大学概要【2022年度実施分】芸術・文化談義コミュニティ

人間学部

芸術・文化談義コミュニティ
実施責任者:加茂 省三

映画を中心に、学生のみなさんと芸術・文化作品を鑑賞し談義します。学生のみなさんから作品の推薦も受け付けます。参加を待っています。新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮します。詳細に関しては、下記HPを見てください。

ACTIVITY

前期開催の映画鑑賞会を振り返って

2022/10/01

2022年度前期は以下のスケジュールで映画鑑賞会を実施しました。
第1回 5月19日(木)「クレールの膝」(フランス映画 1970年)
第2回 6月2日(木)「バベットの晩餐会」(デンマーク映画 1987年)
第3回 6月30日(木)「東京物語」(日本映画 1953年)
第4回 7月21日(木)「わたしは、ダニエル・ブレイク」(イギリス映画 2016年)

いずれも人間学部教員によるセレクトですが、どの作品も高い評価を受けた作品でありながら、おそらく学生のみなさんは見たことがない作品です。それでものべ18人の学生のみなさんが参加してくれました。
昨年度も同様ですが、こうした作品に対して、学生のみなさん、様ざまなことを感じてくれます。我われ教員も気がつかないようなこともあり、とても興味深いです。学生のみなさんがどのように感じてくれたかは、「芸術文化談義」WEBサイト内の「談義のコーナー」に詳しくまとめてありますのでご覧ください(下記リンクをクリックしてください)。
https://sites.google.com/ccalumni.meijo-u.ac.jp/geizyutubunka/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

さて、鑑賞した映画は高い評価を受けた作品だけあって、それぞれが独自のメッセージを持っています。「クレールの膝」では、恋愛を切り口にしながら人間が自由に生きることの大切さと難しさが語られています。「バベットの晩餐会」では、キリスト教のカトリックとプロテスタントの宗派の違いからくる価値観や生き方の違いが描かれています。「東京物語」では、普通の家族の姿から、人びとが生きる日常の奥深さを感じさせられます。「わたしは、ダニエル・ブレイク」では、ロンドン観光では決して知ることのないイギリス社会の一側面に衝撃を受けます。これら4作品はいずれも「人が生きる」ということが共通のテーマになっていると思います。こうした作品を見ることで、学生のみなさんに「人が生きる」ことについてグローバルな視点を養ってもらえることを願っています。

鑑賞風景(クレールの膝)

教員からの解説(バベットの晩餐会)

教員からの解説(東京物語)

学生推薦作品の鑑賞会

2022/11/25

第5回映画鑑賞会を10月16日にナゴヤドーム前キャンパスで実施しました。
今回の鑑賞作品は「グレイス・オブ・モナコ」。モナコの伝説的な王妃グレース・ケリーが主人公の映画でした。
この作品、これまで学びのコミュニティに最も多く参加してくれた人間学部学生が推薦してくれました。卒業研究のテーマに近く参考にしたい、とのこと。ニコール・キッドマンがグレース・ケリーを演じたこの作品、ヴィジュアル面もとてもきれいでしたが、ストーリーにも史実が盛り込まれ当時の時代を感じることができたと思います。学生のみなさんがどのような感想を抱いたかは、下記HPの「談義のコーナー」をご覧ください。

https://sites.google.com/ccalumni.meijo-u.ac.jp/geizyutubunka/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

モナコ王室についてあまり知らなかった、という感想もありました。でも、モナコ王室、欧米のマスコミでは大きく取り上げられることが多いです。今回、モナコ王室のことを少しでも知ることができたのなら、日本のマスコミに出ているようなことを知っている海外の人びととコミュニケーションが弾むように、欧米に行った際にコミュニケーションが弾むかもしれません。

鑑賞風景

ニュージーランド映画やインド映画を観て

2022/12/15

第7回映画鑑賞会を11月17日に、第8回映画鑑賞会を12月8日にナゴヤドーム前キャンパスで実施しました。のべ9人の学生のみなさんが参加してくれました。
今回の鑑賞作品はニュージーランド映画とインド映画という、おそらく学生のみなさんがあまり観ないであろう国の映画作品でした。マオリ族の伝統の中で懸命に生きる少女を描いたニュージーランド映画「クジラの島の少女」、男女の出会いにカースト制をからめ社会背景を考えさせるインド映画「あなたの名前を呼べたなら」、2つの作品とも、とても印象的な作品でした。学生のみなさんからは、ストーリーについてはもちろんのこと、言葉でしか聞いたことのなかったマオリ族の文化やカースト制度を映像から知ることができ、とても勉強になったという声もありました。学生のみなさんからの意見については、下記HPの「談義のコーナー」をご覧ください。

https://sites.google.com/ccalumni.meijo-u.ac.jp/geizyutubunka/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

映画はあくまでも映画なのですが、むしろ映画だからはいりやすいというところもあると思います。それによって国際的な視野が拡がり、日本以外の文化を感じてもらえれば、学生のみなさんの将来につながる経験になると考えます。

鑑賞風景

教員による解説風景

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ