大学概要 【2018年度実施分】プログラミングコンテストを通じたITエンジニア育成プロジェクト

理工学部情報工学科

No.5

実施責任者柳田 康幸

モチベーションの高い学生のスキルとIT業界で求められるスキルの乖離を解消するため,最新のITサービスやツールに関するワークショップや企業のエンジニアによる開発セミナー等を開催し,学生のITスキルの向上およびシステム開発に関する理解を深める.また,スマートフォンアプリ開発やハッカソン,アイディアソンなどのコンテスト参加やグループワークを通じて,学生の主体性や協調性の向上も図り,即戦力となるITエンジニアを育成する.

Trelloハンズオン & ITエンジニアキャリアアップセミナーを開催

2019/01/29

 12月1日に以下のセミナーを開催しました。

セミナー1:
表題:Trelloによる実践的タスク管理の実例について
講師:弥生株式会社 技術フェロー,株式会社Misoca 取締役/共同創業者 マツモトサトシ様
内容:Trelloについての説明と実演を行い、スケジュール管理以外にも様々な使い道があることを講演してもらいました。参加学生とのディスカッションを交える形で進行し、学生のモチベーション向上にも貢献したと思います。

セミナー2:
表題:文系でもわかるアプリとプログラムの仕組み
講師: Product Founder & Engineer増井雄一郎様
内容:文系出身でありながら、様々な工夫をこらしたプログラムを開発し、自らも企業を立ち上げた経験をユーモアを交えながら講演してくれました。ベンチャーの立ち上げ方だけでなく、人間としての生き方の参考になる話をしてくれたと思います。

セミナー後、キャリアに関するフリートークおよびQ&Aが行われました。

ACTIVITY

2018年度のガイダンスとセミナー準備作業を開催

2019/01/28

4月24日に本プロジェクトのガイダンスと次回以降開催するセミナーの準備作業を行いました.本プロジェクトには大学1年生から大学院2年生まで合計237名の学生が参加し,本プロジェクトに対する興味や期待の高さを感じ取ることができました.また,昨年度から継続して参加している学生も101名おり,本プロジェクトの有効性を学生自身が実体験として体感していると言えます.
 鈴木秀和先生から,本プロジェクトのガイダンスが行われました.その後,本プロジェクトでは学年混成でグループワークを行うことを想定しており,学年を越えたコミュニケーションを促進するために,学年毎に色分けした名札を配付しました.また,次回のセミナーで使用するITツールであるSlackのアカウント作成を解説し,学生は各自のスマートフォンを使って準備作業を行いました.アカウント作成後,早速,Slackを使ったコミュニケーションの方法を確認しており,IT業界でよく利用される最新の世界的ツールでもすぐに使えるようになる,高い吸収力と理解力を持った学生が集まっていることがわかり,今後のセミナーでさらに成長していくことが期待できます.

ガイダンスを行う鈴木先生 ガイダンスを行う鈴木先生

チーム開発のためのGit/GitHubセミナーを開催

2019/01/28

 5月19日にIT業界で広く利用されているバージョン管理ツールのGitと,それを利用したインターネット上でのソースコード共有・共同作業サービスのGitHubに関するセミナーを開催しました.講師として,ヤフー株式会社の坪根祐治氏,嶋田光佑氏,廣瀬公志氏をはじめとした多数のエンジニアおよび人事担当の内藤汐美氏をお迎えし,各ツールの基本的な使い方からIT企業における実践的な活用法までハンズオン形式で学びました.これらのツールを使うことは,もはやIT業界では常識ですが,企業以外でも複数人でのソフトウェア開発を円滑に進めるためには,必須のツールであり開発効率が向上します.今後は,これらのツールをハッカソンやプログラミングコンテストにおいて活用していく予定です.
 また,廣瀬氏からは,「Web業界で18年働くということ」と題してIT業界でエンジニアとして働く際のマインドについて講演して頂き,学生との活発なディスカッションも行われました.併せて内藤氏から,ヤフー株式会社の会社紹介と職場環境について説明がありました.卒業後の進路を考える際にも非常に有益な講演となりました.

  • 坪根氏によるGitの解説 坪根氏によるGitの解説
  • 嶋田氏によるチーム開発の解説 嶋田氏によるチーム開発の解説
  • 廣瀬氏による ITエンジニアマインドの講演 廣瀬氏による ITエンジニアマインドの講演
  • 内藤氏による会社説明 内藤氏による会社説明

Microsoft Cognitive Servicesセミナーを開催

2019/01/28

 6月9日に,画像認識や自然言語の分析などの人工知能を実現出来るクラウドサービスMicrosoft Azure Cognitive Servicesに関するセミナーを開催しました.講師として,日本マイクロソフト株式会社 テクニカルエバンジェリストの大森彩子氏の他,Cogbot Community, Japan Xamarin User Groupの方々6人をお迎えしました.Cognitive Services 概要とハンズオンを通したAI機能の体験,Cognitive Servicesを利用したスマホアプリの開発ハンズオン,Cognitive Services を活用したアプリ開発に向けたアイディアソンとハッカソンならびに発表会を行いました.グループワークにより,ユニークなアイデア作品を競い,優秀なグループを表彰しました.今後は参加学生達が,これらのツールをハッカソンやプログラミングコンテストに適用して参加することが期待できます.
 また最後に,「IT業界で働くということ」と題して,大森氏の他に名古屋周辺でITに携わる社会人を交えて,IT業界やITに携わる仕事についてトークおよび,学生との活発なディスカッションも行われました.卒業後の進路を考える際にも非常に有益な講演となりました.

  • 大森氏の講演 大森氏の講演
  • グループワークの様子 グループワークの様子
  • 受賞者 受賞者
  • 参加者全員の記念写真 参加者全員の記念写真

Pepper プログラミング基礎セミナーを開催

2019/01/28

 6月14日と25日の2日間にわたってPepper プログラミング基礎セミナーを開催しました.講師は,情報工学科の向井利春先生と株式会社シャンティ CTOの富田篤氏が担当しました.ソフトバンクのロボット Pepper は動作をプログラミングすることができ,1日目はロボット・プログラミングツール「Robo Blocks」の使用方法と Pepperの基礎的なプログラミング方法について学習しました.また,2日目は,1日目に学んだ内容を活かしてグループ単位でのプログラム制作と発表を行うミニハッカソンを実施しました.
 プログラミング知識が少なくとも簡単にPepperを動かすことができるので,グループごとにユニークなアイデアを競う形のハッカソンとなりました.時間が限られていましたが,全グループとも何らかの発表を行い,優秀なグループは賞が与えられました.今後普及していくと考えられる人型ロボットの技術の現状を知るうえで非常によい機会となりました.

  • 向井先生の講演 向井先生の講演
  • ペッパーの操作中 ペッパーの操作中
  • グループワーク中 グループワーク中
  • ペッパーと会話中 ペッパーと会話中

ロボットとAIを繋げてみよう Pepper × Watson ハンズオンセミナーを開催

2019/01/28

 6月30日に 「ロボットとAIを繋げてみよう Pepper × Watson ハンズオンセミナー」を開催しました.講師は,株式会社シャンティ CTOの富田篤様が担当しました.
 午前は,AIの実社会での応用やIBMのCloud AIソリューション Watsonで出来ることなど概要を学んだあと,午後のロボットプログラミングで使用する画像認識モデルの構築を行いました.午後は,午前に作成した画像認識モデルとPepperを連携させるためのプログラミングを行い,Pepperのカメラで撮影した画像を認識し,その結果を音声で返答するシステムの構築を行いました.また最後に,講師やサポートメンバーとのIT業界でのキャリアに関するフリートークQ&Aセッションを実施して,今後の就職活動や就業後のエンジニアとして仕事内容について学びました.
 本セミナーの実施にあたり,当日のサポートメンバーとして,日本IBMの矢田睦美様,日本総合ビジネス専門学校の市川大祐様,電算システムの平井大樹様,中京テレビの上田茂雄様(順不同)にご協力頂きました.また,追加のPepper本体を,株式会社コーワメックス様,日本総合ビジネス専門学校様,Pepperアトリエ秋葉原様(順不同)より借用いたしました.
 なお,理工学部情報工学科はソフトバンクグループ株式会社の Pepper 社会貢献プログラムに参加しています.

  • 説明する講師とPepper 説明する講師とPepper
  • 画像認識モデルとプログラムの作成作業 画像認識モデルとプログラムの作成作業
  • Pepperによる動作確認 Pepperによる動作確認
  • 講師とサポートメンバーによるキャリアに関するフリートーク 講師とサポートメンバーによるキャリアに関するフリートーク

Pepper ハッカソンを開催

2019/01/28

 8月4日のオープンキャンパスにおいて 「Pepper ハッカソン」を開催しました.
 これまで本プロジェクトでは,「Pepper プログラミング基礎セミナー」や「ロボットとAIを繋げてみよう Pepper × Watson ハンズオンセミナー」を実施し, Pepper を使ったプログラミングや活用スキルの向上に取り組んできました.今回は,その成果を公表する取り組みの一環として,オープンキャンパスにおいて「名城大学/情報工学科の魅力を発信!」をテーマに作品をチームで開発し,発表会とデモ展示を実施しました.作品の製作は,3チーム,計7名の情報工学科・情報工学専攻の学生が行いました.
 発表会とデモ展示では,オープンキャンパスに来場した高校生に作品の動作を体験してもらった後,優れた作品を決めるために高校生,保護者,サポーター,教員の計24名による投票を行いました.最優秀作品は学部1年生の学生がひとりで作成した,情報工学科1年生で学ぶ科目や大学生活でのイベントを紹介する作品でした.また,発表会とデモ展示を通して,本プロジェクトの取り組みや情報工学科の魅力を広く発信することができました.
 なお,理工学部情報工学科はソフトバンクグループ株式会社の Pepper 社会貢献プログラムに参加しています.

  • ハッカソンデモ風景 ハッカソンデモ風景
  • ハッカソン優勝者 ハッカソン優勝者
  • ハッカソン記念写真 ハッカソン記念写真
  • ハッカソン発表 ハッカソン発表

IoTシステム開発セミナー(入門編)を開催

2019/01/29

 9月29日(土)に 実験室402/403において、IoTシステム開発セミナー(入門編)と題して、ラズベリーパイの利用方法についての講演会を開催しました。講師は情報工学科の鈴木准教授が担当しました。参加学生数は14名でした。
 ラズベリーパイはLINUXベースの小型マシンで、IoT機器として今後の普及が期待されています。ラズベリーパイ本体に加え、周辺機器を全員分揃え配布しました。鈴木准教授がマシンの接続方法から立上げ手順にいたるまで詳細に説明しました。その後、ラズベリーパイに対してPythonで開発するためのプログラミング環境を構築しました。次にPythonを用いて具体的なプログラミングを実施し、簡単なIO機器の操作を体験しました。
 学生は最新の実機を用いたプログラミングを実行することになり、授業では得られない知識と経験を得ることができたと思われます。

  • ラズパイ講義受講中 ラズパイ講義受講中
  • ラズパイプログラム開発中 ラズパイプログラム開発中
  • 鈴木先生講義1 鈴木先生講義1
  • 鈴木先生講義2 鈴木先生講義2

Hack U 名城大学 2018を開催

2019/01/29

11月25日に,「UPDATE 名城大学」を開発テーマにハッカソンHACK Uを名古屋ドーム前キャンパスで開催しました.HACK Uは,Yahoo JAPANが多くの大学で共同開催している学生のための「ものづくり体験イベント」です.
今回は,社会連携センターの協力を得て,9月21日のKick off, Meet up(45名参加),11月17日の相談会(50名参加)を経て,情報工学科だけでなく他学科,他学部からの参加者を含め総勢(1年から修士2年まで46名,内情報工学科18名),10チームが参加し,アイデア,プログラミングなどを競いました.
各チームともアイデアをまとめ実際にデモできるところまで作成,3分のプレゼンテーションと40分のデモを実施し,その内容は4名(ヤフー2名,名城大学)の審査員から高い評価を得た.

  • 会場での準備 会場での準備
  • 発表の様子 発表の様子
  • 全体集合写真 全体集合写真
  • 情報工学科からの参加者 情報工学科からの参加者

Trelloハンズオン & ITエンジニアキャリアアップセミナーを開催

2019/01/29

 12月1日に以下のセミナーを開催しました。

セミナー1:
表題:Trelloによる実践的タスク管理の実例について
講師:弥生株式会社 技術フェロー,株式会社Misoca 取締役/共同創業者 マツモトサトシ様
内容:Trelloについての説明と実演を行い、スケジュール管理以外にも様々な使い道があることを講演してもらいました。参加学生とのディスカッションを交える形で進行し、学生のモチベーション向上にも貢献したと思います。

セミナー2:
表題:文系でもわかるアプリとプログラムの仕組み
講師: Product Founder & Engineer増井雄一郎様
内容:文系出身でありながら、様々な工夫をこらしたプログラムを開発し、自らも企業を立ち上げた経験をユーモアを交えながら講演してくれました。ベンチャーの立ち上げ方だけでなく、人間としての生き方の参考になる話をしてくれたと思います。

セミナー後、キャリアに関するフリートークおよびQ&Aが行われました。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ