大学概要 【2019年度実施分】低学年からプロフェッショナリズムを涵養する他施設協働による参加型多職種連携教育(IPE)の実践

薬学部

No.12

実施責任者野田 幸裕

本取組ではチーム医療で活躍できる薬剤師の育成を目指し、1年次から体系的かつ、段階的に目標を設定して、薬学生が多職種の学生と共に「チーム医療」を学びます。低学年では、「医療」をテーマとした映画や動画を鑑賞後に「病いの経験が持つ意味や患者への共感」について、高学年では、実臨床を想定した症例と模擬患者を活用して「チーム医療の重要性」について、医学生や看護学生とともに学習することを目標としています。

関連リンク

模擬患者・家族参加型多職種連携教育 in 名古屋大学:特別IPE(多職種連携教育の講義)(活動報告5)

2019/12/19

 2016年度から5年次の単位認定として実施しています2019年度InterProfessional Education(IPE:多職種連携教育)が、名古屋大学医学部講義棟1階会議室2と2階ゼミ室にて実施されました[通称、特別IPEとして6名参加:12月11日(水)]。
 昨年度に引き続き高齢化社会のがん医療をテーマとして、5学科の学生(医・薬・看・リハ・社会福祉)がチームを組みディスカッションを行いました。具体的には、シナリオを元に症例検討したのち、模擬患者・家族との医療面接を通して情報収集を行い、患者中心の在宅療養計画を作成しました。このIPEを通じて、①チームコミュニケーション力や他職種の役割、②生活者としての患者・家族の思いに気づくこと、③多職種連携の意義とその効果を実感することを体験学習します。
本講義のスケジュール:
 チームビルディング→ミニレクチャー(多職種連携医療など)→グループワーク(患者理解と問題抽出や医療面接の準備)→模擬患者・家族と医療面接(情報収集)→グループワーク(在宅療養計画立案)→模擬患者・家族と医療面接(在宅療養計画の説明)→経験学習の振り返り

  • オリエンテーションの様子(12月11日) オリエンテーションの様子(12月11日)
  • グループワークの様子(12月11日) グループワークの様子(12月11日)
  • 患者家族との面談の様子(12月11日) 患者家族との面談の様子(12月11日)
  • 発表の様子(12月11日) 発表の様子(12月11日)

ACTIVITY

多職種連携教育ワークショップin 愛知医大(活動報告1)

2019/11/11

今般、愛知医科大学においても、医学生、看護学生、薬学生が協働して議論するIPEのプログラムを構築してきました。そこで、本年度最初の取組として、2019年5月9日、愛知医科大学におけるプロフェッショナリズムのカリキュラムの授業の一環として、愛知医科大学体育館にて1学年のIPEを医学生、看護学生、薬学生で実施しました。各1年次の医学生125名、看護学生101名、薬学生(名城大学)73名が参加しました。本取組の目的は、医学部・看護学部・薬学部に入学した学生が、共に医療者を目指す職種であること、医療には多職種との積極的なコミュニケーションを図りながら患者・家族を含め連携しなければならないことを理解し、自覚することとしました。また、目標として、①グループワークを通して、自職種間、他職種間の学生と積極的にコミュニケーションがとれること、②アサーティブコミュニケーションを意識して、自分の考えを伝えることができること、③医療における多職種連携・チーム活動の重要性を理解し、説明できることとしました。
ワークショップのスケジュール:
オリエンテーション→アイスブレイク:輪っかゲーム→アイスブレイク振り返り→自己紹介→多職種グループディスカッション→発表とまとめ

  • オリエンテーションの様子 オリエンテーションの様子
  • アイスブレイクの様子 アイスブレイクの様子
  • グループワークの様子 グループワークの様子
  • 太陽系惑星の構図で、患者をチームの一員としてKJ法をまとめた発表の様子 太陽系惑星の構図で、患者をチームの一員としてKJ法をまとめた発表の様子

医薬入門IPE in 名古屋大学(薬剤師の使命IIの講義)(活動報告2)

2019/11/11

昨年度に引続き2019年10月9日(水)と16日(水)、薬学部1年生は薬剤師の使命Ⅱの講義の一環としての多職種連携教育を名古屋大学あるいは藤田医科大学の医学部の1年生と合同講義を行いました。
名古屋大学
10月9日(水)と16日(水)の2日間、本学薬学部1年生188名(9日128名、16日60名)は、医学部1年生110名との合同講義「医薬学入門IPE」に参加しました。本講義は名古屋大学医学部(鶴舞キャンパス)で行われ、地域医療や緩和医療の中で医療人としての倫理観を涵養するための科目として位置づけられています。本講義の目的は、①少人数グループに分かれて、グループワークに必要なコミュニケーション能力と態度を身につける、②多職種連携教育ゲームを通して、医療・介護・福祉系専門職の名前を知り、それぞれの職種の役割を学ぶ、③地域医療や緩和医療に関する映画を通して、医療人として必要な倫理観などについて学習する、④自らの意見をプレゼンテーションすることを学習する、としています。
本講義のスケジュール:
オリエンテーション→アイスブレイク:多職種連携教育ゲーム→Cinemedication→プレゼンテーションとまとめ

  • オリエンテーションの様子(10月9日) オリエンテーションの様子(10月9日)
  • グループワークの様子(10月9日) グループワークの様子(10月9日)
  • iPADでの講義の様子(10月16日) iPADでの講義の様子(10月16日)
  • iPEGでのアイスブレークの様子(10月16日) iPEGでのアイスブレークの様子(10月16日)
  • 映画鑑賞後にKJ法でまとめた発表の様子 (10月16日) 映画鑑賞後にKJ法でまとめた発表の様子 (10月16日)

プロフェッショナリズムI in 藤田医科大学(薬剤師の使命IIの講義)(活動報告3)

2019/11/11

昨年度に引続き2019年10月9日(水)と16日(水)、薬学部1年生は薬剤師の使命Ⅱの講義の一環としての多職種連携教育を名古屋大学あるいは藤田医科大学の医学部の1年生と合同講義を行いました。
藤田医科大学
10月16日(水)、本学薬学部1年生64名は、医学部1年生128名との合同講義「プロフェッショナリズムⅠ」に参加しました。本講義は医療人としての倫理観を涵養するための科目として位置づけられています。グループ討議では症例の問題を整理するために4分割表を用い、①医学的適応、②患者の意向、③QOL(生活の質)、④周囲の状況において、それぞれ分析、検討しました。学生たちは医学的な検討だけでなく、患者さん自身の利益やリスク、患者さんをとりまく家族や環境、医療制度や経済的な問題まで、積極的に話し合いながら、いろいろな視点で症例の問題点を抽出しました。
本講義のスケジュール:
学生は2つの教室に分かれ、1グループ5-6名(内薬学生は2名)、計32班で行いました。講義は、最初にアイスブレークとして、グループ対抗の輪っかゲームを行いました。その後、2つの症例ビデオ①終わりのない生命の物語(5)「見えない終止符」不妊治療、②終わりのない生命の物語(6)「ある家族の事情」認知症高齢者の医療を視聴し、グループ討議後、発表を行いました。
オリエンテーション→アイスブレイク:輪っかゲーム→症例ビデオを視聴→グループ討議→プレゼンテーションとまとめ

  • オリエンテーションの様子 オリエンテーションの様子
  • 輪っかゲームの様子 輪っかゲームの様子
  • グループワークの様子 グループワークの様子
  • 症例ビデオ後に4分割表でまとめた発表の様子 症例ビデオ後に4分割表でまとめた発表の様子

模擬患者・家族参加型多職種連携教育 in 名古屋大学:ポリクリIPE(多職種連携教育の講義)(活動報告4)

2019/12/19

 2016年度から5年次の単位認定として実施しています2019年度InterProfessional Education(IPE:多職種連携教育)が、名古屋大学医学部附属病院中央診療棟B棟1階にて実施されています[通称、ポリクリIPEとして全11回41名参加予定:5月17日(金)4名、5月24日(金)3名、6月21日(金)3名、6月28日(金)5名、7月5日(金)5名、8月30日(金)5名、9月6日(金)4名、11月15日(金)3名、11月22日(金) 3名、11月29日(金)4名、1月10日(金)4名(予定)]。
 昨年度に引き続き高齢化社会の医療をテーマとして、薬学生・医学生や看護学生がグループとなり、各職種の専門的視点からの議論と相互理解のもと、患者介護者にアプローチするという取組で行っています。討論する症例は「認知症が疑われる糖尿病の患者」であり、まさに現代社会で問題となっている認知症と糖尿病を取り上げました。参加する学生は、事前に名城IPEのホームページから症例や動画教材を用いて、症例に関連する各職種の基礎知識を自己学習します。終了後には患者の家庭での生活ビデオにて振り返りを行います。このIPEを通じて、①他の専門職種に対する自職種の役割、②チーム医療の重要性の理解、③他の専門職種に対する心理的障壁を如何に解決するかを涵養します。
本講義のスケジュール:
 ミニレクチャー(チーム医療・各職種)→自己紹介・グループ討論→各学部学生が模擬患者家族と応対→指導計画作成→薬・医・看護学生で模擬患者家族へ指導→指導計画発表・フィードバック

  • オリエンテーションの様子(12月6日) オリエンテーションの様子(12月6日)
  • グループワークの様子(12月6日) グループワークの様子(12月6日)
  • 患者家族との面談の様子(12月6日) 患者家族との面談の様子(12月6日)
  • 発表の様子(12月6日) 発表の様子(12月6日)

模擬患者・家族参加型多職種連携教育 in 名古屋大学:特別IPE(多職種連携教育の講義)(活動報告5)

2019/12/19

 2016年度から5年次の単位認定として実施しています2019年度InterProfessional Education(IPE:多職種連携教育)が、名古屋大学医学部講義棟1階会議室2と2階ゼミ室にて実施されました[通称、特別IPEとして6名参加:12月11日(水)]。
 昨年度に引き続き高齢化社会のがん医療をテーマとして、5学科の学生(医・薬・看・リハ・社会福祉)がチームを組みディスカッションを行いました。具体的には、シナリオを元に症例検討したのち、模擬患者・家族との医療面接を通して情報収集を行い、患者中心の在宅療養計画を作成しました。このIPEを通じて、①チームコミュニケーション力や他職種の役割、②生活者としての患者・家族の思いに気づくこと、③多職種連携の意義とその効果を実感することを体験学習します。
本講義のスケジュール:
 チームビルディング→ミニレクチャー(多職種連携医療など)→グループワーク(患者理解と問題抽出や医療面接の準備)→模擬患者・家族と医療面接(情報収集)→グループワーク(在宅療養計画立案)→模擬患者・家族と医療面接(在宅療養計画の説明)→経験学習の振り返り

  • オリエンテーションの様子(12月11日) オリエンテーションの様子(12月11日)
  • グループワークの様子(12月11日) グループワークの様子(12月11日)
  • 患者家族との面談の様子(12月11日) 患者家族との面談の様子(12月11日)
  • 発表の様子(12月11日) 発表の様子(12月11日)
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