大学概要国際学生対抗VRコンテストを通じた同分野を学ぶ学生とのコミュニティ形成(2019年度)

Meijo University Virtual Reality Lab(MVRL)

情報工学科以外の学科と連携して学科横断で国際学生対抗VRコンテスト(IVRC)に出場し、他学科とのコミュニティを形成する。

IVRC書類選考の企画書提出

2019/09/13

■今回の取り組み内容(目的)
IVRC書類選考のために、どんなものを、どのように作るか試行錯誤している様子

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
IVRCで作るデバイスを、6月上旬の書類選考の締め切りまで、チームでアイデアを出し合っていました。様々なアイデアが出されましたが、最大の問題となったのは「実際にそれを作れるかどうか」という実現可能性でした。事実、面白そうなアイデアでも「実際に作れそうにない」という理由で没になったアイデアは幾つもありました。その中で、アイデアが無くなりかけてきた時に出た「木を切り倒すVR」案は、いざ実際に試作してみると写真のように容易にプロトタイプを作ることが出来ました。これにより、実現可能性も高いと判断され、この案を書類選考に企画書として提出しました。

国際バーチャルリアリティーコンテスト(IVRC)に提出するための案の一つである、「木を切り倒すVR」の機構を、雨傘及びビニール紐を用いて試作しました。

「木を切り倒すVR」の制作

2019/09/13

■今回の取り組み内容(目的)
夏休み期間中、実際に「木を切り倒すVR」を制作している様子

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など
残念ながら、IVRCの書類選考は落選となってしまいました。しかし、折角構想を練ったという事で「木を切り倒すVR」を実際に制作することになりました。また、ISCA(International Students Creative Award)というメディア作品を扱う大会への出展を先生に打診され、その大会に出展するために、「木を切り倒すVR」を鋭意制作しています。実際に作った斧を勢いよく振ってみると、大きな反動があることが確認されました。気を切り倒す体験を模倣できているかと実感できました。

「木を切り倒すVR」を実際に金属製のパイプや木材を用いて組み立てている様子です。

「IVRC」予選にスタッフとして参加しました。

2019/12/06

■今回の取り組み内容(目的):
IVRCのスタッフとして、東京に赴いたときの様子。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
東京で行われた「IVRC」の予選に、スタッフとして参加してきました。大会の会場には「ボートを漕ぐVR」、「消化体験ができるVR」、「産まれる体験ができるVR」、「生理体験VR」など、数多くのインパクトある作品が並んでいました。そのうちの幾つかを体験する事もでき、何度も驚かされました。ただ、これは筆者の主観ですが、「これなら僕たちの作った作品の方が優れているぞ」と思えるものもあったりして、書類選考に落ちたことを悔やんだ時もありました。この予選に出展した方より僕たちの作品に対してフィードバックを得る機会もあり、良い経験ができたと思います。

国際バーチャルリアリティーコンテスト(IVRC)の予選にスタッフとして東京に行きました。学生が作った数多くのVRコンテンツに触れることが出来、エキサイティングな体験をする事が出来ました。

大学祭に「木こりVR」を出展しました。

2019/12/06

■今回の取り組み内容(目的):
大学祭で、VRコンテンツ体験会を開いている様子。

■取り組みでの感想、得られたこと、今後の抱負など:
「木を切り倒すVR」について、折角作ったはいいものの、他の人に見てもらう、もしくは体験してもらう機会を持てて居ませんでした。よって、一年の中で一番大学に人が集まるイベントの一つである、大学祭に「木こりVR」を出展する事にしました。写真のように「VR」と書かれた看板を掲げて学校内を練り歩いたりして、一人でも多くの人に体験してもらえるよう尽力しました。体験してもらった人には、アンケートに答えてもらい、「木こりVR」への貴重なフィードバックを得ることもできました。結果として、200人近い人に体験してもらうことができ、良い感触を得ることができました。

「木を切り倒すVR」を作った自分たちだけでなく、いろんな人に体験してもらうために大学祭に出展しました。

「木こり体験VR」の改良

2020/03/13

■今回の取り組み内容(目的):
 大学祭でのユーザによる主観的評価実験の結果から,「木こり体験VR」の改良を行っている様子.

■取り組みでの感想,得られたこと,今後の抱負など:
 名城大学祭2019にて,学内学外問わず200人近い人に我々が開発した木こり体験VRを体験してもらいました.その際に行ったアンケートの結果をもとに,木こり体験時の感触やHMD中の映像などの改良を行いました.また,初めて木こり体験VRを体験してもらった人が多かったことから,今まで想定していなかった感触を求めるコメントや,アドバイスを書いてもらうことができ,今回の大学祭での展示はシステムの改良に大いに役立ちました.

ユーザによる主権的評価アンケートをふまえ,斧デバイスの形状を改良している様子.

実際に木こりを体験

2020/03/13

■今回の取り組み内容(目的):
 実際の森林にて木を斧で切り倒す体験を行い,実際の木における木こり体験の感触や物理的計測を行っている様子.

■取り組みでの感想,得られたこと,今後の抱負など:
 木を斧で切り倒す体験をVR上で再現する木こり体験VRを開発するにあたり,実際に斧を用いて立木を切り倒す際の感触,映像との比較は必要不可欠でした.そのため,愛知県森林・林業技術センターの方々にご協力いただき,試験林内の直径60cmあまりの立木を実際の斧で切り倒す体験をさせていただきました.メンバー全員で木こり体験を行い,木こり体験時に生じる感触をまとめたり,木の硬度を測定することで木こり体験VRとの物理的な比較を行いました.

愛知県新城市にある愛知県森林・林業技術センターの方にご協力いただき,実際の森林で立木に対して本物の斧を振り,実際の木こり体験をメンバー全員で行っている様子.

2019年度成果報告

2020/03/23

ポスター全体

ポスター上段

ポスター下段

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ