大学概要 【2018年度実施分】ポートフォリオを活用した学生の主体的な学びのサマライズとリフレクションを促すサポートプロジェクト

薬学部

No.11

実施責任者大津 史子

「学びのコミュニティ」を創出するためには、学び合い、教え合うことが、自分の成長に繋がると実感できる環境を提供することが前提となります。従来の教育において、学生が自覚できる学習成果は、試験の成績のみであり、その学びの過程そのものは集積されず、振り返る機会を与えることは不可能でした。しかし、“履修系統図ポートフォリオ”の開発により、特別な労力を払うことなく、学びを発生源で蓄積することが可能となっています。今回のプロジェクトは、このポートフォリオを利用し、学生自身が自分の学びをエビデンスから確認し、自らの言葉で、自分が「何ができるようになったか」、すなわち、現時点での自分自身の強みや弱みをサマライズし、その内容をリフレクションして次の学びにつなげる仕組みの構築でプロジェクトです。これにより、学生が主体的に自らの学びを振り返ることで学びがサマライズされ、それを教員がサポートすることで、学生が自分の成長を実感し、学びを促進し、ひいては「学びのコミュニティ」が創出されると考えています。

活動報告3

2019/01/28

 学生自身が自分の学びをエビデンスから確認し、自らの言葉で、自分が「何ができるようになったか」、すなわち、現時点での自分自身の強みや弱みをサマライズし、その内容をリフレクションして次の学びにつなげる仕組みの構築を行ってきました。
 ポートフォリオでは、ボランティア活動や、アルバイトなど、将来のキャリア形成の財産になるような記録をつけておくことができます。そこで、学修成果サマライズでは、課外学習も振り返る様にしました。これまでの経験を経験時間として合計し、可視化できます。写真や感想などと共に振り返ることで、将来を考える時や就職活動の材料、エビデンスになります。
 今年度構築したプロトタイプについて、ボランティア学生に体験してもらいました。これまでの1年に一回行っていたディプロマルーブリックを用いた振り返りと比べ、具体的な科目を振り返りながら自分の学修成果を可視化していくことができ、反省ばかりではなく、できたところを強化する振り返りもあるので、自信につながるように思うとの意見が寄せられました。ただ、実施時期として、3月を想定していますが、もう少し早い段階の方が良いのではないかとの意見も寄せられました。これらの意見を踏まえ、来年度の実施に向けて改善を行う予定です。

ACTIVITY

活動報告1

2019/01/16

 学生自身が自分の学びをエビデンスから確認し、自らの言葉で、自分が「何ができるようになったか」、すなわち、現時点での自分自身の強みや弱みをサマライズし、その内容をリフレクションして次の学びにつなげる仕組みの構築を行ってきました。
 ようやく、ポートフォリオに蓄積された情報を確認しながら、学習を振り返り、サマライズする仕組みができました。ポートフォリオに蓄積されたレポートや、テストの成績、授業プリント、授業評価アンケートの自己評価などを一覧で確認することができます。課外活動の記録も集計し、自分の力を入れてきた内容を可視化することも可能です。

活動報告2

2019/01/16

学生自身が自分の学びをエビデンスから確認し、自らの言葉で、自分が「何ができるようになったか」、すなわち、現時点での自分自身の強みや弱みをサマライズし、その内容をリフレクションして次の学びにつなげる仕組みの構築を行ってきました。
 学修成果のサマライズは、最も満足な成果が出た科目と最も不満足出会った科目を2科目ずつ選択し、ポートフォリオに蓄積されたレポートや、テストの成績、授業プリント、授業評価アンケートの自己評価などを確認しながら、思うように行ったこと、行かなかったこと、次に活かすことと目標を記載します。これは、学修成績、ディプロマポリシーの到達度と共に、可視化されます。教員との面談で利用したり、6年間の学びのサマライズとして、今後の就職活動などにも利用可能となります。

活動報告3

2019/01/28

 学生自身が自分の学びをエビデンスから確認し、自らの言葉で、自分が「何ができるようになったか」、すなわち、現時点での自分自身の強みや弱みをサマライズし、その内容をリフレクションして次の学びにつなげる仕組みの構築を行ってきました。
 ポートフォリオでは、ボランティア活動や、アルバイトなど、将来のキャリア形成の財産になるような記録をつけておくことができます。そこで、学修成果サマライズでは、課外学習も振り返る様にしました。これまでの経験を経験時間として合計し、可視化できます。写真や感想などと共に振り返ることで、将来を考える時や就職活動の材料、エビデンスになります。
 今年度構築したプロトタイプについて、ボランティア学生に体験してもらいました。これまでの1年に一回行っていたディプロマルーブリックを用いた振り返りと比べ、具体的な科目を振り返りながら自分の学修成果を可視化していくことができ、反省ばかりではなく、できたところを強化する振り返りもあるので、自信につながるように思うとの意見が寄せられました。ただ、実施時期として、3月を想定していますが、もう少し早い段階の方が良いのではないかとの意見も寄せられました。これらの意見を踏まえ、来年度の実施に向けて改善を行う予定です。

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