大学概要 【2019年度実施分】ラーン&アクション國酒事業

農学部

No.11

実施責任者加藤 雅士

1.チャレンジ國酒プロジェクト
→『海外市場向け日本酒の企画・製造・マーケティング・販売』を4年間かけて実践する(3年目)。
2.美食とお酒の広場
→前年度に引き続きフォーラムを開催し、多様な関係者のつながりを生む場として機能させる
3.美食とお酒のツーリズム共同開発
→「美食やお酒」を中心テーマにしたインバウンドツーリズムを共同開発する。

フランクフルトの日本酒バー・小売店のJ'epoca SAKAbarを訪問【フランス・アルザス研修(4)】

2019/10/10

海外研修の最終日である9月12日(木)には、ドイツ・フランクフルト市内で日本酒バー・小売店J’epoca SAKAbarを経営されている向出 氏を訪ね、学生企画の日本酒やプロジェクトについて紹介させていただいたほか、向出氏よりドイツにおける日本酒を題材とした店舗の経営について、具体的で非常に参考となるお話を聞くことができました。

今回の訪問で、陸続きでありながらフランスと大きく違うドイツの文化や食習慣について知るとともに、国際金融都市であるフランクフルトの市場についての理解を深め、日本酒を国際的に普及する上での課題と可能性、学生としてできることについて、改めて確認をすることとなりました。

  • 学生からプロジェクトの説明 学生からプロジェクトの説明
  • 向出氏の親切な説明も多くの学びを得ることができた 向出氏の親切な説明も多くの学びを得ることができた
  • 店舗内にて 店舗内にて

ACTIVITY

学生によるフランス向け日本酒企画の紹介(美食とお酒の広場にて)

2019/04/26

421日(日)、「美食とお酒の広場」も共催となり、東海地区の日本酒愛好会である一合一笑の会、みなみ日本酒の会が主催となって開催された『第21回春の利酒会』の基調講演において、名城大学農学部・加藤雅士教授による「あいち発酵文化の魅力」と併せ、プロジェクトに参加する学生による「学生が企画する「欧州市場向け日本酒」企画立案ワークショップ」というテーマでプロジェクトの紹介を行いました。

その後に開催された交流会においては、愛知県内を中心とした酒蔵に混じり、名城大学のほか、名古屋大学、岐阜大学、中部大学の学生・教員らにより、各校で取り組まれているオリジナル日本酒のパネル展示とお酒の提供を行い、周知を行いました。

2019年度の「学生が企画する欧州市場向け日本酒」のプロジェクト(チャレンジ!國酒プロジェクト)は、実際にできた商品を元に、ラベルの完成、情報提供内容の整備、販路開拓やプロモーションの検討と実施等に取り組むことが計画されています。

  • 講演風景:加藤雅士教授 講演風景:加藤雅士教授
  • 学生による発表風景① 学生による発表風景①
  • 学生による発表風景② 学生による発表風景②
  • 来訪者に大学オリジナル製品(華名城)を紹介 来訪者に大学オリジナル製品(華名城)を紹介
  • 他大学の学生・教員らとの情報交換も 他大学の学生・教員らとの情報交換も

『これから食に携わる人たちに、日本の発酵食・日本酒を伝えたい』名古屋調理師専門学校での学生企画による発酵食・日本酒セミナーを開催!

2019/10/10

名城大学で進めているフランス市場向けの日本酒企画・販売プロジェクト。
商品の出来上がりとフランスでの発表を前にして、参加学生たち自らの企画として、8月2日(金)に名古屋市内にある名古屋調理師専門学校に在校する「食を学ぶ若者」を対象に、発酵食と日本酒についてのセミナーを開催しました。
学生によるフランス向け企画も同世代の若者にも届けたいとの思いも含めたものとなっておりましたが、国内でも同様の理念で若者に伝えたいとの学生の思いから実現した企画となりました。
セミナーでは33名の名古屋調理師専門学校の学生を前に、第一部は学生による日本酒について、そして名城大学の國酒プロジェクトについての紹介が、次いで加藤雅士農学部教授による愛知の発酵食文化を中心とした講義が行われました。
日本酒の紹介では香りのみの唎酒も行い、実際の体験も含めて日本酒の魅力を知っていただく機会ともなりました。
参加した学生は、製菓に使用するリキュールやワインのテイスティングをしたことがあるが、日本酒については初めて。専門的で難しい内容もあったが、日本酒に興味が持て、これから深めていきたいなどの感想が聞かれました。

  • 準備風景、緊張した面持ち。 準備風景、緊張した面持ち。
  • メイン講師は企画した農学部の松本さん。 メイン講師は企画した農学部の松本さん。
  • 香りを確かめる唎酒の風景。 香りを確かめる唎酒の風景。
  • 最後に加藤教授から発酵食文化の講演。 最後に加藤教授から発酵食文化の講演。

『もはやヒントは出尽くした?「國酒」の現状と次なる一歩』 第12回美食とお酒の広場を開催

2019/10/10

8月24日(土)、名古屋小売酒販組合のご協力により会場をお借りし、第12回美食とお酒の広場を開催しました。

第一部として、学生の日本酒プロジェクトの企画にも理解協力をいただいている、「中部からクールジャパン発信委員会」の発起人であり、国の「ENJOY JAPANESE KOKUSHU」プロジェクトの発起にも携わった名古屋大学客員教授の佐藤宣之氏から、『もはやヒントは出尽くした?「國酒」の現状と次なる一歩』をテーマにご講演。
昨年にも講演いただいた、パリ・ロンドンで認知度とブランド価値を高め、ニューヨークやその他の市場で販売拡大を図っていく、佐藤氏の基本的な見解について解説をいただいた上で、国税庁の次年度基本方針における日本産酒類の国際普及の政策強化についての解説と、その中の施策としての地理的表示(GI)に関する関心の高まりについて言及・解説をいただきました。

引き続き、参加者に現状の学生によるフランス市場向け日本酒企画「チャレンジ!國酒プロジェクト」について、学生から発表の上、連携協力いただく愛知県武豊町の原田酒造の原田晃宏氏より、ご挨拶をいただきました。
発表に際し、佐藤氏からは「自身のステータス構築という基本戦略とは違う点からフランスを市場として捉えたアプローチとしてはユニークで、期待を込めて、日本好きの多いフランスで受け入れられるだろう」とコメントをいただきました。
9月の研修では現地で営業活動を進め、国内外で楽しんでいただく状況を整えていく算段です。

第二部では、東海地区の蔵元や中部からクールジャパン発信委員会のメンバーなど、様々な関係者が集まり、交流会。
学生にとっても学びと刺激の多い機会となったことでしょう。

  • 基調講演の風景 基調講演の風景
  • 発表は「國酒プロジェクト」代表の後藤(農学部3年) 発表は「國酒プロジェクト」代表の後藤(農学部3年)
  • 挨拶する原田氏(原田酒造) 挨拶する原田氏(原田酒造)

在日本国ストラスブール総領事館及び日本文化交流イベント「Association Kakemono」代表Fabrice Dunis氏の訪問【フランス・アルザス研修(1)】

2019/10/10

9月9日(月)、フランス・ストラスブールにある在日本国ストラスブール総領事館を表敬訪問し、佐藤総領事にフランス市場向け日本酒の取り組みや製品について紹介を行い、その上でアルザス地方をはじめとしたフランス市場への日本酒の紹介、流通・販売等に関する情報提供や助言をいただきました。

また、在日本国ストラスブール総領事館の主催する領事公邸での会食会において、学生の企画した日本酒を提供し、その紹介やマーケティングリサーチについて協力いただくなどの可能性についても、前向きに議論されました。

佐藤総領事からは、日本文化の愛好家であり、主催する文化交流イベント「 Association Kakemono」の代表を務めるファブリス氏についてもご紹介いただき、総領事館近くに位置する日本の漫画を中心とした店舗に訪問、Dunis氏とは今後の連携について協力関係を結ぶことについて前向きな意見交換を行いました。

ファブリス氏との面会にて ファブリス氏との面会にて

コルマールの日本ショップ「Konjaku」とのタイアップによるワークショップの開催【フランス・アルザス研修(2)】

2019/10/10

9月10日(火)、フランス・コルマールにある日本の文化や商品を取り扱う店舗「Konjaku」(代表氏)、及びCEEJA(アルザス欧州日本学研究所)の協力により、日本酒の紹介、そして学生の企画した日本酒の紹介とフィードバックを得るための機会設定としてワークショップを実施しました。

まず、加藤雅士農学部教授より名城大学の紹介、麹菌や酵母、名城大学農場のカーネーションより分離した酵母についてなどの紹介を行ったのち、国際日本酒普及連盟の宮田久司氏より日本酒についての概要を説明、その後に本「國酒プロジェクト」代表の後藤実和(農学部3年)より学生企画の日本酒についてプレゼンを行い、食のペアリングとともにテイスティングが行われました。

テイスティングは、味覚やペアリングを楽しむほか、お酒の好みや満足度、各自が考えるオススメの食とのマリアージュなどについて記載いただき、貴重なフィードバックを得ることができたとともに、13名の日本への関心が高い参加者からの質問や議論も非常に熱気を帯びたものとなりました。

[Konjakuのブログより:
https://www.konjaku.fr/blog/2019/09/14/resume-soiree-sake-20190910.html?fbclid=IwAR3EZveGYOCyBrdtc_ctShJd3T3jee8gdGZRgePxHTSSKXZao_gMHF1qwts]

  • 会場準備の様子 会場準備の様子
  • 農学部加藤雅士教授の発表 農学部加藤雅士教授の発表
  • 学生の発表 学生の発表

フランスのEcole Hotelier(調理師・サービス専門学校)「CEFPPA Adrien Zeller」との連携による日本酒セミナーの開催【フランス・アルザス研修(3)】

2019/10/10

9月11日(火)、フランス・ストラスブール市内のÉcole Hôtelière(調理師・サービス専門学校)「CEFPPA Adrien Zeller」において87名の学生を対象としたセミナーを行いました。

セミナーははじめに国際日本酒普及連盟の宮田久司氏より日本酒に関するセミナーが行われたのち、名城大学生によるプロジェクトの発表、さらに日本酒のテイスティングを行いました。

本機会は、学生の「同世代の食に関わる若年層に日本酒を知っていただく機会を提供したい」との思いから、CEEJA(アルザス欧州日本学研究所)、及びCEFPPA Adrien Zellerの協力により実現したもので、その思いの通り、参加した若い学生は非常に熱心に話に耳を傾けるとともに、様々な質問や食とのマリアージュに関する提案など、活発なやりとりが交わされました。

セミナーの終盤には、CEFPPA Adrien Zellerの代表取締役である Sébastien Malgras氏よりコメントをいただき、是非今後ともこのような学びの機会を増やしていき、名城大学との交流を深めていきたいとのメッセージをいただきました。

終了後には、Malgras氏の招待により同学の学生が調理やサービスを提供するフランス料理に舌鼓を打ち、学生にとって非常に良い経験になるとともに、今回のプロジェクトの一つの目的達成につながる機会となったと思われます。

  • 学生の発表の様子 学生の発表の様子
  • 宮田氏の講演の様子 宮田氏の講演の様子
  • 学生は「フランス式」の運営に対し機転を利かして対応 学生は「フランス式」の運営に対し機転を利かして対応
  • プレジデントSébastien Malgras氏の挨拶 プレジデントSébastien Malgras氏の挨拶
  • 終了後の集合写真 終了後の集合写真
  • Malgras氏により招待された昼食にて Malgras氏により招待された昼食にて

フランクフルトの日本酒バー・小売店のJ'epoca SAKAbarを訪問【フランス・アルザス研修(4)】

2019/10/10

海外研修の最終日である9月12日(木)には、ドイツ・フランクフルト市内で日本酒バー・小売店J’epoca SAKAbarを経営されている向出 氏を訪ね、学生企画の日本酒やプロジェクトについて紹介させていただいたほか、向出氏よりドイツにおける日本酒を題材とした店舗の経営について、具体的で非常に参考となるお話を聞くことができました。

今回の訪問で、陸続きでありながらフランスと大きく違うドイツの文化や食習慣について知るとともに、国際金融都市であるフランクフルトの市場についての理解を深め、日本酒を国際的に普及する上での課題と可能性、学生としてできることについて、改めて確認をすることとなりました。

  • 学生からプロジェクトの説明 学生からプロジェクトの説明
  • 向出氏の親切な説明も多くの学びを得ることができた 向出氏の親切な説明も多くの学びを得ることができた
  • 店舗内にて 店舗内にて
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ