大学概要有松ミチアカリ~繋がりの灯~(2021年度)
竹あかり
この活動では、自分たちで設計した制作物を1/1の実寸大で作成するので、講義で学んだことをアウトプットすることができる貴重な機会です。また、ワークショップを積極的に行い、地域の方と共に活動を行うことで繋がりの輪を広げるとともに、国の重要伝統的建造物群保存地区である有松のことを多くの人に知ってもらえるきっかけになると考えています。地域の祭りという学業の枠を飛び越えた活動に参加することにより、自分たちの学びの場広げると同時に、地域活性化の糸口になると考えています。
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大高緑地での竹林整備
2021/08/28
6月26日、7月17日、8月28日の3日間、大高緑地で竹林整備を行い、森林に光が差し込むよう、枯れた竹の片づけや密集している竹の間引きなどをしました。伐採によって取れた竹は緑地内の柵に利用されたり、チップに加工され、舗装に使われるほか、7月には七夕用の竹として配布されます。
持続可能な社会を目指すうえで、地域の緑地を保持するのはもちろんのことながら、なにより自分たちの手で竹林が整備され、徐々に木漏れ日ができてくる様子を見届けられるのは非常に良い経験となりました。
今年で2年目となる大高緑地での竹林整備ですが、緑地関係者の方からは、「人手が足りなくてなかなか手を回せないので毎回助かっています」とのお言葉をいただきました。これからも地域社会とのつながりを大切にし、継続的に活動を続けていこうと思いました。
イベント用の竹を伐採しました
2021/09/04
9月4日に天白区牧野ヶ池緑地でイベント用の竹を手に入れるため、竹伐採を行いました。ここで手に入れた竹は10月16日の有松ミチアカリで竹あかりとして利用されます。
今回の竹伐採では、十数名の学生に加えて、有松関係者が数名参加しました。6,7,8月の大高緑地での竹林整備に参加したメンバーも多数おり、慣れた様子で竹林に入っていきました。
牧野ヶ池緑地は大高緑地に比べて、土地は斜面が多く、竹が密集して生えている印象でした。また、竹林が車通りの多い道沿いに面していることもあり、竹の切り倒す方向に気をつけたりなど、大変な場面が多かったです。二人一組でペアを組んで伐採を行っていましたが、時間内に目標の竹数本を手に入れるため、ペアの動きだけでなく、全体のチームワークが大切となる作業でした。午前午後での竹伐採でしたが、怪我などもなく無事に終わりました。
来年度の伐採では、今回の反省を活かし、安全でさらに効率的に作業が行えるようにしていきたいです。ここから竹あかりの制作に入りますが、今回の伐採は、イベント本番の当日の良いモチベーションになったと思います。
緑区有松で有松ミチアカリを行いました
2021/10/16
10月16日に名古屋市緑区有松で、ライトアップイベント「有松ミチアカリ」を開催しました。
有松ミチアカリとは、東海道沿いの有松の歴史ある街並みを竹あかりという光のオブジェで飾るイベントです。2021年で6回目の開催となりました。去年は、感染症の影響により規模縮小という形になりましたが、今回は例年通りの開催となり、当日は200本近くの竹に約1500個ほどの蝋燭の日が灯されました。
今年は、「KAEN」というテーマで竹あかりを作成し、展示を行いました。火焔は寄り集まって燃える火群を表し、縁は有松ミチアカリに関わる全ての人との巡り合わせを表します。火の数が少なくなってしまった去年のミチアカリを今年は再燃させようといった意味も含んでいます。そのため、一つの意味にとらわれないローマ字表記としています。
有松で開催された絞りの展示会「絞りのある暮らし」展にボランティアとして参加
2022/02/09
2月9日~15日の間、有松で開催された絞りの展示会「絞りのある暮らし」展にボランティアとして参加しました。
伝統工芸有松・鳴海絞には400年の歴史があります。しかしながら近年は、生活スタイルの変化や高額品の価値表現により、絞りは人々の日常から離れて行ってしまいました。あらためて絞りを暮らしの中に取り入れるにはどうしたらいいのか、そのような思いで開催されたのがこの「絞りのある暮らし」展です。
イベント当日は老若男女問わず様々な世代の方が来場されました。有松の地域活性化を一つの目的にしている我々にとって、展示会にお越しになった方々とのお話はこれからのイベント運営において、とても新鮮で貴重な意見となりました。今後も有松という街の魅力をさらに数多くの方に知っていただくため、精進してまいります。
2/24、25日に有松でのツアーに参加
2022/02/24
コットンロードカジュアルコース二日間の旅という有松を紹介するツアーに参加しました。
一日目はオンラインのツアーであり、カメラを介して街を歩きながら有松について紹介をしていただけました。二日目は有松現地で染め体験を行い、流し染めという方法でそれぞれ持ち寄った衣服を染めました。
二日間を通して有松現地の絞り産業の方々と交流をすることができ、有松・鳴海絞の成り立ちや街についての知識を深めることができました。ここで得られたものを糧に、イベントがさらに盛り上がるよう力を入れていきたいです。