大学概要 【2020年度実施分】寒冷地建築物の住環境改善と地域特徴の顕在化

理工学部建築学科

No.13

実施責任者佐藤 布武

本プロジェクトでは、2つの主たるフィールドを設けている。
山形県置賜郡飯豊町では、散居景観の継承に向けたプロジェクトに取り組んでいる。広大な田園地帯に住宅がポツリポツリと離れて立つ散居民家は、家の周りに屋敷林や付属屋などを配することで豊かな景観が成立している。この景観の美しさや魅力をリサーチによって取りまとめ、一つの冊子として配布するのが本年の目標である。
新潟県十日町市松代地区は、美しい棚田が広がる地域である。この地域の空き家をコミュニティ施設へと改修するプロジェクトを実施する。寒冷地建造物の特徴を鑑み、年間を通した利用が可能となるよう、施設を計画する。本年は、プロジェクトの第1段階として、実測・計画をベースに実施する。

山形県飯豊町の景観調査

2021/01/12

寒冷地建築物の住環境改善と地域特徴の顕在化は、新潟県十日町市と山形県飯豊町を対象に、現地に訪れ様々な調査・活動・設計を展開していくプログラムです。今回は、飯豊町の方の進捗を報告します。

山形県飯豊町は、冬の厳しい気候条件に対して、杉の木を植え、その周りに境界操作を施すことで母屋を守る生活の知恵があります。
今回は、実際の冬の様子を取材しに山形に行きました。コロナもあり、なかなか外出することが難しかったのですが、12月の冒頭に、最小人数で地域を訪れました。

行ってみると、大寒波で、まさかの大雪でした。
だからこその生活の知恵のすごさを体感しました。
このカヤによる境界を「カザライ」と呼びます。カザライがあることで、室内側に雪が当たっていないのがよくわかります。

しかしながらこう言った風景は、住宅が快適なものに建て替えられるタイミングで失ってしまうことも多いです。個性豊かな地域の景観を残すため、本来であれば、今年はこのカザライを作るワークショップなどを開催する予定でしたが、コロナもあり断念。その代わり、十分な距離をとって、このカザライがどのように作られているのかなど、お話を伺う、リサーチを行いました。

(建築学科助教 佐藤布武)

  • 学生の調査風景 学生の調査風景
  • 道から見たカザライ(遠景) 道から見たカザライ(遠景)
  • 道から見たカザライ(近景) 道から見たカザライ(近景)
  • 内側から見たカザライ 内側から見たカザライ

ACTIVITY

新潟県十日町市・蓬平集落オンライン現地見学の実施

2021/01/12

寒冷地建築物の住環境改善と地域特徴の顕在化は、新潟県十日町市と山形県飯豊町を対象に、現地に訪れ様々な調査・活動・設計を展開していくプログラムです。今回は、十日町市の方の進捗を報告します。蓬平集落の空き家で、片付け・解体・設計・施工を施すことで、多くの人が訪れる場所を作ることが最終目標です。一方で、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大対策の必要性から、なかなか現地に行く機会を作ることができませんでした。
そこで、今回は、施主兼現地協働者の渋谷さんの協力の下、オンライン現地見学会を実施しました。
学生たちはオンライン現地見学会の前に、昨年度大まかに実測しておいた図面と写真を元に模型を作っていました。オンライン現地見学会では、まず、この建築物の詳細を動画で確認していきました。写真と図面だけで把握していた段階は、空間を点でイメージしているような感覚でしたが、動画で見ることによりイメージが線として繋がっていくようでした。
建物をじっくりと見て回り、施主と意見交換をしたら、続いて建物周辺の散策へ。その建物がどういった風景の中にあるのかを見ていきます。集落の暮らしや成り立ちに関する質疑応答を重ねるとともに、十日町市の美しい棚田景観に魅せられた時間でもありました。また、施主の渋谷さんが携帯を片手に街を歩いていると、街の人が車を止め話しかけ、小さな子供が家の中から声をかけ、小学生が自転車に乗って突進してくる、といった、微笑ましい風景も見られました。町の人とも関わりながらプロジェクトを進めていけるような気がしています。その後の、どんな施設にすべきかというディスカッションにも力が入りました。
次回は、学生からの空き家の住環境改善に関する発表を11月に予定しています。

(建築学科助教 佐藤布武)

  • オンライン現地見学会の様子 オンライン現地見学会の様子
  • 改修予定建築物 改修予定建築物
  • 蓬平集落の様子 蓬平集落の様子

新潟県十日町市・蓬平集落オンライン打ち合わせ 学生による改修提案

2021/01/12

寒冷地建築物の住環境改善と地域特徴の顕在化は、新潟県十日町市と山形県飯豊町を対象に、現地に訪れ様々な調査・活動・設計を展開していくプログラムです。今回は、十日町市の方の進捗を報告します。
蓬平集落の空き家を、地域内外の人が集う秘密基地のような場所に改修する本企画。
一方で、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大対策の必要性から、なかなか現地に行く機会を作ることができません。
そこで、今回は、施主兼現地協働者の渋谷さんへ、オンラインでの改修計画案の発表を行いました。
今回は2つの提案を作成しました。
ひとつは、土間を中心にした提案。建物の3方位を土間が囲い、いろいろな場所でいろいろな人が思い思いの時間を過ごせるような建築が提案されました。
もうひとつは、大きな吹き抜けの内土間がある提案。建物の中に象徴的な空間を作り、その周りに居場所が広がります。

案はまだまだブラッシュアップしていく必要がありますが、どんどんプロジェクトを進めていきたいところ。まずは、今回の結果を受け、3月には現地でのお掃除WSを行おうという話になりました。
1月からは3月に向けた打ち合わせを重ねていきます。

(建築学科助教 佐藤布武)

  • 学生たちが検討している様子 学生たちが検討している様子
  • 土間を中心とした提案 土間を中心とした提案
  • 吹き抜けの提案 吹き抜けの提案

山形県飯豊町の景観調査

2021/01/12

寒冷地建築物の住環境改善と地域特徴の顕在化は、新潟県十日町市と山形県飯豊町を対象に、現地に訪れ様々な調査・活動・設計を展開していくプログラムです。今回は、飯豊町の方の進捗を報告します。

山形県飯豊町は、冬の厳しい気候条件に対して、杉の木を植え、その周りに境界操作を施すことで母屋を守る生活の知恵があります。
今回は、実際の冬の様子を取材しに山形に行きました。コロナもあり、なかなか外出することが難しかったのですが、12月の冒頭に、最小人数で地域を訪れました。

行ってみると、大寒波で、まさかの大雪でした。
だからこその生活の知恵のすごさを体感しました。
このカヤによる境界を「カザライ」と呼びます。カザライがあることで、室内側に雪が当たっていないのがよくわかります。

しかしながらこう言った風景は、住宅が快適なものに建て替えられるタイミングで失ってしまうことも多いです。個性豊かな地域の景観を残すため、本来であれば、今年はこのカザライを作るワークショップなどを開催する予定でしたが、コロナもあり断念。その代わり、十分な距離をとって、このカザライがどのように作られているのかなど、お話を伺う、リサーチを行いました。

(建築学科助教 佐藤布武)

  • 学生の調査風景 学生の調査風景
  • 道から見たカザライ(遠景) 道から見たカザライ(遠景)
  • 道から見たカザライ(近景) 道から見たカザライ(近景)
  • 内側から見たカザライ 内側から見たカザライ
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