大学概要 【2017年度実施分】加子母木匠塾への参加

理工学部建築学科

No.8

実施責任者寺西 浩司

加子母木匠塾(もくしょうじゅく)は、全国の学生が木造建築実習に取り組むサマースクールです。岐阜県中津川市加子母で毎年実施されており、名城大学は2013年より、1年生から大学院生まで幅広く参加しています。前年度の秋から準備を始め、地域の方や他大学との打ち合わせ・大学でのミーティング・自主的な技能講習等を重ねながら、木造建築の設計から積算まで行い、夏季の2週間には加子母で泊まり込み、山村での暮らしを体感しながら製作を行います。森林見学や間伐体験など、大学では触れることのできない日本の伝統的な木造建築の技法・文化を体感する機会となっています。

制作物について(10/27更新)

2017/10/27

○制作物
今年は20年前に建てられ、使われなくなっていたログハウス展⽰場の⼀棟の改修を⾏いました。お施主様の希望により、これまでの加⼦⺟で⾏われた活動を展⽰する場所となるよう設計しました。⼯務店の⽅にアドバイスをいただきながら何度も繰り返し検討を重ねました。
これから加⼦⺟に訪れる学⽣や地域の⽅たちの学び場となり、愛され続ける建物になってほしいと思います。

○まとめ
2017 年度の⽊匠塾には名城⼤学建築学科から45名(1回⽣16名、2回⽣13名、3回⽣11名、4回⽣5名)が参加しました。2016年度後期から幹事会・ミーティングを重ねつつ準備を⾏い、12⽉には学内説明会を開催、2⽉には加⼦⺟でのシンポジウムに参加、5⽉からには制作物の設計を開始するとともに、道具等の準備、⼯期中の作業計画の⽴案などを、すべて学⽣たちが主体的に実施しました。8⽉11〜13⽇のプレ⼯期、14〜28⽇の本⼯期に45⼈の学⽣が参加し、「みどりの健康住宅」の展⽰場の製作を⾏ないました。10⽉からは次年度に向けた幹事グループを組織し、準備を始めています。プロジェクトを通じて⾼い学習意欲の向上や⽊造建築の構造・施⼯への理解の深まり、また、地域の⽅々や他⼤学との交流など通常の授業にはない学⽣の顕著な成⻑が⾒られています。

  • 制作物方針 制作物方針
  • 制作物コンセプト 制作物コンセプト
制作物図面 制作物図面
制作物パース 制作物パース

ACTIVITY

学内説明会(4/14,5/13) (10/17更新)

2017/10/17

参加者を集め、技能講習や今年度の制作物についての説明、メンバー紹介をしました。
今年度の参加者は1、2年生が多く、まだ設計図の見方や専門用語を学んでいないので、丁寧な説明を心がけました。
参加者は45人で、去年に引き続き過去最多人数を更新しました。学内説明会後、参加者たちは夏の本番に向けて準備をはじめ、技能講習にも進んで参加をしてくれました。

  • 学内説明会_1 学内説明会_1
  • 学内説明会_2 学内説明会_2

技能講習(6/11,7/1,8/8,8/9) (10/17更新)

2017/10/17

技能講習ではノコギリやノミ、玄翁を使って先輩の指導の下、木材加工をします。今年度は六月から本番まで月に⼀度、合計三回の技能講習を行いました。
⼀度目は木材の性質と工具の使い方を知ってもらうために、木材と工具に触れてもらいながら、説明を中心に行いました。
⼆度目は本番で作ることになる継手を実際に三人一組で作ってもらいました。
はじめて工具を扱う人が多く、時間はかかりましたが、みんなが木を継なぐことができました。
三度目は本番で加工する時に使うための馬をみんなでつくりました。
本番直前だったので、みんな本番に向けての練習だと意識しながら技能講習を行うことができました。

  • 7月技能講習 7月技能講習
  • 8月技能講習 8月技能講習

本工期(8/14〜8/28) (10/17更新)

2017/10/17

中津川市加子母という自然豊かな土地で、⼆週間自炊生活をしながら制作物をつくりあげました。
地元の工務店の方に指導をしていただきながら、前半の⼀週間では工務店の加工場をお借りして、プレーナーがけや、木材の罫書き、加工を中心に行いました。
後半の⼀週間では現場で既存の柱梁への加工と、加工した木材の組み建てを行いました。参加者全員の力を合わせて、無事に⼆週間で竣工することができました。
また、地域の方と木工体験などを通して交流をし、貴重なお話を聞くことができました。
このような体験ができるのは加子母の方々の支援があってこそです。本当に感謝でいっぱいです。

  • 作業風景_1 作業風景_1
  • 作業風景_2 作業風景_2
工務店との打ち合わせ 工務店との打ち合わせ
制作物と参加者 制作物と参加者

制作物について(10/27更新)

2017/10/27

○制作物
今年は20年前に建てられ、使われなくなっていたログハウス展⽰場の⼀棟の改修を⾏いました。お施主様の希望により、これまでの加⼦⺟で⾏われた活動を展⽰する場所となるよう設計しました。⼯務店の⽅にアドバイスをいただきながら何度も繰り返し検討を重ねました。
これから加⼦⺟に訪れる学⽣や地域の⽅たちの学び場となり、愛され続ける建物になってほしいと思います。

○まとめ
2017 年度の⽊匠塾には名城⼤学建築学科から45名(1回⽣16名、2回⽣13名、3回⽣11名、4回⽣5名)が参加しました。2016年度後期から幹事会・ミーティングを重ねつつ準備を⾏い、12⽉には学内説明会を開催、2⽉には加⼦⺟でのシンポジウムに参加、5⽉からには制作物の設計を開始するとともに、道具等の準備、⼯期中の作業計画の⽴案などを、すべて学⽣たちが主体的に実施しました。8⽉11〜13⽇のプレ⼯期、14〜28⽇の本⼯期に45⼈の学⽣が参加し、「みどりの健康住宅」の展⽰場の製作を⾏ないました。10⽉からは次年度に向けた幹事グループを組織し、準備を始めています。プロジェクトを通じて⾼い学習意欲の向上や⽊造建築の構造・施⼯への理解の深まり、また、地域の⽅々や他⼤学との交流など通常の授業にはない学⽣の顕著な成⻑が⾒られています。

  • 制作物方針 制作物方針
  • 制作物コンセプト 制作物コンセプト
制作物図面 制作物図面
制作物パース 制作物パース
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ