大学概要フードロスマッチング
なごめ【名城大学支部】
・農業体験を通して学生が生産現場を学べるコミュニティーを形成し、生産現場のフードロスに対する理解を深めることを目指すと共に、生産現場でのフードロスを削減するため、農家の方々が取り組みやすい加工品の試作・提案に挑戦する。
・フードロスとなった農作物や、加工品を活用して飲食店に提供するサービスの仕組みづくりにも取り組むことで、農業を起点としたフードロス削減の新しいモデルを実践的に構築する。
育てたじゃがいもを収穫
種芋を植えるところから始まり、水やりや草抜きといった定期的な手入れを経て、ついにじゃがいもを収穫した。
たくさんのじゃがいもを収穫することは大変であったが、メンバーで作業を分担し、協力しながら活動することで、協調性を育むことができたと考える。
また、普段あまり意識することのない「食」の背景にある手間や工夫を肌で感じることができた。そして農業の大変さを改めて感じ、食に対する感謝の気持ちがより一層強くなった。
じゃがいも料理会、活動報告会を実施

じゃがいもチヂミ
本月は、大学農場で収穫したジャガイモを活用した料理会と、フードロスに関する活動紹介イベントを実施した。
料理会では、学生メンバーが主体となり、収穫したジャガイモを使った複数のメニューを調理・試食した。
単に食べるだけでなく、見た目や味の評価を行い、今後の加工品開発や飲食店への提案に活かせるよう工夫した。また、料理を通して「生産現場で出た食材を無駄なく使うこと」の重要性を体感でき、メンバー同士の学びを共有する良い機会となった。
さらに、フードロス削減に関する活動紹介イベントでは、私たちの取り組みや農場での体験を紹介し、農家の方々が直面している課題についても発信した。
参加者からは「生産現場でのフードロスのリアルな状況を初めて知った」「学生の活動を応援したい」といった声が寄せられ、今後の活動を広げていくうえで大きな励みとなった。
今回の取り組みを通して、農業体験から学んだ知識を実践に結び付けることの重要性を改めて認識した。今後は、農家や飲食店との連携をより深め、フードロス削減の新しい仕組みづくりに挑戦していく考えである。
さつまいもの苗植えを実施
本月は、大学農場にてサツマイモの栽培を開始した。まず土づくりから取り組み、その後苗の植え付けを行った。
サツマイモは植え方によって収穫量やサイズに大きな違いが出ることが知られているため、事前に最適な植え付け方法を調べた上で実践した。
広い畑に多数の苗を植える作業は労力を要したが、メンバー全員で協力しながら作業を分担し、声を掛け合うことで効率的かつ楽しく進めることができた。
この経験を通して、農作業における協力の大切さを改めて実感すると同時に、メンバー同士の絆も深まったと感じている。
今後は収穫に至るまで、定期的な水やりや草取りといった世話を継続的に行う予定である。時間と手間をかけながらサツマイモを育てていく中で、農作物に対する理解を深めるとともに、農業体験を通した学びを次の活動へとつなげていきたいと考えている。
JA守山の朝市を取材
JA守山朝市を訪れ、実際に作物を育てている農家さんにお話を伺った。
普段スーパーで何気なく手に取る野菜や果物が、どのような工夫や思いを経て私たちの食卓に届くのかを直接知ることができ、食への関心がより一層深まった。
また、地域の農業がどのように成り立ち、人々にとってどのような役割を果たしているのかを学ぶ良い機会となった。
さらに、農家さんからは、生産現場における現状やリアルな課題についても伺うことができた。
市場価格の変動や人手不足、規格外農産物の扱いなど、日常的に直面している課題を直接聞くことで、私たち学生が農業に関わり、現場の声を発信していくことの大切さを改めて実感した。
加えて、農家さんの活気あふれる姿や、お客さんとの温かいやりとりを間近で見ることで、人と人とのつながりの強さを感じることができた。
今回の経験を通して、農業のリアルを知り、それを伝えていく役割の一端を担う意義を再認識した。