大学概要 【2019年度実施分】これからの地域福祉とデザインの役割を考える(学生主体による就労支援施設拡張工事と山林資源を活用した福祉施設の提案)

理工学部建築学科

No.16

実施責任者谷田 真

就労支援施設拡張工事は、家庭と就労支援の場をつなぐ第三の居場所を福祉施設の一角に増設するプログラムである。学生たちは、福祉の現場を観察調査し、障がい者を支える方からヒアリングをすることで、リアルな福祉環境を学ぶとともに、実情に応じた家具等の制作を通して、ものづくりの楽しさを体感する。
山林資源を活用した福祉施設の提案では、高齢者の新たなコミュニティの創出を目指している。学生が地域で活躍する事業家らとともに福祉空間のこれからを考える学びのプログラムである。

第三の居場所のデザイン検討と現場体験

2019/12/26

就労の場を考える一環として、第三の居場所を施設の一角に整備するプログラム。学生たちは、現場を観察調査し、関係者からヒアリングをすることで、リアルな現場環境を学ぶとともに、実情に応じた居場所デザイン等の検討や、実際の制作現場を体感することで、リアルなものづくりを体得した。
最初に、学生たちは現場調査を行い、関係者の要望や条件等を把握。それらを踏まえ、個々の学生たちがデザイン案を持ち寄り、複数回のディスカッションを通して、一つの形に収斂させていった。次に実際の制作に向け、ディテールを詰めるとともに、モデルも制作して課題点等を探り出した。以上のプロセスを経てまとめた成果品を、工務店に渡し、実際に制作に入ってもらった。学生たちは、自らデザインした空間がリアルに立ち上がる現場を体感することで、ものづくりの楽しさと難しさ、達成感を学び、感じた。

  • 関係者の要望や条件等を踏まえ、学生たちがデザイン案を持ちよる。 関係者の要望や条件等を踏まえ、学生たちがデザイン案を持ちよる。
  • 複数回のディスカッションを通して、一つの形へまとめていく。 複数回のディスカッションを通して、一つの形へまとめていく。
  • 実際の制作に向け、模型でディテールを検討。 実際の制作に向け、模型でディテールを検討。
  • 学生たちは、自らデザインした空間が作られていく現場を体験。 学生たちは、自らデザインした空間が作られていく現場を体験。

ACTIVITY

宮城県石巻市・福祉施設「愛さんさんビレッジ」の視察

2019/11/08

9月25日に宮城県石巻市にある有料老人ホーム「愛さんさんビレッジ」の視察を行いました。
当施設は、障がい者教育施設と老人ホームを掛け合わせることで、障がいを持った方が高齢者を支える、新たなビシネスモデルを実践されているものです。一方で、福祉施設に対する社会の認知度はまだまだ高いとは言えません。当福祉施設をデザインの力でより良いものにしていくためのサポートを、名城大学建築学科・佐藤研究室を中心に実践しています。
8月には、写真1に示すような福祉施設の増設計画を作成し、プロジェクトメンバーへの提案を行っていました。今回の9月は、更に提案をブラッシュアップするために、現地の施設見学と周辺敷地見学を行いました。
福祉の現場を実際に見る機会はなく、参加した学生にとっては実社会で起きていることを知る、とても意義深い機会となったと思います。
建築やデザインは、様々な社会問題を解決する手助けとなれる学問でもあります。一生懸命勉強して、だれかが喜ぶ手助けができる。そんな実践型の学習を進めています。

  • 1.学生による福祉施設増設計画の提案 1.学生による福祉施設増設計画の提案
  • 2.現地施設の見学の様子 2.現地施設の見学の様子
  • 3.施設周辺環境の視察 3.施設周辺環境の視察
  • 4.施設メンバーとの集合写真 4.施設メンバーとの集合写真

名城大学での新施設計画打ち合わせ

2019/12/10

これからの地域福祉とデザインの役割を考えるでは、複数の地域で福祉と地域の関係を考えています。
対象地の一つである宮城県石巻市では、有料老人ホーム「愛さんさんビレッジ」をより地域に開いたものへと発展させるべく、新たな施設の計画を練っています。津波で大きな被害を受けてしまい、新たな新興住宅地としての歩みを始めている同地区で、老人や障がいのある方、地域住民が一体となって暮らしていける施設を検討しています。
本プロジェクトでは、有料老人ホームを営む「愛さんさんビレッジ」に加え、茅ヶ崎でコワーキングスペースを営むソーシャルイノベーター、6次化コーディネーター、コピーライターと様々な人々と共同して企画を進めてきました。本格的に施設を計画する段階となり、新たに名古屋の建築家「ナノメートルアーキテクチャー」を加えたメンバーで実現に向けた計画を進めています。
12月3日には、施主である「愛さんさんビレッジ」の運営チームに名城大学にお越しいただき、打ち合わせを行いました。「ナノメートルアーキテクチャー」と佐藤研究室で一緒に進めてきた案を見せ、具体的な経営計画の話もしました。
実際にできる建物について考え、施主に提案する、という、アクティブラーニングは、学生にとっての何よりの学びです。
地域にとって良い施設になるよう、これからも検討を継続します。
(建築学科助教 佐藤布武)

  • 学生による福祉施設増設計画の発表風景 学生による福祉施設増設計画の発表風景
  • 検討過程を示した模型 検討過程を示した模型
  • 既存施設の前の増築案 既存施設の前の増築案

第三の居場所のデザイン検討と現場体験

2019/12/26

就労の場を考える一環として、第三の居場所を施設の一角に整備するプログラム。学生たちは、現場を観察調査し、関係者からヒアリングをすることで、リアルな現場環境を学ぶとともに、実情に応じた居場所デザイン等の検討や、実際の制作現場を体感することで、リアルなものづくりを体得した。
最初に、学生たちは現場調査を行い、関係者の要望や条件等を把握。それらを踏まえ、個々の学生たちがデザイン案を持ち寄り、複数回のディスカッションを通して、一つの形に収斂させていった。次に実際の制作に向け、ディテールを詰めるとともに、モデルも制作して課題点等を探り出した。以上のプロセスを経てまとめた成果品を、工務店に渡し、実際に制作に入ってもらった。学生たちは、自らデザインした空間がリアルに立ち上がる現場を体感することで、ものづくりの楽しさと難しさ、達成感を学び、感じた。

  • 関係者の要望や条件等を踏まえ、学生たちがデザイン案を持ちよる。 関係者の要望や条件等を踏まえ、学生たちがデザイン案を持ちよる。
  • 複数回のディスカッションを通して、一つの形へまとめていく。 複数回のディスカッションを通して、一つの形へまとめていく。
  • 実際の制作に向け、模型でディテールを検討。 実際の制作に向け、模型でディテールを検討。
  • 学生たちは、自らデザインした空間が作られていく現場を体験。 学生たちは、自らデザインした空間が作られていく現場を体験。
  • 情報工学部誕生
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ