大学概要【2025年度実施分】「人」「社会」とつながる学びが生み出す、難治性疾患に対する安全な薬物治療

薬学部

「人」「社会」とつながる学びが生み出す、難治性疾患に対する安全な薬物治療
実施責任者:柳澤 聖

 実際に治療を受けられている患者さんとの面談を通じた「ボトムアップな学びの創出」を目指しています。
 参加学生が「薬物治療」「難治性疾患」「薬の有害事象」に関する情報や知識を能動的に集積し、それらを統括して、名城大学薬学部から安全な薬物治療実現について発信していきます。
 資料の作成を進め、それに基づいて、協力者やその家族へのフィードバックを行うとともに、本事業を通じて得た情報を、「次世代の医療を担う」学生向けに教育資料を作成し、対面でその内容を紹介することにより「学びの橋渡し」を進めます。

ACTIVITY

「人」「社会」とつながる、乳がんに関する研究面と診療面における最新知識の学び

2025/12/24

 「乳がん」は女性に発症するがんの中で最も患者さんの数が多く、診断や治療も難しい病気ですが、基礎的な(実験的な)研究が進んだことで、発症原因である遺伝子に異常に応じて個別化された新しい治療薬~分子標的薬~が開発されてきています。その恩恵によって、治療効果が向上し、治療後に長く生活される方が増えてきました。
 このような基礎的研究から治療の最前線に関わる知識を、患者さんやその家族とともに得るために、市民公開講座に参加してきました。

本活動に参加した公開講座の紹介ポスター

最先端の「病気の診断」に携わる医師とのラウンドテーブルミーティングを通じて、難治性疾患に関する見識を深める

2025/12/24

 東海地区の中核病院である名古屋大学医学部附属病院から、最先端の様々な難治性疾患の診断に携わる病理専門医を講師としてお招きして、「病気の診断」に関わるご講演を頂くとともに、座談会形式での交流を行いました。
 「病気の診断はなぜ難しいのか?」「病気の治療はなぜ難しいのか?」など、様々な疑問に対する探索的な研究の最先端の知見や、その応用の将来展望などを含めて広く質問に答えて頂いたことにより、講義を受動的に聴くことでは得難い深い知識を得る貴重な機会となりました。

本活動のために準備された学生向け配布資料からの抜粋

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ