我々が目指すスポーツ障害の予防とスポーツ医科学サポート

当センターが実施しているスポーツ医科学サポートの特徴

特徴➡スポーツ実践現場に即したスポーツ医科学サポート

①　研究者、指導者、選手が事前に協議し、それぞれが把握したい内容に従ってメディカルチェックの内容、時期を決定、実行
→メディカルチェック結果を元に選手、指導者が欲した的確な健康管理、コンディショニング方法を抽出、指導

②　スポーツ現場（試合会場、練習グランドなど）でメディカルチェックを実行：スポーツ実践現場に出向く
→実際のスポーツ実践現場で生じている問題や課題を抽出し、その改善・解決策を検討＋選手、指導者が抱くメディカルチェックに対する時間的制約感を取り除く

当センターで実施しているメディカルチェック項目

（1）身体組成値：身長，体重，体脂肪率，除脂肪体重量など；インピーダンス法，水中体重法など
（2）栄養調査：質問紙法 （日誌，摂取品目，摂取重量，カメラ撮影）
（3）血液生化学検査値：
　①脱水及び貧血；総蛋白，ヘモグロビン，ヘマトクリット，赤血球、鉄
　②栄養関連；総蛋白、総コレストロール、ＨＤＬコレストロール、中性脂肪
　③電解質；ナトリウム，カリウム，クロール，カルシウム，リン
　④腎機能及び蛋白質代謝；総蛋白，クレアチニン，尿酸，尿素窒素
　⑤筋組織の変性・損傷；筋逸脱酵素（GOT，GPT，CK，LDH)
　⑥ストレス反応及び炎症反応（免疫機能）；白血球，好中球，免疫グロブリン（IgG，IgA，IgM）， 補体（C3，C4）
（4）好中球機能 （免疫機能・酸化ストレス指標）：活性酸素種（ROS）の生成動態；好中球ROS産生能・貪食能，血清オプソニン化活性
（5）リンパ球機能（免疫機能）：Tリンパ球（キラーT細胞、ヘルパーT細胞（Th1、Th2））、Bリンパ球、NK細胞
（6）抗酸化機能（免疫機能）：血清SOD（Superoxide dismutase）活性
（7）精神的疲労：POMS （Profile Of Mood State）テスト
（8）その他：体力測定（筋力，有酸素・無酸素パワーテストなど）、骨密度、ヘモグロビンなど

メディカルチェックの実施のタイミングとその意義