大学概要【2018年度実施分】模擬実験の企画・実施による教育プログラム

理工学部

模擬実験の企画・実施による教育プログラム
実施責任者:上山 智

本事業は、大学院生・学部生が中心となり、将来的に名城大を志望する中学生・高校生に対して模擬実験や工作教室を企画・実施することで、学生の主体性を養うプログラムである。現在、教員が中学生、高校生に模擬講義を行うことが多いが、その際に、模擬実験もして欲しいという要望が複数寄せられている。これを教員監督のもと、学生が主体的に企画・実施することが本事業の主旨である。具体的には、対象となった中学・高校からの要望調査と企画書作成・提案という準備段階、続いて、その企画を実際に開催する実施段階を経る。これにより、学生の主体性を養うとともに、企業で求められる考え方(要望に対する対応力:コミュニケーション能力)の一部を理解する。
昨年度までは、年間で2校程度の実施をしていたが、PDCAの結果として本学学生の教える意欲の向上、さらには相手校の生徒さんのモチベーションの向上などがアンケートから伺うことができ、その有効性が確認できたことから、本年は実施校を3校程度まで増大させることを目指す。

ACTIVITY

外国(中国・ウズベキスタン・ブータン・モンゴル)の高校生に対してのLED工作の実施

2018/07/12

■派遣日時:平成30年7月4日
■実施場所:名城大学2号館203号室
■実施内容:
JSTの依頼を受け、さくらサイエンスというプログラムの一環で、本学で外国(中国・ウズベキスタン・ブータン・モンゴル)の高校生72名(指導者を13名)を受け入れ、LEDに関する模擬実験を行いました。青色LEDを作れるウェハーに各自ではんだ付けや回路を組んで実際にウェハーレベルでの発光を体験する取り組みであり、研究のだいご味を味わってもらうような内容の実習を行いました。また、研究室の大学院生・卒業研究生がそのサポートを行い交流を行いました。

大学院生が外国人の高校生に対して英語で内容を説明している写真

全体の様子

出来上がった時の完成の様子の写真

全員で記念撮影写真

高校生に対してのLED工作および樹脂工作の実施

2018/08/28

■派遣日時:平成30年8月4日~8月5日
■実施場所:名城大学多目的ホール
■実施内容:オープンキャンパスを利用して、多くの高校生に対してLED工作および紫外線硬化樹脂によるメタルフィギュアの作成を行いました。高校生200名以上に対してものづくりに対する面白みを興味を持ってもらう取り組みを行った。

メタルフィギュアを作成している様子①

メタルフィギュアを作成している様子② 4年生や大学院生が高校に説明しながらものづくりに励んでいます。

LED工作の様子

今年度のまとめ

2019/01/28

今年度の模擬実験の企画・実施による教育プログラムの内容に関して
・平成30年7月 中国・ブータン・ウズベキスタン・モンゴルなどの70名以上の外国人に対して模擬実験を行った。主催はJSTの事業であり、それと連携することによってLED工作を実施した
・平成30年8月 一般の高校生向けにLED工作および樹脂工作を行った
・平成30年12月 本学主催のノーベル物理学賞受賞記念事業「学びを楽しもう」に対して LED工作などに対して協力した。
・平成31年1月(予定) 愛知総合工科大学においてLED関係の講義を行う予定(竹内教授)
今年度行った工作に関しては、平成29年度に行った実験内容が高度過ぎたというアンケート結果があったため、レベルを確認するために比較的低学年の学生(今年は1年生)に工作のテストをさせ、レベルのチェックを行い、内容が高校生などに相応しいかを確認してから実施した。
そのため比較的満足度は高かったと思われる。

外国人高校生に向けてLED工作を行った

学部生に試作させて工作内容のレベルのチェックを行った

実験内容のチェックを行った

12月に行った本学主催の学びを楽しもうという行事において本学科の学生がサポートして実施した

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ