大学概要【2018年度実施分】被災地の物産品販売を通じたマネジメント実習と復興支援活動

経営学部

被災地の物産品販売を通じたマネジメント実習と復興支援活動
実施責任者:田中 武憲

2011年3月の東日本大震災や2016年4月の熊本地震など,近年,わが国では大規模な自然災害によって,地域の経済や企業経営,社会活動に深刻な影響が及んでいます。「現場触発型教育」に力を入れている経営学部では,マネジメント,マーケティング,会計学など普段の講義やゼミで学習している多様な経営学の専門的知識を活かして,被災地の物産品のチャリティー販売を企画・実行し,より実践的な知識やスキルの習得とともに被災地の復興支援を目指します。

ACTIVITY

経営学部の学生が岩泉町を訪問

2019/01/24

 8月6~9日,本年度のチャリティー販売の実施に向けまして,経営学部の2・3回生29名が岩手県を訪問しました。
 まず初日は花巻空港から金ヶ崎町に向かい,愛知県からの進出企業であるアイシン東北を訪問,吉田社長にご対応いただき,本業である自動車部品の工場の視察と,同社がさらなる地域・社会貢献のために取り組んでいる県産品事業(シイタケの生産・販売)の視察を行いました。
 翌7日は,東日本大震災で甚大な被害を受けた山田町を訪問,庁舎屋上から被災状況のご説明を頂いたのち,市街地を歩いて自ら復興の進捗を確認し,岩泉町に移動しました。
 8日は平成28年の台風で大きな工場や設備に大きな被害を受けたのち,復旧・復興を遂げた岩泉乳業を訪問,山下社長より被災から復興までの歩みと,特産品である「岩泉ヨーグルト」にかける思いをうかがいました。
 その後,龍泉洞温泉ホテルを運営する岩泉総合観光の木村社長より,避難所の運営などについてご説明頂き,昨年に続いて訪問した岩泉きのこ産業では,佐藤社長からきのこの栽培と収穫,出荷についてご説明頂きました。
 その他,学生は「道の駅いわいずみ」や町の中心部にあるうれいら商店街の店舗を訪問,商品の仕入れについて直接,相談を行いました。

被災地の特産品を大学祭でチャリティー販売

2019/01/24

 経営学部の学生2・3年生が,10月の下旬のプレ販売に続いて,11月1~3日に天白キャンパスで開催された大学祭におきまして,被災地の特産品のチャリティー販売を行いました。
 11月1日は岩手県,2~3日は熊本県の特産品の販売を行い,連日,商品を買い求める多くのお客様でにぎわうとともに,活動の趣旨に賛同いただきました方々から,貴重なご寄付も頂きました。
 8月4~5日のオープンキャンパスで実施したチャリティー販売分とあわせて,熊本県を対象とした復興支援事業では,売上金額が合計177,580円,ここから仕入等の経費を差し引いて募金を加えた計47,297円を熊本城復興支援事業等に寄付することになりました。
 また,岩手県を対象とした復興支援事業では,同じく売上の合計が366,960円,仕入等の経費を差し引いて募金を加えた計84,000円を寄付することになり,本事業全体では,今年度,被災地に131,297円の寄付を行うことになりました。
 商品の購入,寄付などご協力いただきました皆様に,改めて御礼申し上げます。

岩手県と協力して岩泉の復興応援カレンダーを作成

2019/01/24

 12月,特産品のチャリティー販売などを通じて岩手県岩泉町の復興支援に取り組んでいる経営学部の学生が,昨年に引き続きいて『いわいずみInstagramカレンダー2019』を制作しました。
 本カレンダーは,岩泉の復興と魅力を伝える下記の「いわいずみInstagram」の投稿画像と,平成30年7月に開催されたフォトコンテストの受賞作品を活用し,岩手県地域振興室と経営学部の学生が協力して作成しました(非売品)。

 公式アカウント #iwaizumi_genki (平成29年2月23日開設)

 500部作成されたカレンダーは,岩泉町内の主要施設などで配布されたほか,SNSのフォロワーを対象に,ダイレクトメッセージによる申込順で先着20名様にプレゼントされ,好評のうちになくなりました。 

岩泉町に寄付金を贈呈

2019/01/24

 1月16日,経営学部の田中武憲学部長が岩泉町を訪問,中居町長に本年度の活動報告を行うとともに,活動から得られた寄付金84,000円を贈呈しました。
 その後,商品の仕入れなど活動にご協力いただきました各社様を訪問し,引き続き次年度に向けて協力を依頼しました。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ