大学概要【2016年度実施分】ディープアクティブラーニング導入サポートプロジェクト

薬学部

ディープアクティブラーニング導入サポートプロジェクト
実施責任者:大津 史子

近年、高等教育ではアクティブラーニングの有用性が認識されている。なかでも、内容の深い理解を目指したディープアクティブラーニング(Deep Active Learning :DAL)が注目されている。本プロジェクトは、大人数の科目単位でも導入可能なDAL手法の1つであるチーム基盤型学習(Team Based Learning :TBL)の導入をサポートするシステムを構築し、学び合い、教え合う機会を増やすことで、学びを楽しむ観点を導入し、学びのコミュニティを創出することを目的としている。

ACTIVITY

チーム基盤型学習(Team Based Learning :TBL)を授業に導入しました。(10/21更新)

2016/10/21

学び合い、教え合う機会を増やすことで、学びを楽しむ観点を導入し、学びのコミュニティを創出することを目的として、アクティブラーニングの1つであるチーム基盤型学習(Team Based Learning :TBL)を授業に導入しました。TBLは、個人で解答し、次にチームで解答して、お互いに教え合い、学び合い、チームで議論し、解答する手法です。個人の学びだけでなく、チームでの成果が成績に反映されるので、チームの団結と個人の努力が重要になります。実施するには、スクラッチカードが必要であるなど少し煩雑な準備が必要です。そこで、それをサポートするシステムを構築しました。問題の個人解答やチームの解答は、スマホで実施できるようにし、スクラッチもスマホでできるようにしました。チームでの議論の結果、正解していると、あちらこちらで、歓声が響き、学びを楽しんでいる様子がうかがえました。

TBL支援システムを構築しました。(1/16更新)

2017/01/16

アクティブラーニングの1つであるチーム基盤型学習(Team Based Learning :TBL)を授業に簡単に導入するシステムとしてTBL支援システムを構築しました。さらに、今年度は、ディープアクティブラーニングをすすめるために、TBLサポートシステムを応用し、スマートフォンをクリッカーとして利用できるようにしました。クリッカーとは、例えば、問題を出題し、その答えを学生が選択肢で答えたものをすぐにグラフ化するシステムです。理解ができているかをリアルタイムに確認できます。これまでは、クリッカーシステムがないとできませんでしたが、TBLの機能を応用して、スマートホンがあれば、簡単にできるようになりました。アクティブ度の向上に貢献できると考えています。

ピア評価(同僚評価が効率的に行える機能)を導入しました。(3/6更新)

2017/03/06

学び合い、教え合う機会を増やすことで、学びを楽しむ観点を導入し、学びのコミュニティを創出することを目的として、アクティブラーニングの1つであるチーム基盤型学習(Team Based Learning :TBL)を授業に導入しました。その中でも、ピア評価、いわゆる同僚評価が効率的に行える機能を導入しました。ピア評価は、学びの方略の中でも注目されている評価です。自分たちの学びを自分たちで評価する、他者を評価することにより自分を振り返る機会になり、一人では気づけなかった学習の問題点に気づくことがあります。TBLで実際にピア評価を行った結果、ピア評価と、TBLの成績には相関があり、自分たちの学びを客観的に評価できることは、学びの姿勢の変容に影響していると考えられました。今後、さらに、教育方略の1つとして、教育に役立てていく予定です。

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