大学概要【2021年度実施分】アジア諸国の薬学生との連携によるヘルスケア実践のためのワークショップの開催

薬学部

アジア諸国の薬学生との連携によるヘルスケア実践のためのワークショップの開催
実施責任者:亀井 浩行

本取組は、本学の薬学部生が文化の異なるアジア諸国の薬学生との連携により解決できる能力を醸成することを目的とし、患者の治療計画の立案をグループワークで実践します。第21回アジア臨床薬学カンファレンス(The 21st Asian Conference on Clinical Pharmacy)を本学薬学部において開催し、本学の薬学部生がアジア諸国の薬学生と協働し、共通課題に取り組むことにより、グローバルな視点を持った薬剤師の養成に取り組みます。

ACTIVITY

ワークショップが始まります!

2022/01/08

第21回アジア臨床薬学カンファレンス(The 21st Asian Conference on Clinical Pharmacy (ACCP 2022 in Nagoya))が令和4年2月11日から13日まで名城大学薬学部でオンライン開催されます。その学会2日目の12日午後2時40分から1時間にわたって「ACCP Workshop:Inter-professional education(多職種連携教育ワークショップ)」を行います。ここでは、日本の学生をはじめ、アジアの薬学生が参加し、在宅医療での患者の問題について話し合います。このワークショップ開催にあたって、参加する学生が患者の問題をイメージしやすいように「在宅での患者、ご家族、また看護師との対応の仕方」の動画を作成しました。実りあるワークショップを目指して現在準備中です!

作成した在宅医療に関する動画の一場面

国際ワークショップを実施しました!

2022/02/22

第21回アジア臨床薬学カンファレンス(The 21st Asian Conference on Clinical Pharmacy (ACCP 2022 in Nagoya))が令和4年2月11日から13日まで名城大学薬学部でオンライン開催(大会長:亀井浩行教授)され、学会の2日目に1時間にわたって「ACCP Workshop:Inter-professional education(多職種連携教育ワークショップ)」(座長・ファシリテーター:半谷眞七子准教授、アシスタントファシリテーター: Dr. Reginald B. Salonga)を行いました。名城大学の薬学生2名とタイのKhon Kaen大学の薬学生3名が参加し、「Toward a Better Interprofessional Collaboration in Community-based Healthcare- Interprofessional Collaborative Practice as Part of Home Care -」のタイトルで、在宅医療での患者の問題について討議を行いました。在宅では、多くの患者が寝たきりであり、繰り返される便秘と下痢に悩んでいます。 今回は、患者さんがアテローム性動脈硬化症の在宅ケアを受けることを題材に、参加学生が薬剤師、看護師、患者さん、患者さんの夫の役割を果たし、それぞれの立場でその問題について話し合いました。 患者さんの状況を考えると、重要なことは薬剤師と看護師がどのように問題を管理できるかということです。参加したタイの学生からは、「薬剤師が患者ケアを行うために専門職の立場からどのように振る舞うべきかについて理解することができました。」との声が聞かれ、今回の国際的な環境においても本ワークショップの成果を垣間見ることができました。

司会進行を務めるDr.Reginald B. Salonga及び半谷眞七子准教授(写真左上)と患者問題について討議する学生5名

国際ワークショップに関連した講演が行われました!

2022/03/03

第21回アジア臨床薬学カンファレンス(The 21st Asian Conference on Clinical Pharmacy (ACCP 2022 in Nagoya))が令和4年2月11日から13日まで名城大学薬学部でオンライン開催(大会長:亀井浩行教授)され、学会の2日目に1時間にわたって「ACCP Workshop:Inter-professional education(多職種連携教育ワークショップ)」(座長・ファシリテーター:半谷眞七子准教授、アシスタントファシリテーター: Dr. Reginald B. Salonga)を行いました。本ワークショップに関連して、基調講演4「Communication skills in inter-professional collaboration」(藤崎和彦教授;岐阜大学医学教育開発研究センター)及び基調講演5「Leadership for pharmacists in inter-professional work」(Vivian, Wing Yan, LEE准教授; Chinese University of Hong Kong)といった講演の中で多職種連携の重要性と今後の展望が討議され、「The Next Stage of Clinical Pharmacy from Asia」をテーマとした本大会において、近年の医療の飛躍的な進歩に伴い、薬物療法が多様化・高度化する中で、薬の専門職である薬剤師には次のステージとして、臨床現場でのリーダーシップが期待されています。薬剤師には、患者を支えるためのチーム医療や多職種連携の中心的な役割とともに、対物から対人への新しい時代にふさわしい専門性と資質・能力を兼ね備えた人材が望まれています。

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