大学概要【2022年度実施分】ICTを活用した地域情報発信力向上プロジェクト

外国語学部

ICTを活用した地域情報発信力向上プロジェクト
実施責任者:西尾 由里

外国語学部の2つの基礎演習クラスが、東区および名古屋市歴史まちづくり推進室と連携しフィールドワークを実施し、文化のみちエリアを中心とした地域の課題を自ら発見し、関連する地域情報の取材および発信を通して地域貢献を行うことを目的としています。英語で世界へ日本の歴史文化遺産を発信しグローバルな学びのコミュニティを創出するプロジェクトの活動を通し、コンテンツの加工、YouTube動画・Webページ作成などの、ICTの知識も習得します。

ACTIVITY

フィールドワークの実施〜文化のみちエリアにおける地域情報の収集と取材〜

2022/12/27

 外国語学部1年次の2つの基礎演習クラスが合同で、名古屋市歴史まちづくり推進室および東区と連携してICTを活用した地域情報の収集及び発信力向上プロジェクトに実践的に取り組み、その一環としてフィールドワークを実施しました。事前に、市の担当者から文化のみち地区の歴史的背景や現存する文化的遺産や建造物等について講義を受けたうえで、文化のみちの認知度を上げるための方策についてICTを活用した方法で提案するという課題が与えられました。提案のための情報収集と取材のため、約20名の受講生がフィールドワークに参加し、まず東区文化のみちエリアにて東区文化のみちガイドボランティアの会の協力を得てガイド担当者から英語も交えた詳細な説明を受けながら、各チームで説明の記録を取るなど情報収集を行った。
 参加した学生からの振り返りでは、「今回のフィールドワークでは実際に自分の目で見ることの大切さを学ぶことができ、また名古屋の新たな一面を知ることができた。それぞれの建物にどんな魅力があるのかを理解することができました。」などの声が寄せられ、新たな発見を今後の提案に活かしたいとする感想が多かった。

文化のみちボランティアガイドの村田会長から参加学生に向けて英語で挨拶 

旧豊田佐助邸内で近代名古屋の実業家についての説明を熱心に聴く学生たち

文化のみち二葉館内で説明を熱心に聴く学生

文化のみち二葉館前での集合写真

ICTを活用した文化のみち認知度向上のための情報発信方法について〜チーム活動と提案内容の発表〜

2022/12/27

 文化のみちエリアでのフィールドワークで収集した情報に基づいてチーム単位でICTを活用した認知度向上のための提案について授業の中で話し合いを行った。さらに授業外でも集まり議論を重ねた内容をパワーポイントやオリジナルな作成動画も提示しながら発表を行った。発表当日は、名古屋市東区企画経理室の今井氏、ならびに名古屋市の歴史まちづくり推進室の中村氏にも講師としてご参加いただき、それぞれのチームの発表に対して鋭い質問や改善点について指摘していただいた。
 学生からは、「今日の授業では、市や区の職員の方々に最終提案を行ったが、今回のプロジェクトからチームとしてのみならず、自分の成長と課題点を学ぶことができた。最後の講評から、まず企画を楽しむことが重要であり、企画を楽しんでやることで様々なアイデアがチームで出てくることに気が付いたので、次回以降このようなプロジェクトがあった際に企画を楽しむことを重要視して行いたいと思う。」といった前向きな意見が出された。

提案に向けてチームで話し合う様子

チームの提案について企画の詳細を説明する学生1

チームの提案について企画の詳細を説明する学生2

地域の方々を招いて開催された全員参加型のポスター発表会

2022/12/27

 ICTを活用した文化のみち認知度向上プロジェクトの最終イベントとして、名古屋市まちづくり推進室および東区役所の担当者、文化のみちガイドボランティアのメンバーを招いてポスター発表を開催した。教室の4カ所に映し出された映像の前でチーム全員が参加してそれぞれの提案内容について詳細な説明を行った。発表を聴いた地域の参加者や学生からは次々と質問が投げかけられ、それに対して発表者が丁寧に説明するなど、双方向のやりとりが活発になされた。最後に地域担当者からは発表に対して全体的な講評がなされたが、いずれの発表も最新のICTを活用した内容でよかった点が強調された。
 参加した学生からは、「今回初めてポスター発表をしましたが、全体に発表するのとは違う点がいくつかありました。話し手としては、少人数で発表しなければいけないので、責任感をより感じ、発表内容についてしっかり理解しなければいけないと思いました。また、聞き手のリアクションが間近で感じられるので、分かりやすく説明できているかが確認できました。個人的には全体発表よりもポスター発表の方が、発表内容も理解しやすく、質問しやすいので良いと思いました。また新しい経験ができて良かったと思います」といった振り返りがなされるなど、有意義なポスター発表となった。

発表を行う学生の様子1

発表を行う学生の様子2

発表を行う学生の様子3

発表を行う学生の様子4

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