大学概要 【2020年度実施分】ポートフォリオを活用した学生の主体的な学びのサマライズとリフレクションを促すサポートプロジェクト

薬学部

No.8

実施責任者大津 史子

 「学びのコミュニティ」を創出するためには、学び合い、教え合うことが、自分の成長に繋がると実感できる環境を提供することが前提となります。従来の教育において、学生が自覚できる学習成果は、試験の成績のみであり、その学びの過程そのものは集積されず、振り返る機会を与えることは不可能でした。しかし、“履修系統図ポートフォリオ”の開発により、特別な労力を払うことなく、学びを発生源で蓄積することが可能となっています。
 今回のプロジェクトは、このポートフォリオを利用し、学生自身が自分の学びをエビデンスから確認し、自らの言葉で、自分が「何ができるようになったか」、すなわち、現時点での自分自身の強みや弱みをサマライズし、その内容をリフレクションして次の学びにつなげる仕組みの構築プロジェクトです。これにより、学生が主体的に自らの学びを振り返ることで学びがサマライズされ、それを教員がサポートすることで、学生が自分の成長を実感し、学びを促進し、ひいては「学びのコミュニティ」が創出されると考えています。
 本年度は、学びのサマライズを継続すると共に、教員からのフィードバックの蓄積を行います。また、学修成果以外の就職活動に活用できる項目や外部指標なども蓄積し、可視化できるようにし、将来を見据えながら、リフレクションを促す仕組みの構築を行います。

活動報告3

2021/03/19

1.蓄積された学修成果のより明確な可視化
 半年ごとに蓄積されたサマリーと具体的な学習プロダクト(レポートやアンケートなど)、学習成績及びディプロマポリシーの評価レーダーチャートを、半期毎、進級時及び卒業時の学修成果サマリーとしてまとめて出力できるようになりました。これにより、学生の長期的成長過程が可視化されました。さらに、キャリアデザインシート(履歴書など)の入力と上記の学修成果の可視化のデータを抜粋して「学修ポートフォリオ」として出力し、学びのエビデンスを学生自身が利用して就職活動などで活用できる仕組みもできました。来年度から運用予定です。

2.学生自身による卒業までの学修成果のサマライズ
 ディプロマポリシーのルーブリックに基づく振り返りと、学修成果サマライズは、前期は順調に実施されました。コロナ禍でもあり、遠隔授業が普通となっていたため、実施率はこれまでの最高となりました。
 これを用いて面談を行い、教員からのフィードバックを行いました。フィードバックの記録・蓄積・出力については、今年度実装し、来年度からの運用を予定しています。

ACTIVITY

活動報告1

2021/01/07

 これまでに構築してきた学修成果サマリーを用いた学びの振り返りを今年度も実施しました。学修成果サマリーは、半期ごとに蓄積されたサマリーと具体的な学習プロダクト(レポートやアンケートなど)、学習成績及びディプロマポリシー及び10の資質の評価レーダーチャートを、半期毎、進級時及び卒業時の学修成果サマリーとしてまとめて出力できるようにしたものです(図参照)。
前後期の振り返りですので、1~4年生を対象として、前期は8月、後期は3月に実施しました。今年度後期は未実施ですので、昨年度後期からの実施実績を紹介します。

令和1年度 後期
 1年生 86 %
 2年生 80 %
 3年生 89 %
 4年生 64 %
令和2年度 前期
 1年生 92 %
 2年生 84 %
 3年生 84 %
 4年生 91 %

これを用いて、本年度は、2,3年生の面談を行いました。また、面談時の教員からのフィードバックも継続的に蓄積できる様にしました。

活動報告2

2021/01/07

 今年度の取り組みの一つとして、学びのエビデンスを学生自身が就職活動などで活用でき、キャリア教育やキャリア支援に利用できるフォーマットへの出力機能(キャリアポートフォリオ)を構築しました。
 キャリア教育は履歴書を作成するところから始まります。そこで、履歴書作成機能を開発し、これに、これまで実施してきた取り組みにより可視化できるようになった学修成果の一部を出力できるようにしました。これにより、来年度の1年次から、将来のキャリアを意識して、学びを蓄積し、学びを振り返ることができるようになります。薬学部の過程は6年間と長く、時として、目の前のことばかりに集中しがちになります。この機能により、長い過程を意識し、目標をたて、学びを蓄積し、振り返り、フィードバックを受けるというサイクルを効果的に回す事ができると考えています。

活動報告3

2021/03/19

1.蓄積された学修成果のより明確な可視化
 半年ごとに蓄積されたサマリーと具体的な学習プロダクト(レポートやアンケートなど)、学習成績及びディプロマポリシーの評価レーダーチャートを、半期毎、進級時及び卒業時の学修成果サマリーとしてまとめて出力できるようになりました。これにより、学生の長期的成長過程が可視化されました。さらに、キャリアデザインシート(履歴書など)の入力と上記の学修成果の可視化のデータを抜粋して「学修ポートフォリオ」として出力し、学びのエビデンスを学生自身が利用して就職活動などで活用できる仕組みもできました。来年度から運用予定です。

2.学生自身による卒業までの学修成果のサマライズ
 ディプロマポリシーのルーブリックに基づく振り返りと、学修成果サマライズは、前期は順調に実施されました。コロナ禍でもあり、遠隔授業が普通となっていたため、実施率はこれまでの最高となりました。
 これを用いて面談を行い、教員からのフィードバックを行いました。フィードバックの記録・蓄積・出力については、今年度実装し、来年度からの運用を予定しています。

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