大学概要 【2019年度実施分】基地を抱える地域の課題を解決する体験型プログラム

経済学部

No.7

実施責任者大瀧 真俊

 経済学部のフィールドワーク科目「基地経済について考える」は、本学近郊の自衛隊および問題が集中する沖縄を訪問して基地の実態を学び、それをもとに基地を抱える地域の課題を経済的視点から考えるものである。本プラグラムでは、同科目で実施するグループワークの際に異なる所属ゼミの学生を組み合わせることによって、1つの課題に対して多様な研究手法をもつ学生が集うという、既存のゼミとは異なる新しい「学びのコミュニティ」を創出することを目的とする。

沖縄調査旅行(後編)

2019/09/02

 (前編から続く)沖縄調査旅行の2日目(8/24)は、北谷町のアメリカンビレッジを訪れました。ここは米軍ハンビー飛行場の跡地であり、アメリカ文化を中心とした商業施設やビーチなどのレジャー施設が集積しています。訪問者の多くは国内外の観光客でしたが、米軍関係者もよくみられ、彼らとコミュニケーションをとった学生たちもいました(写真5)。
 次いで沖縄市コザ運動公園で開催されていた全島エイサーまつりを見学しました(写真6)。アメリカンビレッジから一転して、琉球文化の伝統を色濃く感じさせるイベントです。これらの全く異なる2つの文化を活用することが、観光業を今後の沖縄経済の柱とするための鍵ではないでしょうか。またこの会場にも多くの米軍関係者が足を運んでいたことが印象的でした。
 宿に戻って夕食をとった後、本科目の調査報告書の最終校正を行ないました(写真7)。所属ゼミの異なる学生が協力して1つの課題にとり組む姿は、このプログラムで企図した新しい「学びのコミュニティ」の創出を感じさせます。
 最終日(8/25)の午前中は、沖縄市観光物産振興会によるガイド「基地のまちKOZAを歩く」を体験しました(写真8)。沖縄市コザ地区には嘉手納基地の門前町として栄えてきた歴史があり、基地との共存という関係も成立し得ることを学びました。
 午後は首里城公園(写真9)と国際通りを見学し、沖縄観光業の現状に触れました。名古屋に戻ったのは20時過ぎ、3日間を通して数多くの実りある経験を積むことが出来ました。
 今回の調査旅行にご協力いただいた各施設・機関のみなさまに、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

  • 写真5 写真5
  • 写真6 写真6
  • 写真7 写真7
  • 写真8 写真8
  • 写真9 写真9

ACTIVITY

プログラムの開始と見学依頼書の提出の様子

2019/04/23

 本プログラムの基盤となる経済学部の社会フィールド科目「基地経済について考える」がスタートしました。初回4月8日の人数調整には、定員20名に対して60名が応募するという盛況ぶりでした(履修重複の調整のため21名に、写真1)。4月22日に所属ゼミを分散してグループを決め、今後はグループごとに各自で課題を設定して調査を進めていくことになります。
 また4月17日、この科目の前半の目玉である自衛隊(陸上自衛隊守山駐屯地・航空自衛隊小牧基地)の見学に関して、自衛隊愛知地方協力本部の方にご来学いただき、参加学生の代表を交えて見学依頼書を提出しました(写真2)。守山駐屯地の見学は5月13日、小牧基地の見学は6月10日の予定です。両日ともに見学が実行されること(=自衛隊の緊急出動がないこと)を願うばかりです。

  • 写真1 写真1
  • 写真2 写真2

陸上自衛隊守山駐屯地の見学(5/13)

2019/05/27

 5月13日(月)、陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市守山区)を見学しました。はじめに自衛隊の任務の概要について説明を受け、合わせてPKO活動などで海外派遣を経験された方に国際舞台での自衛隊の活動を紹介していただきました。次に第35普通科連隊の方に災害救助時における人命救助システムについて説明していただき、その機材に触れさせてもらいました。最後に第306基地通信中隊を見学し、第10師団管区(東海・北陸地方)および駐屯地内の通信に関する説明を受け、御嶽山噴火時のヘリからの撮影映像などを見せていただきました。見学終了後には、食堂で隊員の方々と同じ昼食をとるという貴重な経験もさせてもらいました。参加学生たちは、報道では伝えられていない自衛隊の活動について知ることができ、自衛隊に対する認識を深められた様子です。フィールドワークの主眼である「現場から物事を考えること」――それを実践できるように、今回の見学をこれからの調査に生かして欲しいと思います。
 今回の見学にご協力いただいた守山駐屯地および愛知地方協力本部のみなさまに、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

航空自衛隊小牧基地の見学(6/10)

2019/07/10

 6月10日(月)、航空自衛隊小牧基地(小牧市)を見学しました。はじめに小牧基地の概要について説明を受け、自衛隊における航空輸送の中心地であることや、それゆえに海外派遣の拠点であること、また南海トラフ地震の発生時には救援基地となることなどを学びました。次に基地内をマイクロバスで移動し、広報資料館では小牧基地の歴史や展示物について、飛行操縦経験のある方にご自身の体験談を交えながら、説明していただきました。最後に実物のU-125A(救難捜索機)とUH-60J(救難ヘリコプター)を間近で見学させていただき、現役パイロットの方から貴重なお話しをうかがうことが出来ました。
 今回の見学をお引き受けいただき、また当日の雨天に応じてわざわざ見学行程を組み直してくださった小牧基地および愛知地方協力本部の皆様に、改めて厚くお礼申し上げます。
 最後に苦言を。今回の見学では、集合時間に遅れたり、見学中に失礼な行動をとったりする参加者がみられました。そうした行為は、多忙な任務の中で時間を割いて、私たちの見学のために尽力してくださった小牧基地の方々のご厚意を踏みにじるものです。フィールドワークとは、「見学させていただいている」ものであることを忘れないで下さい。

沖縄調査旅行(前編)

2019/09/02

 8月23日~25日の3日間、本フィールドワーク科目の総決算として沖縄調査旅行を実施しました。
 初日はまず沖縄国際大学(宜野湾市)を訪れ、2004年にキャンパス内で発生した米軍ヘリ墜落事故の現場とモニュメント(写真1)、および施設屋上から普天間飛行場の様子(写真2)を見学させてもらいました。参加した学生は、自分たちと同じ大学生が基地とその危険性に日々接している状況を目の当たりにし、深く考えさせられたようです。
 次に嘉手納町に移動して、道の駅かでなの屋上から嘉手納飛行場の様子を見学しました(写真3)。その後、まち歩き事務局にガイドをお願いして「嘉手納町18%のまち歩きコース」を体験しました(写真4)。現地の方から実体験を交えたお話しをうかがい、基地を抱える地域ではどのようなことが起きるのかについて、理解を深めることが出来ました。
 この日の最後は、基地跡地開発の成功事例とされる商業施設・ライカム沖縄に寄り、夕食をとりながら賑わいぶりを視察しました。宿泊地のコスタビスタ沖縄に着いたのは20時過ぎ、早朝から1日中活動したことで、学生たちもさすがに疲れた模様でした(後編に続く)。

  • 写真1 写真1
  • 写真2 写真2
  • 写真3 写真3
  • 写真4 写真4

沖縄調査旅行(後編)

2019/09/02

 (前編から続く)沖縄調査旅行の2日目(8/24)は、北谷町のアメリカンビレッジを訪れました。ここは米軍ハンビー飛行場の跡地であり、アメリカ文化を中心とした商業施設やビーチなどのレジャー施設が集積しています。訪問者の多くは国内外の観光客でしたが、米軍関係者もよくみられ、彼らとコミュニケーションをとった学生たちもいました(写真5)。
 次いで沖縄市コザ運動公園で開催されていた全島エイサーまつりを見学しました(写真6)。アメリカンビレッジから一転して、琉球文化の伝統を色濃く感じさせるイベントです。これらの全く異なる2つの文化を活用することが、観光業を今後の沖縄経済の柱とするための鍵ではないでしょうか。またこの会場にも多くの米軍関係者が足を運んでいたことが印象的でした。
 宿に戻って夕食をとった後、本科目の調査報告書の最終校正を行ないました(写真7)。所属ゼミの異なる学生が協力して1つの課題にとり組む姿は、このプログラムで企図した新しい「学びのコミュニティ」の創出を感じさせます。
 最終日(8/25)の午前中は、沖縄市観光物産振興会によるガイド「基地のまちKOZAを歩く」を体験しました(写真8)。沖縄市コザ地区には嘉手納基地の門前町として栄えてきた歴史があり、基地との共存という関係も成立し得ることを学びました。
 午後は首里城公園(写真9)と国際通りを見学し、沖縄観光業の現状に触れました。名古屋に戻ったのは20時過ぎ、3日間を通して数多くの実りある経験を積むことが出来ました。
 今回の調査旅行にご協力いただいた各施設・機関のみなさまに、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

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  • 写真8 写真8
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