大学概要【2016年度実施分】地域企業等と連携(mozo)

理工学部

地域企業等と連携(mozo)
実施責任者:谷田 真

本プログラムは、地域企業と連携をとりながら、新しい価値を持った魅力的な場をリサーチ、創造、社会実験するものであり、状況に応じて、調査研究やワークショップ、提案の制作やイベント等を実施する予定である。具体的な地域企業として、現代社会においてさまざまな側面で大きなインパクトを与えている大型商業施設を想定しており、リアルな社会を舞台に、多様な関係者との連携により、実践的な学びの場、コミュニティーの場を創出する。

ACTIVITY

イオンモールで実施したインスタレーション「ヒトトキノス」

2017/01/18

イオンモール・インスタレーション・デザイン検討(2016年5月初旬)
以前より進めていたショッピングモールでの滞留場所の調査結果を踏まえ、実際にオープンスペースに、子ども居場所をつくるに当たって、どんなデザインがふさわしいか、検討を進めた。最終的にかたちは、模型として作成した。

イオンモール内の資材収集の実施(2016年5月14日)
先に考えた計画案をベースに、実際に制作することを念頭に、その素材選定を行いました。イオンモール内で収集可能な素材というアイデアの基、段ボールや販促用のディスプレイ等を集め、仕分け、分類を行いました。

模型写真

資材収集風景

収集した素材を使ってモックアップ(2016年5月15日)
最終的に素材は段ボールと孟宗竹を使用することに決定。1/1スケールで仮組みを検討しました。平面的な広がりや高さ、周辺環境との関係性や出入り口、滞留の方法等、実際に空間の中に入って検討を重ねました。

モックアップ風景1

モックアップ風景2

完成と一般公開!(2016年5月17日)
設置場所となるイオンモールのテラス空間において、前日から資材を搬入、ある程度かたちを作った上で、翌日、早朝に一気に組み上げた。当日はやや風が強かったものの、天気には恵まれ、多くの子どもたちに居場所として利用された。また親たちも、この作品を取り囲む用に佇み、親と子の関係性を探る上でも、有意義な社会実験となった。

DSA日本空間デザイン協会特別賞学生賞受賞!(2016年7月)
イオンモールで実施したインスタレーション「ヒトトキノス」が、DSA日本空間デザイン賞2016(応募総数785)において、DSA日本空間デザイン協会特別賞学生賞を受賞しました。この作品は、鳥が巣をつくる際の営みを下敷きとし、大型商業施設の敷地内にあった豊かな屋外空間の木々を集めてくるイメージで、子どもたちのささやかな居場所を、皆の手でつくりあげたものです。人工物で囲まれた環境にあって、子どもたちが自然と誘い込まれて行く、大きな鳥の巣のような仕掛けが高く評価されました。

作品の中で(参加学生メンバー)

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ