大学概要孫世代からシニア世代に「その人らしいQOL」を届けるプロジェクト
孫の宅配便(まごたく)
・シニア世代の人々やその周りにいる人たちと交流し、信頼関係を構築していく中で、高齢者の日常生活の現状やその人ならではの価値観を把握する。
・「その人らしい QOL」を届けるために、現状把握を通して出会った人々と協働し、自分たちのオリジナルな企画を提案し、実践する。
・シニア世代と関わる多くの人々と交流し、目的に沿った企画を実施していく中で、私たちの得た学びを他の学生や地域の人々に繋げていく。
認知症カフェへ訪問し、野菜即売会を見学
地域の高齢者の日常生活について現状把握のため、天白区が実施している認知症カフェへ訪問した。
今回は認知症カフェ 相生の縁側で行われた、野菜即売会を見学し、地域の方々と交流した。
普段の大学生活では経験できない「地域高齢者との交流」を通して、高齢者の日常生活、今回は特にデイサービス施設利用者の生活を一部知ることができた。
今回の交流で、いつも決まったルーティーンの中で生活する高齢者が学生と交流する機会が少なく、若者と関わることが笑顔につながることがわかった。
さらに高齢者と会話する際に、全く話題を提供できていない自分自身にも驚いた。聞き役に回ってしまい、自分から質問したり話題を振ったりすることが難しかった。
これは、日頃から同年代の人と会話することが多く、世代の離れた方々との会話に慣れていなかったからだと感じた。
対して、施設職員の方々は売られている野菜の話や季節の話など、目に映ったものをうまく会話に加えており、改めて施設職員の高齢者とのコミュニケーションスキルの高さに気付かされた。
今後の活動において、高齢者との関わる際は、事前に話す内容を考えたり、周りの環境からヒントを見つけ、自分から楽しい会話の場作りができるようにしていきたい。
認知症カフェに参加し、「嚥下機能」についての講演を聴講
地域の高齢者の日常生活について現状把握のため、天白区が実施している認知症カフェへ訪問した。
今回は、天白図書館で行われた認知症カフェに参加し、「嚥下機能」についての講演を聞き、また参加者にインタビューした。
今回参加した認知症カフェは天白図書館で行われており、講演形式であった。
これまで参加していた認知症カフェでは参加者との交流・会話がメインであったが、図書館は「多くの訪問者が新たな情報を求めて立ち寄る場」という特性を活かして、地域の病院や施設で活躍する方々をお招きして実施する講演を開催していた。
認知症カフェを実施する場所に合わせた内容や実施形式にすることで、より多くの人に寄り添える機会を提供していると感じたため、私たちのチームが新たにイベントを企画する時に参考にしたい。
また、講演後のインタビューにおいて、「名城大学に行ったことがない。」、「大学の学食を食べてみたい。」という素敵なご意見をいただいた。
私たちのチームは「高齢者と学生の架け橋となり、高齢者の日常にちょっとした楽しみを届けること」を目標としているため、実現に向けてイベントを企画していきたいと考えている。