりした」「くすりと飲み合わせの良くない食品を混ぜると色が変わって不思議だと思った」「くすりは正しく使うことが大切だということがよくわかった」と大盛況でした。授業参観日であったため保護者も参加できるようにおくすり110番のメンバーが臨機応変に対応し、教室内全員が楽しく学べる場が出来ました。一方、レバーや卵白にアルコール(エタノール)をかけてタンパク質の変性を観察する「薬物乱用・依存」に関する実験では、アルコール(エタノール)の量が少なく、変性の変化が分かりにくいという反省点がありました。次回は必要量を再考し、変化が目で見てわかるように改善したいと思います。終了後は児童とともに給食をいただき、今までアンケートからしか知ることが出来なかった感想を直接聞くことができました。小学生との触れ合いにより、薬学生のコミュニケーション能力が向上し、将来薬剤師として働くときに大きな武器となると思います。今回の活動は今年度最後の小学生を対象としたおくすり教室でした。今回の良かった点、改善すべき点を来年度へと引継ぎ、より良いおくすり教室を開催できるようにしていきたいと思います。

講義中に元気よく挙手する児童の様子

児童が体験実験するのをおくすり110番メンバーが補助している様子

おくすり110番メンバーが依存実験を実演しているのを興味津々に観察している児童の様子

天白区役所にておくすり教室を開催しました。

2020/03/10

■今回の取り組み内容(目的):
令和2年2月19日(水)、天白区役所にて「くすりの正しい知識と飲み方教室」を開催した。PTA関係者126名が参加し、おくすり110番メンバーが講義内容や実験手順の説明と実演を行った。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
今年度Eプロ第6回目の活動は、名古屋市天白区役所にて開催された『令和元年度 天白区青少年育成区民大会』での「くすりの正しい知識と飲み方教室」でした。このイベントは、安心・安全で快適なまちづくりを推進するため、天白区民の皆さんが協働で毎年開催されています。今回は天白区民の方々126名が1班6名に分かれて「くすりと食品との相互作用、適正使用」について学び、「実験をすることでくすりと飲食物との相互作用について目で見てわかるので理解しやすかった」「気づきにくいくすりの副作用について知れてよかった」「薬に対する不安が減った」と大好評に終わりました。1時間という短い時間で講義や実験を効率よく行うため、各班にて5つの実験を班全員でなく分担して行う方法としました。教室終了後は、天白区民の方々が日常の中で感じているくすりについての疑問に答える機会を設けました。食事や飲み物と薬との相互作用や服用のタイミングについて、わかりやすく説明することで参加者の薬の適正使用に貢献できたと思います。
今回のおくすり教室が今年度最後の活動でした。全6回の活動を通して、参加者が楽しみながら活動目標である地域医療及びセルフメディケーションの場としての薬局について知っていただけたのではないかと思います。また、Eプロメンバー自身も昨年度からの改善策や新規実験などアドバイザーの先生に助言をもらいながら、Eプロメンバーと協働して作り上げることができ、やりがいや楽しさ、成長を感じました。今年度でEプロ2年目の活動であり、昨年度の反省点を改善しながら取り組んできましたが、新たな課題も出てきました。来年度もこれまでの積み残した課題を改善し、レベルアップした活動ができるよう努めたいと思います。

体験実験をする参加者の様子

講義中の問いかけに対して挙手で答える参加者の様子

天白区青少年育成区民大会のチラシ

2019年度成果報告

2020/03/23

ポスター全体

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ