教職課程・学芸員課程/教職情報公開教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組について
教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組について
名城大学では、教職センターが中心となり、学部、研究科と連携し、教員養成の教育の質の向上のために主に次のような取組をすすめています。
教職センターと教職センター委員会による全学的運営
<大学・大学院>
本学には、専任教員(8名(令和6年度は7名))と事務組織を擁する教職センターが設置されています。また、全学的組織として教職センター委員会があり、各学部、研究科との連携のもと教職課程運営が行われています。
教職課程カリキュラムの工夫
<大学>
「大学が独自に設定する科目」として「模擬授業演習」と「学校課題演習」を開講しています。「模擬授業演習」は3年次後期の必修科目で4年次の教育実習を控えて授業実践力の強化をめざします。「学校課題演習」は3年次の選択科目で今日学校が抱える様々な課題を対象にして、学生たちが主体的に問題解決型学習を進めていきます。
教職センターが開講する講義形式の科目では、履修登録者100名以内を目標として授業規模の適正化に努めています。
<大学院>
各研究科・専攻における教授研究上の特色を活かした教職課程の編成をしています。
各研究科・専攻における高度で特色ある教授研究を通して、教員として必要な高度な教科専門性と確かな探求能力を育成しています。
授業改善
<大学>
教職センター開講科目では、教職課程コアカリキュラムの内容が適切に含まれているかシラバスチェックを行い、またシラバスに即して授業をすすめているか非常勤講師を含む授業担当教員全員にアンケートで確認しています。
また、FD活動を推進しています。教職センター専任教員によるものの他、非常勤講師、兼担教員を交えた懇談会で、授業改善、学生支援のあり方を協議しています。
<大学院>
大学院についてもFD活動を推進し、組織的な授業改善に取り組んでいます。また、シラバスについては、統一のフォーマットを定め、各研究科・専攻でシラバスの第三者チェックを行うことで適切性を確保し、教育効果の向上や改善等に繋げています。
教職指導・学生支援
<大学>
教職担任制を徹底しています。学部等を単位として8グループ(令和6年度は7グループ)化し、それぞれに教職センター専任教員を教職担任としてあてて、4年一貫した教職指導を行っています。1年次前期の「教職入門」、3年次の「模擬授業演習」、4年次の「教育実習指導」「教育実習」「教職実践演習」もそれぞれの教職担任が担当します。
本学卒業現役教員による教職実践報告会、ガイダンス等を通じて学生の教職に対する意識を高めるとともに、教員志望者には、教職センター専任教員等による教員採用試験対策講座を開設するなどして、学生の夢をかなえる支援をしています。
履修指導は、履修カルテを活用しながら教職担任、事務室で行っています。
<大学院>
大学院生に対しても、教員採用試験2次試験対策講座を開放し、教員採用試験合格のための支援を行っています。
自己点検・評価の実施
<大学・大学院>
教職センター組織内において自己点検・評価を行っています。令和4年度の教職課程の自己点検・評価の義務化に伴い、全学の大学評価委員会および教職センター委員会のもと、各学部、研究科と連携しながら進め、教職課程の改善をはかっていきます。