大学概要【2018年度実施分】電気電子回路作製および実機操作体験型プログラム

理工学部

電気電子回路作製および実機操作体験型プログラム
実施責任者:村本 裕二

昨年度に引き続き,本学科の教育方針であるエネルギー,ロボット,ナノテク,情報通信など,幅広い分野の基礎知識と応用力を身に付けた「モノづくり」を担う人材の育成を目指して「実感教育」を推進するためと,学生の主体的な学びを熟成させるための体験型プログラムである。学生は,電気電子回路作製としてテスタ等の作製を実施し,事前学習(電子部品の選定),ハンダ付けによる回路の作製および動作確認の後,本テスタを用いてオームの法則等の実証実験を体験してもらう。

ACTIVITY

電気電子回路作製(テスタ作製)の事前準備(4/24更新)

2018/04/24

本プログラムにて電気電子工学における基本的な事象(電子部品の読み,測定方法等)を理解する。電気電子回路作製としてテスタ作製を実施する。テスタを作製するために事前に電子部品の選定(抵抗器カラーコード)が必要であり,さらに作製時おけるハンダ付けの方法を学ぶためのガイダンスを実施した。
電気電子基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)のガイダンス時に実施した。

電子部品の選定(抵抗器カラーコード)の説明会様子

電子部品の選定(抵抗器カラーコード)の説明会様子

テスタ作製におけるハンダ付けの説明会様子

電気電子回路作製(テスタ作製)

2018/06/13

本プログラムにて電気電子工学における基本的な事象(電子部品の読み,測定方法等)を事前準備(ガイダンス)し,テスタ作製を実施した。さらに自作したテスタが電圧・電流および抵抗を正しい値で測定できるかの動作確認も行った。

 電気電子基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)のガイダンス時に実施した。

テスタ作製の様子1

テスタ作製の様子2

テスタ作製の様子3

作製したテスタの動作確認作業の様子

電気電子回路作製(テスタ作製)

2018/06/13

本プログラムにて電気電子工学に必要な座学(電子部品表示,測定方法等)を理解する。自作したアナログテスタにて簡単な電気回路を構成し,その回路での電圧,電流および抵抗の値を測定し,電圧と電流および抵抗間の定量的な関係(オームの法則)を示す。本実験を通じて,テスタの使い方,ならびに観測した値の関係を表現する(グラフの作り方)を習得する。

 電気電子基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。

自作テスタを用いての電圧,電流および抵抗測定の様子1

自作テスタを用いての電圧,電流および抵抗測定の様子2

実機操作(ディジタルマルチメーター)と長さ測定

2018/06/18

ディジタルマルチメータを用いて自作テスタの内部抵抗を考慮しながら電流および電圧測定を実施し,テスタの内部抵抗の概念を理解する。実機操作としてディジタルマルチメータによる計測方法を習得する。さらに電気現象で用いられる物理量の概念を理解するため金属製長尺,ノギスとマイクロメータを用いて長さの測定を実施した。測定したデータから測定値のバラツキ,誤差,数値の丸めおよび有効数値の概念を習得する。
 電気電子基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。

自作テスタの内部抵抗測定の様子1

自作テスタの内部抵抗測定の様子2

長さ測定の様子1

長さ測定の様子2

実機操作(ディジタルオシロスコープ)

2018/07/05

交流電圧波形観測の様子1

交流電圧波形観測の様子2

直・交流重畳波形観測の様子1

直・交流重畳波形観測の様子2

赤外線リモコンとゲルマニウムラジオ製作

2018/07/17

赤外線リモコンの製作と実験を通じて,ディジタル通信の基礎を理解すると共に,電子部品の動作原理を習得する。さらにゲルマニウムラジオの製作を通じて非常に少ない電子部品と簡単な回路にてラジオ放送が聞けることとラジオ(AM波)の伝搬方式を学ぶ。
 電気電子基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。

赤外線リモコンからの発生信号確認の様子

赤外線リモコン動作確認の様子

ゲルマニウムラジオの説明の様子

ゲルマニウムラジオにてラジオ放送を聞いている様子

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