大学概要【2016年度実施分】高齢化社会を見据えたWEBキャンパスを活用した多職種連携教育の実践

薬学部

高齢化社会を見据えたWEBキャンパスを活用した多職種連携教育の実践
実施責任者:野田 幸裕

名城WEBキャンパスでは、名城大学薬学部の学生と他大学の医療系の学生が、距離的なバリアを超えて、チーム医療を学習することができます。WEBキャンパスにログインすることによって、それぞれのキャンパスにいながら、他のキャンパスにいる学生とWEBカメラを通して課題について話し合うことが可能となりました。

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ACTIVITY

「薬学教育に対する貴学の特徴ある取組」(ポスター発表)にて取組の発表[2016 年8 月27 日(土):京都](10/13更新)

2016/10/13

第1 回日本薬学教育学会大会 特別企画「薬学教育に対する貴学の特徴ある取組」(ポスター発表)にて、チーム医療を支える多職種連携教育(InterProfessional Education & Practice:IPEP)-医薬連携による模擬患者参加型IPEP-と題して発表した。本大会はサイエンスとしての「薬学教育学」を確立する目的で設立された「日本薬学教育学会」の記念すべき第1 回の大会である。全国から700 名あまりの教育関係者(大学教職員、薬剤師、学生、病院・薬局・企業の教育研修担当者など)が一堂に会し、薬学教育を原点から見つめ、今後なすべき薬学教育や研究・学術活動について活発な議論を行う学会である。これまでに実施したIPE に参加した、愛知県内の薬学部5 年生(薬学生)および名古屋大学医学部医学科5 年生(医学生)と看護学科4 年生(看護学生)を対象としたアンケート調査を解析した結果を報告した。多数の教員や薬剤師が本発表に興味を示し、活発な議論をすることができた。本大会を通じて教育プログラムの改善・充実に向けた科学的アプローチと、その有効性に関する検証・評価の実践について学習する機会となり、今後の薬学教育に生かしていきたい。

「チーム医療を支える多職種連携教育(IPE): IPEを広めていこう!」を開催[2016 年9 月18 日(日):京都](10/13更新)

2016/10/13

「第26 回医療薬学会年会」が、国立京都国際会館およびグランドプリンスホテル京都にて、「明日を創るチーム医療」をテーマに開催された。薬学教育において、卒前から医学生、看護学生などと共に「多職種連携教育(IPE)」を実践している例は少なく、互いの専門性を理解し、協調的に職務を遂行できる医療人としての能力を習得させることが急務である。そこで、多職種が連携してチーム医療を実践できる能力を養成するための方略を目的として、第26 回日本医療薬学会年会 シンポジウム33 にて以下を岐阜薬科大学と共同開催した(オーガナイザー:野田幸裕・杉山 正、座長:亀井浩行・山脇正永)。IPE を実践している医・薬系大学の事例として①名城大学より「高齢化社会を見据えたWEB キャンパスを活用したIPE の実践」、②藤田保健衛生大学より「チーム基盤型学習(TBL)を用いた地域思考型学習の実践~専門職連携を涵養する教育~」、③九州大学より「かかりつけ薬剤師の重要性のエビデンス化を目指す九州大学と福岡市薬剤師会の連携ならびにその基盤となるIPE の実践」、地域医療・在宅医療の事例として④京都府立医科大学より「在宅チーム医療推進学講座における医療現場での多職種学生参加型臨床実習の実践」、⑤小林記念病院より「褥瘡治療をターゲットとした多職種連携チーム医療研修の実践」、⑥岐阜薬科大学学生より「多職種学生参加型臨床実習で得られた成果」を紹介した。朝一番(9 時)のセッションにもかかわらず、講演会場は聴衆でほぼいっぱいになり、ディスカッションでは活発な意見交換を行うことができた。

「第3回糖尿病教室IPE(多職種連携教育)」を開催しました。(10/19更新)

2016/10/19

平成28年10月15日名古屋大学医学部において「第3回糖尿病教室IPE(多職種連携教育)」を開催しました。今回は、名城大学の薬学生をはじめ、名古屋大学の医・看・理学療法の学生、至学館大学の栄養学生、計14名の学生が参加しました。このプログラムは、2日間行われ、次回11月12日には地域の病院で学生達が糖尿病の患者さんに「糖尿病教室」を行う予定です。今回は、3チームに分かれて、糖尿病教室で何をテーマに行うのか、どのように患者さんに伝えるのかを話し合いました。本番までは、名城大学WEBキャンパスを活用して、各グループごとにWEB上で話し合って準備する予定です。

アイスブレーキングで自分のコミュニケーションスタイルを確認し、グループ分けを行いました。

WEBキャンパスを活用したグループでの話し合いのために、専用ソフトの確認を行いました。

グループでの話し合いの様子

机の上にある患者さんに説明用の食べ物のサンプルをみながらイメージを膨らます多職種の学生達

本番で行う風船バレーのリハーサルの様子:風船はビニールバックで代用しました。

本番に向けて、具体的にどのように糖尿病教室をおこなうかについて中間報告を行いました。

「第3回糖尿病教室IPE(多職種連携教育)」に向けて(11/8更新)

2016/11/08

平成28年11月13日に開催する「第3回糖尿病教室IPE(多職種連携教育)」に向けて、現在名城大学の薬学生、名古屋大学の医・看・理学療法の学生、至学館大学の栄養学生、14名の学生が、3チームに分かれて準備を進めています。
本番までは、名城大学WEBキャンパスを活用して、各グループごとにWEB上で話し合っていますが、今回はその様子をご紹介します。

各学部の学生がWEBキャンパスのミーティングシステムを使って顔を見ながら話し合っています。

薬学部の学生は薬学部のキャンパスから話し合いに参加しています。

WEBキャンパスの画面、発表原稿をアップしながら話し合うことが可能です。

第3回糖尿病教室IPE(多職種連携教育)の実践(11/16更新)

2016/11/16

平成28年11月12日、尾洲病院(愛知県一宮市)にて糖尿病教室IPEを実施しました。名城大学の薬学生、名古屋大学の医・看・理学療法の学生、至学館大学の栄養学生、14名の学生が、3つの混成チームに分かれ、糖尿病教室に参加しました。各チームがそれぞれ、糖尿病教室に集まっていただいた患者さんに「震災などの避難時に優先的に持ち出す物」、「日々の食事内容」、「日々の運動習慣」について、クイズなどを取り入れ、楽しみながら学べる教室を行いました。参加した患者さんからは、「大変ためになった」、「楽しく学べた」、「また、開催してほしい」などの声が聞かれた。また、参加した学生達からは、患者さんの楽しそうな表情に触れ、「教室に参加してよかった」、「多職種の学生たちと協力してやれてよかった」などの声が聞かれ、糖尿病教室IPEの貴重な経験は、学生自身大きく成長することができたのではないかと思われます。

震災時に糖尿病患者さんが持ち出すべき物について説明をする学生たち

日々の食事の内容を見直すために食品を患者さんといっしょに選ぶ学生たち

寸劇を交えて糖尿病について説明する学生たち

音楽に合わせて軽い体操について指導する学生たち

糖尿病教室IPE終了後、世界糖尿病デー(11月14日)のタオルを持って写真に納まる教員と学生たち

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